トレーニングは楽しくないと始まらない。
先日書いた記事の中で、「犬がエラーを起こしたときは、楽しいことが終わってしまう(楽しいことが起こらない)ことで、何か間違えたらしいということを理解してもらう。」と書きました。
っが、ここで大事なのは、犬たちと今やっていることを犬が「楽しい」と思っていなければ、それが終わってしまっても全く犬は構わないということです。
例えば、遊びの中で犬がエキサイトしすぎて、甘噛みがきつくなってしまったり、跳びつきが激しくなって、お子さんに危ないと思われるようなときに、いったんその場を離れて、楽しいことが終わることを犬に伝えるということはよく使われる手法です。
「ノー!」や「ダメ!」と声を荒げて犬を緊張させたり、興奮させて逆キレさせるより、クールダウンさせて、その行動は好ましくないと伝えていくわけです。
しかし、一般的なトレーニングにおいて、犬がトレーニング自体を楽しんでいなければ、ステップを重ねていくことは難しいものです。
最初は犬が喜ぶオヤツやおもちゃをご褒美に使いますが、次第にハンドラーと一緒に作業すること自体が楽しいことと理解させていかなければ、いつまで経っても、犬が人との作業を楽しめるようにはなりません。
オヤツがもらえるからやる。
オヤツが無いならやらない。
という発想にならないように、ひとつひとつをきちんと積み重ねていくことが必要です。
犬に何かを教えることはある意味簡単ですが、マストで強制するのではなく、犬がハンドラー(人)と関わることが楽しいと思えないと、学習はなかなか進まない上に、犬にとっても負担となってしまいます。
まずは犬の気持ちづくりが大切ですね。
今日はいつもイベントを手伝って下さっているスタッフたちの練習会。
コロナ禍で、なかなかできなかったのですが、久しぶりにゆっくり基本の見直し、ドッグダンスのルーティンの構成のはなし、最後はラリーオビディエンスの練習と、盛りだくさんでした。
愛犬との作業を楽しいものにするには、愛犬も楽しくなくてはできません。
そのためにサポートしてあげられることを個体によって考えることも大切ですね。
-----------------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- 子犬のリードウォーク(2024.10.10)
- なんですぐやってくれないの?(2024.10.09)
- 愛犬とのコミュニケーションははわかりやすく(2024.10.08)
- 愛犬はなぜ「マテ」ないのか。(2024.10.07)
- しつけ相談会@港区立有栖川宮記念公園(2024.10.06)
コメント