ディストラクションはそれぞれ
犬の集中をそぐ原因となる物は沢山あります。
犬にとって楽しいこともディストラクションですし、犬にとって嫌なものもディストラクションとなります。
ドッグスポーツなどの競技を行う犬だけでなく、日常生活においても、ディストラクションが克服できないと、犬だけでなくハンドラーにとってもストレスになってしまうことがあります。
そこで重要なのが、犬にとってのディストラクションに少しずつ馴らして、気にならなくさせてあげるということ。
しかし、犬によってディストラクションの原因は異なります。
例えば楽しいことの中には、よその犬、飛んでいるボールやディスクなどのおもちゃがあり、嫌なものの中には、バイクや車などの大きな音、雷や花火などの破裂音、そしてよその犬などがあります。
犬種の特性から、ある程度予測できる場合もあります。
レトリバー犬種の場合、河川敷で競技会をやっていて、川に飛び込んでしまったという話も聞いたことがあります。
ボーダー・コリーと言えば牧羊犬のDNAが強い場合、動いている物を追いかけて止めようとする行動に出る犬がいます。
車やバイクの前に飛び出すような犬がそれにあたります。
よその犬が苦手な子の場合は、視界に犬が入るだけでも緊張して、吠えてしまうこともあります。
いずれにしても、ディストラクションと遭遇することで、犬は冷静さを失い、興奮や不安を抱えてしまうことになるわけです。
我が家の見習い2号。
相変らず犬大好き、人大好きで、いつでも突撃準備万端と言う感じですが、幸いかなり以前から車通りの多い所を行き来しているので、来る前の関心はほとんどありません。
ご近所に子供がいるので、寄って来られると我を忘れてしまうようですが、少し距離があれば気にしないでいられるようです。
とは言っても、壁にドンドンぶつかるサッカーボールや、奇声をあげて走り回る子供たちを見て冷静でいられるかどうかはやはり練習あるのみ。
ということで、今日は見習い2号とサッカー少年たちの横で、普段やれることの練習。
少し気になってはいますが、これぐらいの距離ならまだハンドラーの声は耳に届いているようです。
視符が無くても「フセ」が出来るようになった見習い2号。
ボールが視界に入っていても集中力アップを目指しましょう。
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