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2022年2月23日 (水)

呼び戻し練習:犬を追いかけない

先日見習い2号と遊ぶときの話を書きました。
おもちゃの引っ張りっこは付き合ってくれるものの、一度渡すと、とりあえず一人遊びが始まってしまうというもの。

そのおもちゃを取って一緒に遊ぼうとすると、当然2号は咥えて逃げていきます。
そしてそれを追いかけると、2号の遊びはさらにエスカレートしていくことになるので、私は一切追いません。
前回のように、咥えて逃げたら、私は反対の方に行きます。
ここで名前を呼ぶかと言えば、それもしません。
なぜなら2号はおもちゃを取られたくないので、私の元に戻ってくることが楽しくないことと刷り込みたくないからです。

今までの犬たちは、おもちゃ自体は好きで、取りにも行きますが、私との引っ張りっこはもっと好きだったので、持ち逃げすることはほとんどなかったため、おもちゃを咥えて戻ろうとしているときに「おいで~♪」と言ってキューを言うことで、呼び戻しがとても簡単に出来たのですが、2号は一筋縄では行かないので、おもちゃを介さずに呼び戻しを教えています。

今日のプライベートレッスンのPさんも、トレーニングの合間に飼い主さんと一緒の遊んでもらいましたが、彼女もどちらかというと、自分でおもちゃをもって振り回すのが好きなので、取ろうとすると逃げます。
そこで、飼い主さんには、引っ張りっこのあと、おもちゃを渡したら、追わずに逃げていただきました。

202202231

逃げれば追いかけたくなるのが犬の性。
無理矢理おもちゃを取り上げることなく、Pさんが自分から持ってきてくれるのを待って、一緒に遊んでいただきました。

さて、昨日トレーナーさんたちの座談会を聴いていて、「プロは犬を呼ぶときに犬を追わない」という話が出ました。
そもそも、呼んでいるのに追いかけるのは逆の行動なので、呼ぶときに追わないのは当然だと思っていましたが、一般の飼い主さんの中には、どうも呼びながら犬を追いかけてしまう方がいらっしゃるそうです。

追いかけられることも犬にとっては楽しいゲーム。
追いかけている間はなかなか戻ってくる犬にはなれないかもしれませんよ。

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