パピーレッスン:いい行動は繰り返し褒めて習慣にする
私のパピーレッスンでは、比較的早い段階で子犬たちが座るようになります。
これは「オスワリ」を最初から教えているのではなく、子犬が座った瞬間を必ず褒めて「強化」しているので、座るという行動自体が習慣になるからです。
つまり、子犬は私を見ると大抵二足立ちしたり、跳びつこうとしてピョンピョンするので、私はそれをやめるまでは笑って見ているだけで一切手を出さず、跳びつきを止めたときやオスワリしたときに思い切り褒めるようにしています。
もちろん、レッスン以外の日常でも飼い主さんたちがオスワリする愛犬を見てすぐに楽しそうに褒めて下さるので、座るという行動はさらに頻繁に出るようになり「定着」しやすくなります。
子犬が当たり前のように跳びつかないで座るようになってきてから初めて「オスワリ」という言葉をのせていくので、子犬がオスワリと言う行動を覚えるまでには一切体を押したり、オヤツでオスワリの仕方を誘導もしません。
※フセの姿勢からオスワリするようなときは、体の使い方を誘導で教えます。
子犬たちは知らないうちに「座った方がいいことがあるらしい。」と学習していくので、道端で見ず知らずの人に「かわいい」と声をかけられても、自ら座り、相手に不快な思いや怪我をさせることもなくなります。
わずか数キロの小型犬ならまだしも、生後5か月で20キロもある大型犬ともなれば、分別なく跳びつかれれば大けがをさせないとも限りません。
昨日はB君のレッスンでした。
サークルで待っているB君は当然サークルに前足をかけて大歓迎ですが、黙っていれば自分から座ってくれますし、「オスワリ」の言葉の意味もちゃんと理解出来ているので、エレベーターに乗るときや、知らない人と距離が近くなった時など、座らなければいけないシチュエーションでも声をかければすぐに座ってくれます。
体は大きいので、知らない人から見れば大人のように見られてしまいますが、中身は子供ですから日々のお勉強は欠かせません。
「オスワリ」が鉄板なB君はお散歩コースでも人気者だそうです。
嬉しいことです。
お散歩から戻って来ると、さすがにくたびれたのか自分からオフになります。
抑えきれないほど大きくなってから慌てるのではなく、子犬の頃からきちんと伝えていくことが大切ですね。
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