ドッグトレーニング:「出来る」とはどういうことなのか。
先日個人のFacebookで見習い1号と2号が並んでいる写真を載せましたが、そのとき見習い2号にはまだ「マテ」を教えていないと書きました。
じっとしている写真が撮れているので、「マテ」は教えたはずだと言われそうですが、見習い2号からみれば、「マテ」がどういうことなのかは教わっていないと言われるでしょう。
なぜなら「マテ(Stay)」は、「解除あるいは次のキューが出されるまでは動かないこと」と、教え続けてはいるものの、まだ、どんな環境下でもやらなければいけないことだとは教わっていないからです。
静かな場所で、「オスワリ(Sit)」をさせて、「マテ(Stay)」と言われたら、一瞬芸のように数秒間、私が2~3歩離れても動かないでいられるようにはなってきたものの、視界に犬が入るような場所で言ってもまず出来ません。
つまり、「どんな場所でもできるようになるんだよ。」とはまだ教えていないレベルなので、「マテ」は教えていないと書いたわけです。
限定された環境でのみ「マテ」が出来る犬は沢山います。
フードボウルを目の前にしたとき。
オヤツを目の前に見せられたとき。など、特殊な状況下では出来ますが、目の前に報酬が無い状態でも「マテ」と言われてきちんと待てない場合は、「マテ」の本質はまだ理解できていないということ。
訓練競技会の「休止」レベルの「マテ」がわかるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそうです。
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