みんなに知っておいて欲しい犬の一般的な習性
犬を初めて飼う、犬と初めて一緒に暮らす人にとって犬との暮らしは日々驚きの連続です。
子育ての経験があったとしても、「犬と子供は別」と思ってしまうのか、子犬と対峙しているとき、「何回言ったらわかるのかしら。」と思う方は少なくないはずです。
しかし、子犬も子供も一度で理解できるわけではありません。
繰り返し伝えていくことで、少しずつ理解し納得していくことに気づきます。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、パピーレッスンでいろいろお話をしていると、「子育てと一緒ですね。」と改めておっしゃいます。
まさしく。
ということは、子育ての経験が無い場合は、当然犬の学習について熟知している人はあまり多くないので、犬と暮らし始めて初めて犬育てを知るということになります。
是非一緒に暮らす家族のことを沢山知って欲しいと思います。
さらに、犬を飼っていない人、犬と暮らしていない人でも知っていて欲しい犬の習性がいくつかあります。
・犬には警戒心があること。
・犬には動くものを追いかける習性があること。
・犬はびっくりすると思ってもいない行動をとることがあること。
こんなことがわかっていると、
むやみに知らない犬に近づいて触ろうとしたり、犬の前で急に走り出したり、大きな声で後ろから犬を脅かしたりして、犬に吠えられたり、追いかけられたり、噛みつかれるという悲劇は避けられるはずです。
特に子供たちは自分の家に犬がいないとそういうことを知りません。
たとえ犬を飼っていないお宅であっても、「犬はこういう動物だから、こういうことはやめようね。」と伝えることは出来るはずです。
かつて、先代のボーダー・コリーとアニマルセラピー活動で小学校を訪問した時そういったお話をしました。
大人に伝えるより、子供たちに直接伝えて言った方が啓蒙活動は進みます。
そんな機会がもっと増えるといいですね。
2010年、ニキー10歳のとき。
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