ドッグトレーニング:無理をしない。
愛犬に何か教えようとするときはプランが必要です。
例えば「オスワリ」を教えようと思っても、一日で「オスワリ」が完璧にできるようになるわけではありません。
そのために、「オスワリ」を教える場合、以下のようなプロセスを踏んでいきます。
①「オスワリ」の体の使い方を教える。
②「オスワリ」というキューと体の動かし方を関連付ける。
③「オスワリ」と言われたら、すぐに腰を下ろせるようにする。
④ディストラクションがあっても「オスワリ」と言われたら腰を下ろせるようにする。
⑤「オスワリ」と言われたら、解除されるまで座り続けるように教える。
⑥「オスワリ」のまま、ハンドラーが犬から距離を取っても、座っているように教える。
そこで、今出来ているレベルを把握し、次は何を教えようかとプランを立てるわけですが、昨日までに出来たから、今日も同じように出来るとは限らないのが生き物。
そんなときに、「この子はわかっているはずだから」とレベルをあげてしまうと、エラーを重ねてしまったり、犬が集中できずに、好ましい行動が出てこない時があります。
そういうときは、無理をしないでひとつレベルを落として、正解を出させて自信をつけさせます。
犬の成長は右肩上がりにまっすぐではありません。
山あり谷ありで、少しずつ成長していくことを忘れないこと。
さて、今日のプライベートレッスンでは、前回までに苦手な交差点の克服を頑張ってくれていたS君が、いつもと違っていろいろなことに過敏になっていました。
いつもは気にしないものが気になっていて、集中力がありません。
そこで、今日はちょっと刺激の少ない場所で、オンとオフの練習。
プラン通りに行かなくても焦ることはありません。
犬だっていつも調子がいいとは限らないので、その時の様子をよく観察しながらプランを再考してみましょう。
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