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2021年11月 9日 (火)

子犬にとってはすべてがおもちゃ

子犬の退屈を紛らわすためや、楽しくコミュニケーションを取るために、子犬と遊ぶことを推奨されています。
個人的には、おもちゃを投げて取ってきてもらったり、あるいはおもちゃの引っ張りっこは子犬を遊びに誘いやすい方法ですが、そもそも犬には「おもちゃ」という概念はないので、目の前で動いている物を見れば、なんでも跳びついて噛みつきたくなるものです。

おもちゃにはボールだったり、ぬいぐるみだったり、カミカミおもちゃだったりといろいろなタイプがあるので、個々に名前を付けてあげると、犬はきちんと弁別し、言われたおもちゃを持ってきてくれるようになることがわかっているので、特定のおもちゃで遊ぶことを犬に提案することは可能です。

いずれにしても、子犬は噛むことが大好き。
動いていないものであっても、口の傍にあれば、ダイニングテーブルや椅子の脚、壁紙、カーペット、はみ出している電気製品のコードなど、子犬の餌食になるものは数えきれないほどありますが、動いていればいっそう興味がそそられます。
それがおもちゃでなかったとしても彼らには関係ありません。

今日はリードを嚙んでしまうというご相談がありました。

大事なのは、遊ぶときとそうでないときの区別をきちんと犬に伝えること。
それにはある程度インパルスコントロールのトレーニングが必要になります。

まだ上手にインパルスコントロールが出来ていない場合は、子犬の目の前でリードをブラブラさせないこと。
目の前でリードが動けば当然気になってしまいます。
上手に歩けるようになれば、目の前にリードがあっても気にすることはなくなります。

この時、リードを引っ張って「ダメ!」と言えば、いつもは引っ張りっこで遊んでくれるのに、なぜ?となります。

リードが気になるようであれば、リードよりハンドラーに気持ちが向くような基本トレーニングを行うこと。
それでもリードを噛み始めたら、子犬の気持ちをリードからリセットさせること。などが必要になります。

リードはおもちゃじゃないと教えることも大事ですが、リードに気持ちがいったことでオーバーリアクションし過ぎないこと。
リードを引っ張るより楽しいことを提案してみてもいいでしょう。

要はハンドラーの忍耐。
愛犬が理解できるまで、根気よく伝えていきます。

見習いが我が家に来たのが生後2ヵ月。
その3日後にはハーネスを着けてカート散歩。
もちろんリードも着けていますが、カートの外が気になって、ハーネスやリードは眼中になかったようです。

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自力で歩くようになった時は、ロングリードを着けて、なるべくリードの存在を気にしないようにさせるとともに、外でもおもちゃで遊ぶようにしたところ、リードを噛むという行動はほとんど出ませんでした。

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個体の性格にもよりますが、要はリードをおもちゃにしないでいられるような環境づくりが大事。
リード嫌いにならないようにいろいろ工夫してみましょう。

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