犬の気質は重要
どんな生き物も、生まれてくる子は両親や祖父母などの持っている因子を引き継いでいます。
人間の親子が見た目だけでなく、性格的に似ているというのがわかりやすい例です。
隔世遺伝というのもあるので、祖父母に似ていたりもするわけです。
そして、それは当然犬の場合にも当てはまります。
良心的なブリーダーは、スタンダードを守っていくために、遺伝病を出来るだけ排除するように心がけることは当然のことながら、見た目や気質にもこだわって繁殖しています。
いわゆる「出来ちゃった」では済まされないというのがブリーダー業の核とも言えるでしょう。
わが家が最初のボーダー・コリーを決めたのは、母犬の性格を見たからでした。
異常な警戒心を見せず、初対面の私に対しても、とてもフレンドリーに接してくれました。
我が家にやってきた子犬は母犬と見た目とても良く似ていて、性格もフレンドリー、かつとても活発で、様々なドッグスポーツに付き合ってくれました。
遺伝によって受け継がれるものには「身体的特徴」だけでなく「気質」もあります。
愛犬の気質ご存知ですか?
同じ犬種なのに、〇〇ちゃんはフレンドリーなのに、ウチの子は警戒心が強くて・・・。
それはもしかしたら「気質」が関わっているかもしれません。
つまり、いい「気質」だけでなく、親犬の困った「気質」も遺伝している可能性があるということです。
だからと言って、「気質」のせいにして手を抜いてはいけません。
「気質」をきちんと理解することで、犬と真剣に向き合っていくことが大事です。
特に小型犬は、高層マンションなどで飼われていることも多いので、マンション内の移動の際、自分の足で歩けなかったり、あるいはパーソナルスペースが取りづらいエレベーターを日常的に使わなければいけない状況だったりと、社会化の強化が人一倍必要な環境に置かれています。
しっかりサポートしてあげましょう。
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