ドッグダンス:ヒールポジションの重要性
ドッグダンスにはフリースタイルとヒールワークトゥミュージック(以下HTM)という二つのカテゴリーがあります。
フリースタイルはその名の通り、犬に危険が無い動きであれば、いろいろな動きを取り入れることができますが、HTMはヒールポジションを基本に犬とハンドラーが一体感を持って動くことがメインのムーヴになります。
つまり、HTMでは規定のヒールポジション(FCI規定では10個)にいる犬と一緒に前進・後退・サイドステップ・旋回など様々な方向への移動や速度変換が求められます。
一方フリースタイルにおいてはヒールポジションは必要ないので、ドッグダンスを始めたときからヒールポジションを習ったことが無いと言う人がいます。
確かに、犬にヒールポジションを要求する必要のないフリースタイルですが、様々なトリックや遠隔作業を行うにあたって、犬をどこからどこへ動かそうかと考えたとき、犬にとってわかりやすいのはヒールポジションです。
なぜなら、犬に「その辺にいて、あっちを向いていて」というより、左のヒールポジションでハンドラーと同じ方向を向いているように指示してあげた方がわかりやすいからです。
例えば、向かい合わせのポジションから犬を5メートルほどバックさせ、そのまま半回転して戻ってきて欲しいとき、犬にただ「バック」という指示を出すだけでなく、ハンドラーの足の間のポジションだったり、左ヒールポジションに戻って来るように言った方がバックステップの速度もあがり、犬も自信を持って下がってきやすくなります。
大したことではないように見えますが、犬は空間認識がしづらいので、何も目標物がない状態で動くより、ハンドラーをターゲットとした方がわかりやすくなるからです。
さて、今日はドッグダンスの定期クラスでした。
フロントポジションはHTMの規定には無いポジションですが、きちんと教えてあげると、対面のバックステップのスタートとしてわかりやすいですし、ハンドラーとシンクロしながらサイドステップが出来るようになると、ムーヴのバリエーションも増えるので、きちんと教えてあげましょう。
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