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2021年10月21日 (木)

ウチの子天才?

パピーレッスンにお伺いし、おうちの中のルールを教えながら人と暮らすことの楽しさを犬たちに教えていくと、次に来るのがお散歩。
お散歩のハードルを乗り越えながら、トレーニングレッスンを続けていくと、あるとき飼い主さんから、「最近話が通じるようになってきた。」というお声が聞けるようになってきます。
素晴らしいことです。

それは飼い主さんがご自身でもトレーニングをしてくださっているからで、レッスンに伺った時だけのお勉強タイムだけでは成果は出ません。
トレーニングは散歩が出来るようになったから終わりではなく、その後も愛犬とのコミュニケーションを確固たるものにしていくために日々の努力は欠かせないということです。

そして、ある程度話が通じるようになってくると、ついつい「もうトレーニングはいらないな。」と思われる飼い主さんが多いのですが、実際その後フォローアップのご依頼を受けることが少なくありません。

なぜなら、1歳前後になると、今度は思春期(反抗期)が始まって来るので、今まで出来ていたのに、急に出来なくなったりするからです。

下記にとてもいい記事が載っています。
https://inuiwaku.net/?p=36518

まさしくコレです。

何を隠そうアシスタントのニコルにもそんなときがありました。
14歳と12歳の先住犬がいるわが家に生後5か月でやってきたアシスタントですが、日々楽しく遊び、楽しくトレーニングを重ねた結果、ある程度信頼のおけるレベルになってきたころ、20メートルほど離れた場所から呼び戻しをかけたら、全く反応しなかったのです。
こっちを見ながら「どうしようかなぁ。」と考えている風でした。
今まで、ダッシュで飛んできた子が・・・。

とうとう来たか思春期が。

と言うわけで、「それはちょっと違うと思う。」と彼女が悩む度に伝え続け、無事思春期を乗り越えました。

犬は賢いので、人が犬を観察する以上に人のことをよく観ています。
自分にとって何がメリットなのかを見極めますし、人がいい加減であれば、当然人の話も適当に聞いています。
遊びも学びも真剣に向き合うことが大事。
そして学びは犬が生きている間続くと言ってもいいでしょう。

子犬の頃は何でも吸収してくれるので、ついつい「ウチの子天才!」と思ってしまいますが、「ウチの子天才」でありつづけるためには99パーセントのハンドラー(飼い主)の努力が欠かせないということです。
1パーセントは何かって?
犬の気質でしょうか。

アシスタント、生後11か月。先住犬12歳11か月
202110211
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