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2022年2月24日 (木)

ドッグトトレーニング:刺激との距離を考慮に入れる。

犬が外部の刺激に負けてしまい、ハンドラーの声が耳に入らなくなるのはよくある話。
家にいるときはちゃんと出来ることが、日常の散歩中には出来なかったり。
大好きな人に会ってしまうと、飼い主の声など聞こえなくなって大興奮したり。

いわゆる刺激が強すぎて、犬が平常心を失ってしまうようなときは、その刺激からとりあえず距離を取るようにお伝えしています。
様々な刺激対象物からちょっと距離を取るだけでも、犬は冷静になることができるからです。

同様に、愛犬の呼び戻しの話で、昨日は「犬を追いかけない」と言いましたが、楽しいことに気持ちを奪われて戻って来られない犬の場合、犬の傍まで行って声をかけてあげると言う方法もあります。
もちろん、逃げている犬を追いかけるのではなく、例えば、匂い嗅ぎに集中しすぎて、ロングリードの先で好きなことをしているような場合、遠くから「オイデ~」と言っても、なかなか戻って来られないものです。
なぜなら、匂いの刺激の方が犬との距離が近いので、離れている場所で呼んでいる飼い主さんの存在はとても小さくなってしまうからです。

ハイレベルの訓練を受けていれば、遠隔でもハンドラーの声にきちんと反応出来ますが、そうでない場合は、当然近くの刺激の方に犬は心を奪われてしまいます。

遠くから、なかなか戻って来ない犬を呼び続けて、犬の名前をBGMにしてしまうより、傍まで行って、愛犬のアテンションを取ってから「オイデ」とわかりやすく言ってあげた方が戻ってきやすいでしょう。

さて、今日の見習い2号、やはり地面に落ちている物が気になって、私から離れると私の声が聞こえません。
まぁ生後4か月だからと言ってしまえばそれまでですが、そのままにしておけば、恐らく生後6か月になろうと1歳になっても、出来ないことは出来ないでしょう。

ということで、「出来る」のサポート。

近くからの呼び戻し。

202202241

名前に反応したら、すぐ褒めます。

私の正面に来ると、勝手に座ることは習慣になってきたところですが、適当なところで座るのではなく、これからのことを考えて、左脚側に座ることも少しずつ教えていきます。
当然、トリーツで誘導している段階です。

202202242

上手に動けるようになってきたら、キューをのせていきます。
まだまだ宇宙人のような見習い2号です。

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