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2021年10月

2021年10月27日 (水)

ディストラクションレッスン

今日はオビの基礎を勉強してくださっているPさんのプライベートレッスンでした。

おうちの中では集中力もあり、基本が大分理解できてきていますが、外に出れば様々なディストラクションがあるので、ついつい飼い主さんの声が聞こえなくなってしまいます。
当然のことです。

そこで、外でも飼い主さんに集中する練習から。

いいタイミングで、Pさんにとって興味津々な郵便屋さんや宅配便など、次から次へとやってきたので、とてもいい実践練習が出来ました。

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最後は見習いがディストラクションになって、飼い主さんへのフォーカス強化。

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楽しいことと組み合わせることで、飼い主さんに向ける意識の割合が少しずつあがってきました。

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2021年10月26日 (火)

パピーレッスン:いい行動は繰り返し褒めて習慣にする

私のパピーレッスンでは、比較的早い段階で子犬たちが座るようになります。
これは「オスワリ」を最初から教えているのではなく、子犬が座った瞬間を必ず褒めて「強化」しているので、座るという行動自体が習慣になるからです。

つまり、子犬は私を見ると大抵二足立ちしたり、跳びつこうとしてピョンピョンするので、私はそれをやめるまでは笑って見ているだけで一切手を出さず、跳びつきを止めたときやオスワリしたときに思い切り褒めるようにしています。

もちろん、レッスン以外の日常でも飼い主さんたちがオスワリする愛犬を見てすぐに楽しそうに褒めて下さるので、座るという行動はさらに頻繁に出るようになり「定着」しやすくなります。

子犬が当たり前のように跳びつかないで座るようになってきてから初めて「オスワリ」という言葉をのせていくので、子犬がオスワリと言う行動を覚えるまでには一切体を押したり、オヤツでオスワリの仕方を誘導もしません。
※フセの姿勢からオスワリするようなときは、体の使い方を誘導で教えます。

子犬たちは知らないうちに「座った方がいいことがあるらしい。」と学習していくので、道端で見ず知らずの人に「かわいい」と声をかけられても、自ら座り、相手に不快な思いや怪我をさせることもなくなります。

わずか数キロの小型犬ならまだしも、生後5か月で20キロもある大型犬ともなれば、分別なく跳びつかれれば大けがをさせないとも限りません。

昨日はB君のレッスンでした。
サークルで待っているB君は当然サークルに前足をかけて大歓迎ですが、黙っていれば自分から座ってくれますし、「オスワリ」の言葉の意味もちゃんと理解出来ているので、エレベーターに乗るときや、知らない人と距離が近くなった時など、座らなければいけないシチュエーションでも声をかければすぐに座ってくれます。
体は大きいので、知らない人から見れば大人のように見られてしまいますが、中身は子供ですから日々のお勉強は欠かせません。

「オスワリ」が鉄板なB君はお散歩コースでも人気者だそうです。
嬉しいことです。

お散歩から戻って来ると、さすがにくたびれたのか自分からオフになります。

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抑えきれないほど大きくなってから慌てるのではなく、子犬の頃からきちんと伝えていくことが大切ですね。

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2021年10月25日 (月)

犬との生活:車酔いの話

日本で、中・大型犬と暮らしていらっしゃる方は、ほぼ車での移動が当たり前の生活となります。
なぜなら公共交通機関に犬を乗せられないからです。
顔を出さないように犬をパックするには、小型犬でなければ恐らく難しいでしょう。

そこで問題となるのが犬の車酔いです。
自分に車酔いの経験が無いと、犬が車に酔うとは思ってみなかった人は沢山いるのではないでしょうか。

子供の頃一緒に暮らしたコリー犬は車が大好きで、買い物に行こうとすると、いつも勝手に後部座席に座って待っていました。

その後、自身で世話をする初めての犬(ハスキー)を迎えたときも、車は大好きで、いつもワゴンのカーゴスペースに乗ってくつろいでいました。

ところが、その次にやってきたボーダー・コリーの女の子が車に弱かったので、初めて犬も車に酔うということを実感したわけです。
自宅に引き取って来る日も、後部座席で吐いていましたし、その後も、車に乗るたびによだれから始まり、用事を済ませて家に戻ってきて、ギアをバックに入れると吐くということを繰り返していました。
だからと言って車が嫌いなわけではなく、乗ることも躊躇しませんでした。

しかし、中には車に乗ること自体から練習しないと難しい子もいます。
小型犬は抱っこで乗せられるので、さほど苦労はしませんが、大型犬クラスになると、自力で乗ってもらう必要が出てくるので、嫌だ!と拒否されて座り込まれるとどうにもなりません。

