犬の許容レベルを過信しない
犬同士の挨拶については何度も書いていますが、犬の中には、性格的に「ウェルカム(どんな犬に対しても寛容)」なタイプの子がいます。
「誰とでも遊ぶ」とまでいかなくても、相手の犬のタイプがどんなタイプでもあまり過剰に反応することなく、落ち着いていられるタイプです。
4歳を超えているような成犬の場合、「そういうタイプ」と位置付けることも可能ですが、若い犬の場合、「そういうタイプ」ではないこともあります。
つまり、ある意味我慢しているということです。
特に子犬の場合、相手の動きにどう反応していいのかわからないために、過剰反応せずに大人しくしているように見えることがあります。
この状態を、「この子は大丈夫」と思っていると、ある日突然豹変してしまうことがあります。
つまり、堪忍袋の緒が切れるというか、自分の意思をはっきり表すようになってくると、当然のことながら「イヤなものはイヤ!」と言えるようになるわけです。
子犬の頃はいろいろなことやものに早く馴らしてあげようと、飼い主さんは子犬にいろいろな状況を経験させようとします。
それはとてもいいことなのですが、その際気をつけなくてはいけないのが、子犬の「気持ち」です。
嫌な時はいつでも逃げられるように逃げ場(リードを長めに緩めておくなど)を用意しておく必要があります。
例え子犬の意思表示がはっきり見えなかったとしても、相手の犬がしつこくして来たり、興奮して吠えたてているような場合は、少し距離を取ったり、あるいは、「それじゃぁ。」とその場を後にすることも考えましょう。
しつこい犬や吠える犬が子犬にとっていい経験にならないことは明らかなので、子犬のことを考えてその場を離れる勇気も必要です。
子犬は日々成長しているので、多くの経験を元に次の行動を選択するようになります。
自分がやられて嫌だなと思うようなシチュエーションは子犬のためにもならないので、3秒ルールを適用することも大事ですね。
さて、今日のプライベートレッスン、体はすでに20キロ越えですが、まだまだ5か月のお子様。
いろいろな物が気になるお年頃ですので、少し静かな場所で、ポジティブディストラクションのレッスン。
床に置かれたトリーツボウルやおもちゃを気にしないで、ハンドラーに集中出来たら褒めていきます。
ご褒美はおもちゃで遊ぶこと。
おうちの中だけでなく、外でもおもちゃで遊べるようになると、退屈して地面ばかり気になることも少なくなりますよ。
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