犬は急には噛まない。
愛犬のお困り行動のひとつに「噛み」があります。
子犬の頃の甘噛みは別として、思春期を迎えるころになると、飼い主さんが何かしようとすると「噛む」という行動に出ることがあります。
多くの場合、「噛む」シチュエーションは、犬の嫌がることをしたときです。
何度も何度も繰り返し嫌なことをされていれば、犬は気配を感じたときにすぐに「噛む」行動に出るようになります。
しかし、最初から「噛み」のスイッチがすぐ入るわけではありません。
「噛む」行動に出る前に必ず前触れがあります。
たとえばボディランゲージ。
緊張、不安、恐怖など、様々な理由がそこから見えるはずです。
なかには、唸ってアピールする場合もあります。
いずれにしても急に噛むことはないので、愛犬の状態をよく観察する必要があります。
以前雨の日の散歩にレインコートを着せようとすると噛もうとするというご依頼がありました。
もしどうしてもレインコートを着せたいのであれば、犬が嫌がらないようにステップバイステップで馴らしていく必要があります。
それは時間がかかることです。
しかし、そのステップを飛ばして嫌がっている犬に無理矢理着せようとすれば、ボディランゲージを飛ばして噛むようになります。
その案件に関しては、短毛犬種ということもあり、飼い主さんはレインコートを着せないで散歩に行くことにしたそうです。
日常生活では、愛犬の嫌がることをやらなければいけないことがあります。
足ふき、歯磨き、爪切りなどです。
初めから力で無理矢理やろうとすれば、子犬の頃はなんとか出来ても、成長と共にパワーアップしてくれば当然思い通りには出来なくなります。
小さいころから、少しずつ馴らしてあげることをお奨めします。
嫌なことと好きなことを一緒に行うことで、嫌なことが楽しいことに変わることもあります。
我が家の見習い2号は前足を触られることが嫌いです。
触ろうとすると歯を当ててきます。
触られたくないからです。
そこで足を拭くときは、トリーツをあげながら、短めに終わらせるようにします。
トリーツは落ち着いて食べられているので、メンタルがいっぱいになっているわけではありません。
キューを付けながら行っているので、そのうちキューで前足を出してくれるようになってくれるでしょう。
気長にやっていきます。
生後4か月の見習い2号。
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