ということで、車酔いするかどうかの前に、車に乗る練習が必要になってくる子もいるので、最初に車に乗せる日が旅行や遠出(ロングドライブ)というのはあまりにも無謀すぎます。
まずは車に乗ることだけの練習から始めましょう。

一緒に後部座席に座って本を読んだりしながら、動かない車の中で時間を潰すのもひとつです。
時々オヤツをあげながら、その環境にならしていきます。
場合によっては、車にクレートを積んで、その中で落ち着いていることから馴らす必要もあります。

自分から楽しそうに車に乗れるようになったら、エンジンをかけてみたり、家の周りを一回りしてみるといいでしょう。
付き添ってくれる人がいれば、運転者以外に、犬の傍で犬にオヤツをあげてくれる人がいてもいいかもしれません。

車が動いてから、よだれが出始めたりする場合は、車酔いの可能性があります。
無理はしないで止まって様子をみてみましょう。

基本的に、車に乗せるときは何も食べさせない方が無難です。
犬の消化時間は7時間程度と言われているので、食べてしまえばどうしても車酔いしやすくなります。

我が家の初代ボーダー・コリーの場合、長距離移動になるときは、車に乗る前に獣医師から処方された車酔いを飲ませることもありました。
ボーッとするので、車酔いしづらくなります。

車酔いする犬も、楽しく遊んで帰ってくるときは酔わないこともあるので、疲れさせてから乗せるのも一つの方法です。

子犬の頃は三半規管などが発達していないので、車酔いの確率は高くなりますが、成長と共に治る場合もあります。
初代ボーダーとその娘は両方とも子犬の頃から車酔いがひどかったのですが、1歳ぐらいまでに治ってしまいました。

一方、息子のボーダーは全く車酔いせず、現アシスタントと見習いも全く問題ありません。
個体差が大きいと言えるでしょう。

楽しい愛犬とのドライブのためには、予行演習から始めることをお奨めします。

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車酔いを克服した母(左)と娘(右)と、全く酔わない息子(中央)

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2021年10月24日 (日)

なんとかしたい!子犬の悪戯

子犬を初めて迎えると、犬との暮らしがこんなに大変なのかと思い知らされる人は沢山いると思います。
なぜなら、犬との楽しい生活、癒される生活を夢見て犬暮らしを始める人にとって、現実はあまりにも程遠かったりするからです。

これはいわゆる結婚生活とも似ています。
最愛の人と暮らすのだから、きっと楽しいに違いない。
しかし、実際朝から晩まで一緒にいると、今まで気づかなかったことにも気づくようになるし、それがいいことであれそうでないことであれ、とりあえず全てまとめて受け入れなければ結婚生活は長続きしないのと同じです。

「犬」という異種のことを知らずして、犬と共に暮らすことはなかなか難しいものです。
もちろん、全てを受け入れて下さればいいのですが、それ以前に日々の生活が大変過ぎて、疲れてしまう飼い主さんも少なくありません。

行動範囲が狭い時期はまだしも、散歩に連れていかれるかどうかぐらいの時期になってくると、動きも活発化し、狭いところに閉じ込めておくことは出来ません。

犬の立場に立ってみると、みなぎるエネルギーをどう発散させればいいのか悶々としているので、とりあえず身の回りにあるものをかじったり、ひっかいたりと、いろいろやるようになるわけです。

一番にターゲットにされるのは、トイレシーツ。
トレイに入れてあろうが、ネットが付いていようがお構いなしに引きずり出してビリビリにする。
破壊だけならまだしも、かじっているうちに食べてしまったりということも少なくありません。

せっかく寝心地よくしてあげようと用意したベッド。
気づいたらこれも破壊されて、最後はお腹を壊すまでに(我が家の見習いの場合)。

噛みたい衝動、掘りたい衝動。
こういったものを解消させてあげるためには、人間側もいろいろ工夫して付き合っていかなければいけません。
何の手も打たないで、「ウチの子は悪戯ばかり」というのは理不尽です。

おもちゃを介して遊びに誘ったり、追いかけたくなる安全なおもちゃを用意して、走らせてあげたり。
場合によっては小さいころから、頑張ればフードがゲットできる知育玩具などを取り入れてもいいかもしれません。

いずれにしても、思春期の高校生のように、子犬たちもそのエネルギーの発散先に悩んでいるので、飼い主としてはなんとか悪い方向に向かわないようにサポートしてあげることが必要です。

当然体を疲れさせるだけでなく、頭の刺激も必要です。

このようなサポートもしないで放っておくとどうなるか。
運動不足であれば、お腹も空かないので、そのうち食べることに興味が無くなってくることもあります。
そこで、いろいろ美味しいものを食べさせようと飼い主が努力してしまうと、美味しい物しか食べてくれなくなるという弊害も出ます。

