ドッグトレーニング:「般化」は難しい。
「般化」とは・・・。
「般化」をネットで確認すると、「一定の条件反射が形成されると、最初の条件刺激と類似の刺激によっても同じ反応が生じる現象」と書かれています。
ドッグトレーニングで「般化」すると言うと、例えば道端に置いてあるゴミ袋。
家の前のゴミ袋も、あっちの家の前のゴミ袋もみんな同じゴミ袋だから、いちいち気にしなくても大丈夫だと犬に教えていくことです。
バイクも同じ。
50ccのバイクも750ccのバイクも、バイクはバイクで同じだから、気にしないで大丈夫と教えること。
しかし、犬が「あれもこれも同じものだね」と般化できるようになるまでには経験が必要とされます。
つまり、多くを経験すること、社会化することによって「般化」も速く進むわけです。
そのためには、もちろんハンドラーのサポートは欠かせません。
さて、今日のプライベートレッスンは若いオスのボーダーコリー。
ボーダーコリーと言えば、いろいろな動くものへの反応性が高い犬種と言われています。
さらに若いオスともなれば、落ち着いているわけがない。
しかし、待っていても自然に落ち着くわけでは無いので、やはりハンドラーのサポートが必要になります。
ご自宅から離れた公園を使ってのウォーキング練習。
平日の日中という比較的静かな環境の中で、ハンドラーへの意識をあげる練習をしました。
最初は多少バタバタしていますが、好ましい行動だけをマークして褒めていくと、だんだん上手に歩けるようになります。
ところが、石畳から落ち葉が敷き詰められた土の地面に移動しただけで、再び意識は外に向いてしまいます。
環境が変わったから当然ですね。
また最初から同じようにやり直し、意識をハンドラーに向けるようにしていきます。
環境が変わってもやるべきことは変わらないと教えていくにはハンドラーのサポートが欠かせません。
こういった練習はただ散歩のためだけにやっているのではありません。
ハンドラーとの協調性を培うためにも必要な作業と言えるでしょう。
一人で散歩しているのではなく、リードの反対側にはいつもハンドラーがいるという意識を持ってくれると話が通じやすくなりますね。
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