ドッグトレーニング:「待てる犬」にするには?
今日の2件のプライベートレッスンは、たまたま若いボーダー・コリーの女の子と男の子でした。
女の子は、これから少しオビディエンス(服従訓練)をやってみたいとおっしゃる飼い主さん。
男の子は、パピートレーニングからお手伝いさせていただき、現在デイリートレーニングを行っています。
さて、ここで共通していることは、「きちんと待っていられる犬になって欲しい。」という部分。
「きちんと待っている」とはどんなことを言うのでしょうか。
例えば、クルマのディーラーで営業マンと話をするので、「ちょっと待っててね」と言われた犬たち。
例えば、散歩の途中で朝食のパンを買うので、店の前で「ちょっと待っててね」と言われた犬たち。
前者は屋内なのでリードは繋いでいませんが、動かないでフセをし続けることが大前提。
後者は屋外なので、ガードレールにリードを繋いでいますが、立ち上がったり、通りがかりの人にちょっかいを出してはいけないというのがルール。
最後はオビディエンス競技で、ハンドラーが犬から目視出来ない場所に隠れて2分間微動だにしないことを求める「マテ」
つまり、「マテ」のレベルはいろいろです。
ただ、明らかなのは、ハードルを少しずつ上げながら練習をしていかなければ、最後のレベルには到達できないということです。
そこで重要になって来るのが何度も書いている「3D」。
つまり、「Duration(持続時間)」「Distance(距離)」「Distraction(環境刺激)」です。
目の前で、5秒動かないでいられたら、次は7秒、9秒、というように、少しずつ時間を伸ばしたり、あるいは、目の前で5秒動かないでいられたら、犬から2歩離れて5秒動かないでいられるか。
そして、最後はよその犬が走り回っているドッグランの横で同じようなことができるのか。
と言った練習を繰り返して行うことによって、最終的にハンドラーの姿が見えなくなっても、必ず戻って来ると犬が理解していれば「待てる犬」に成長できるわけです。
焦らず、確実に伝えていきましょう。
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