ドッグトレーニング:ハードルは少しずつあげていく
犬のトレーニングを始めると、犬の意欲につられて、ついつい早く先に進みたくなってしまうものです。
例えば、ヒールウォーク(脚側で歩く)。
通常のお散歩と違って、ハンドラーの左側を離れないように歩くことですが、初めにちょっとトリーツなどで誘導して歩き始めると、犬が楽しそうについて来るので、犬が理解しているような気になってしまうものですが、その時点ではまだ犬は行動を理解していませんし、言葉のキュー(「ヒール」や「ツイテ」など)との関連付けも出来ていません。
しかし、出来た気持ちになってしまうと、翌日「ヒール」と言っても全然付いてきてくれない犬に、「昨日やったじゃないの。」と言いたくなってしまいがち。
でも、犬にしてみれば「なんのこっちゃ。」だったりするわけです。
トレーニングの合間に、見習いVincentと遊具を使って遊びました。
初めてチャレンジしたのが9月28日。
この時は、左手にトリーツを持って、少しずつ上りたい気持ちを引き出し、一段目に後肢があがったら沢山褒めて終わりにしました。
次にチャレンジしたのが9月30日。
この日は誘導しながらさらに1段上がってみました。
それから少し日があいたので、一度リマインドしたあと、10月8日にさらに一段。
この時点で、トリーツを持たなくても、ここまではスムースに上がれるようになりました。
何も言わなくても、この前に立つと自分から上りたくなっているようです。
そして10月12日、自発的に上り始めたので、「クライムアップ」のキュー付け。
自分で一番上まで登りきることが出来ました。
最終日の模様はこちら👇
ひとつひとつ、手順を追って教えてあげることが大事ですね。
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