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2022年1月10日 (月)

ドッグトレーニングは一貫性が不可欠

ドッグトレーニングは犬に行動を教えて、キューを理解させることです。
つまり、「オスワリ」は腰を下ろすことであって伏せることではないと伝えなくてはいけませんし、「オイデ」と言われたら、すぐに来て欲しいと伝える必要があります。

きちんと教えてあっても、周囲の環境(刺激)によって出来ないことがあるのは別として、家の中など刺激が無い場所で、愛犬が出したキューの通りに行動してくれない場合の原因はなんでしょうか。

もちろん、まだ行動を理解していないケースもあるかもしれませんが、場合によっては、わかっていても「やらなくてもいい」と犬が学習しているときもあります。

どうして「やらなくてもいい」と思ってしまったのでしょうか。

「オスワリ」と「フセ」なんて、どっちをやっても別に大勢に影響が無いとハンドラーが思っている場合、犬もどっちでもいいと理解します。
なぜなら、間違ったときにハンドラーがきちんと正しいことを犬に伝えないからです。
いわゆる「まぁいいか。一回ぐらい」という感じです。

そのようなスタンスの場合、犬が間違ったからと言って犬を責めたら理不尽ですね。

しかし、様々なドッグスポーツを犬と楽しもうと思っている場合、「どっちでもいい」というスタンスは犬にも伝わるので、本番でも同様の行動が出ます。

日常生活では大勢に影響がなかったとしても、もしきちんと犬に行動して欲しいと思ったら、間違っているときは正解を出せるようにサポートしてあげる必要があります。

見習い1は「フセ」とキューを出したとき、しばらくすると腰を崩すときがあります。
そんなとき、「フセだよ。」ともう一度言うと、「あぁ、これは『フセ』じゃなかった。」と居住まいを正します。

202201101

放っておけば、腰を崩しても「フセ」だと理解してしまいます。

大したことではありませんが、オビディエンス競技をやるのであれば違いを教えておく必要があります。

家の中だからと大目に見てしまうと、外でも同様の行動が出ます。

ちゃんとやって欲しい、呼んだときには必ず来て欲しいと思ったら、きちんと行動できるようにサポートしてあげましょう。

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