先を予測した子犬生活
パピーレッスンでよく伺うのが、「飼い主さんが見えなくなると泣く。」と言うお話。
子犬を迎えるお宅は、最近では普通にケージやサークルの中に子犬の寝場所とトイレスペースが設置されています。
子犬にはとても分かりやすいと思います。
目覚めればすぐトイレが出来るので、失敗することもありません。
もちろん、少しずれてしまったり、外れてしまうこともありますが、それは単なるミスなので、責められることではありません。
ところが、どうしても飼い主さんは在宅されていると、子犬をケージから出したくなってしまいます。
かわいい子犬を抱っこしていたい。
傍に置いておきたいと思う気持ちと、飼い主さんの傍にいたいと言う子犬の気持ちがマッチして、とても平和な時間が流れますが、いつまでも一緒にいられるわけではなく、飼い主さんはトイレに行ったり、お風呂に入ったり、夜は寝室で寝るといった、一緒にいられない時間も出てきます。
一緒にいられない時ばかりケージに入れるようにしてしまうと、犬は「ケージ=飼い主さんと離れ離れ=嫌な場所」というイメージを持ってしまいます。
すると、ケージに入れられるたびに、「出して~!」と吠えたり泣いたりすることもあるわけです。
そこで、お願いしたいのが、日常的にケージやクレートを活用すること。
同じ部屋にいてもかまってあげられないときは、ケージに入れて自分の時間を持ってもらうこと。
好きなおもちゃを一緒に入れておいてもいいですし、クレートで寝ていてもらってもいいわけです。
いつも飼い主さんを追って足元で寝ている子犬はとてもかわいいものですが、お出かけの時ばかりケージに入れてしまうと、ケージは楽しい場所ではなくなってしまいますし、飼い主さんと離れることが辛く、分離不安になってしまう子も出てきます。
おうちのルーティンが理解できるようになるまでは、子犬がストレスを感じなくてもいいように、ケージやクレートを日常的に使ってみませんか?
さて、今日のパピーレッスンは3か月半のKさんのお散歩前練習。
ハーネスとリードを着けて、飼い主さんと一緒にお家の中を歩いてもらいました。
飼い主さんが好きすぎて、飼い主さんから目が離せないKさんですが、実際外に出れば、周りのディストラクションに惑わされて、飼い主さんを見る頻度も下がってくるでしょう。
ディストラクションが無いところで、出来るだけいい習慣をつけてあげます。
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