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2021年12月29日 (水)

犬の行動だけを変えればいいの?

犬は生後7~8か月から1歳半ぐらいが思春期と言われています。
人間でいうところの中高生といったところでしょうか。

子犬と暮らし始めて生後半年を過ぎるころ、今まで少しずつ気になっていたことがだんだん大きくなって、いわゆるお困りごとになってしまうことがあります。

子犬の頃は体も小さいので、なんとか対処出来ていても、体が大きくなるとともに制御しづらくなり、気が付くとお散歩が上手くできなくなっていたり、他の犬に吠えるようになっていたり、犬がいろいろな刺激に過剰反応するようになったりと、それぞれお困りの内容は異なりますが、成長と共にいろいろ話が通じるようになってきたと気を緩めていると、ちょっと違う方向にいっていたりすることがあります。

なぜこんなことが起こるのでしょうか。

要は目に見える問題行動のみを矯正しようとしているために、なかなか治らないといったことが原因です。

例えば、散歩中の引っ張り。
多少前を歩くという話ではなく、愛犬が自分の行きたい方向へどんどん飼い主を引っ張って進んでいく場合。
引っ張らないように物理的に止めたとしても、愛犬の気持ちがハンドラーより外的刺激に奪われていれば、いくら止まってもまた引っ張っていくでしょう。
そもそも、散歩は飼い主と一緒に行くもの。
一人で勝手に好きなところに行くものではありません。

もちろん、家の周りが限りなく続く畑や田んぼなど、外部の刺激に左右されても安全を確保できるようなところを散歩させているのであれば、好きなだけ匂いを嗅がせたり、引っ張りたいだけ引っ張らせてもいいのかもしれませんが、車通りがあったり、他犬とのすれ違いがあったりと、愛犬をあまり自由に出来ない環境であれば、当然ハンドラーと一緒に歩くことをお願いしたいところ。

「引っ張るな」と言うだけでなく、「どうやって歩いて欲しいのか」を丁寧に伝えていくための関係作りも必要です。
愛犬にとってわかりやすく伝えるには、日常生活の中でのコミュニケーションも欠かせません。

問題だけの対処法を考えるのではなく、日常生活全般を見直してみることが必要な時もありますね。

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関係作りは一夜にしてならず。
わが家の見習い2はまだまだ宇宙人レベルです。

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