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2022年4月15日 (金)

ハウス(クレート)トレーニングはなぜ必要?

子犬を迎えるときは、ハウスやケージ、サークルを用意するのが一般的です。
人間側の都合としては、子犬が危険な目にあわないよう子犬の安全を保持するためと、子犬のトイレをストレスなく覚えさせるためです。
しかし、実際ハウスの利用は人間側の都合だけではなく、子犬にとっても安心・安全な場所を提供することができます。

以前カウンセリングにお伺いしたお宅では、初めサークルを利用されていましたが、御主人が中に入れておくのがかわいそうだとすぐに出してしまわれ、その都度危険なものを口に入れようとしたり、トイレを失敗したりする子犬を叱る羽目になっていたそうです。

ネガティブなことばかり言われると、犬はだんだんと行動(学習)することを止めてしまいます。
間違ったことを褒める必要はありませんが、正しい行動が取れたらすかさず褒めます。
そのためには、正しい行動が出やすい環境づくりをするのが人間の役目。

ハウス(クレート)は旅行などの移動時にも不可欠ですし、旅先で備品に悪戯をしないためにも、目が届かないときにハウスを利用することは犬の安全確保にもなります。
特に慣れない場所では、普段使い慣れたハウスが犬にとっては落ち着ける場所になります。

我が家では、グラッと揺れると、自分からハウスに飛び込んでくれるので、何かが落ちてきても危険回避ができます。


さて、今日はハウスの苦手なB君の初レッスンでした。

現在のB君にはちょっと大きかったかもなハウスですが、暗い場所は犬にとって怖い場所ではありません。
フードをハウスに投げ入れてながら様子を見ていたら、自分からハウスに入って、フードを探して食べてくれました。

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初めは扉は閉めずに、ハウスに入りたい気持ちづくり。

何度か繰り返していたら、フードが入ってなくても、自分からハウスに覗きに行けるまでになりました。

入ってくれたら、どんどんフードを投げてあげます。

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夜寝るときだけでなく、昼間でもお昼寝で利用していただくと、ハウスに入る頻度もあがり、ハウスにも早く慣れるようになるでしょう。

要は楽しいこととの関連付け。
コングに美味しいものを入れて、ハウスの中に置くのもいいこと。
もちろん、ハウスでご飯を食べるのもいいでしょう。

我が家の見習い2号も、一日何度か強制休憩タイムのときにハウスを利用します。
強制休憩タイムとは、食後、アシスタントとの遊びがエキサイトしすぎたとき、私が仕事で不在にするとき、夜寝るときです。

現在アシスタントはフリーの生活をしていますが、フリーであっても、一人になりたいときは自分からハウスに入っています。

ネガティブではなく、ポジティブにハウスを利用してみましょう。

一生懸命頭を使ったB君。
今夜はぐっすり寝られるかな。

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