体も心も持て余していれば、悪戯に没頭するようになります。
ドッグベッドに飽き足らず、クレートの破壊、サークルの破壊、さらには床剥がしと、子犬の悪戯はますますエスカレートしていきます。

散歩に出られるようになったら、是非散歩に連れて行って下さい。
様々な刺激を受けることで、心身ともに心地よい疲労感を得れば、食も進むし、イライラして破壊するという行動も減ってきます。

散歩に行かないことで、散歩に行けなくなってしまうと、今度は肥満と言う弊害も生まれます。

犬との暮らしで健康になったという飼い主さんは沢山います。
「散歩に連れて行ってあげないとかわいそうだから。」と仕事から帰って疲れていてもちゃんと行く人は行きます。
確かに一日フルタイムで働いて帰ってくると、本当に行きたくない日もありますが、犬たちとの散歩でリフレッシュすることは沢山ありました(自分の場合)。

「1時間行かなきゃ」という縛りを作るのではなく、犬と一緒に散歩に出たら、思いのほかリフレッシュできて、ついつい1時間ぐらい経ってしまったということもあります。

元気な犬たちと是非沢山散歩に行ってください。
そのうち、どんなに行きたくても、「もう歩けないよ」とシニア犬に言われてしまう日がやってきます。
元気で健康なうちは、是非散歩にいきましょう。

さて、今日は散歩嫌いなT君のレッスン。

相変らず、散歩に出るときは尻込みしているのですが、出てしまうとタッタカ歩いてくれます。
そして帰るころになると、今度は帰りたくないと言うT君。

もしかしたら、散歩の醍醐味がわかってきたのかもしれませんね。

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2021年10月23日 (土)

ロングリードの使い方

今日パピーレッスンで伺ったお宅で言われたこと。
「ロングリード(4.5メートル)で走らせたいんですけど、走らないんです。」

まず、犬は目的が無いとなかなか走ってくれません。
例えば我が家の見習いのように、私を中心に勝手に左周りで走っている犬もいますが、元々はおもちゃを咥えていると、アシスタントが追いかけて自然に走るようになったからで、最初から勝手に走っていたわけではありません。

ドッグランに行くと当然他の犬がいるので、仲良く追いかけっこということはあります。
片方が誘って片方が追いかける。
たまに両方が追いかけて欲しい場合は、なかなか遊びが成立しなかったりします。
いずれにしても相手があればこそ。

犬を走らせたい。運動させたい。ということであれば、やはりフェッチ(投げたものを拾って持ってきてもらう)が一番の早道ではないでしょうか。
もちろん、飼い主さんと一緒にジョギングという手もありますが、息が合うようになるまでは時間がかかります。

つまり、いくらロングリードにしたからと言って、犬は勝手に走り回るわけではないということ。

ある程度ハンドラーとの関係性が出来ていると、犬はハンドラーから離れず、どちらかというと指示を待つようになるので、逆に勝手には離れません。
反対に、ハンドラーにあまり興味のない犬は、ロングリードにすれば勝手に匂いを取りながら歩いて行きますが、別に走るわけでもありません。

運動させたいと思うのであれば、大好きなおもちゃで誘って投げ、犬に持って来させ、犬が戻って来るときに犬を追いかけさせながらさらに移動し、適当なところでおもちゃを回収してまた投げるという方法が、ロングリードを使った運動では効果的です。

ここで間違えないようにしてほしいのが、フレキシブルリードで同じことをやろうとすると危険だということです。
全速力で取りに行った場合、リードの長さがマックスになる前に上手に呼び戻したり、リードが張らないように飼い主が必死に走るということが難しいからです。
ましてや大型犬の場合は、犬の勢いに負けて持ち手が手から離れてしまわないとも限りません。
そうなると、持ち手は勢い余って犬の方に飛んでいき、犬は大きな音を立てながら自分を追いかけてくる持ち手から逃げようとパニックになってしまうこともあるからです。

目に見える長さのロングリードであれば、犬が投げたおもちゃに到達するには長さが足りないと思えば自分も走ればいいし、犬がリードの長さ以内でおもちゃをゲット出来れば、素早く呼び戻して反対方向に走るということもできます。
つまり、走っている犬をリードが張ったからと急に止めることは危険だということです。
ロングリードで犬を遊ばせる場合は、犬に負担をかけずに動いてもらうことが大事。
リードが張るほど走らせるのはよくありません。

いずれにしても、犬は勝手に一人で走ったりはしないので、一緒に遊ぶ方法を考えるといいでしょう。

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去年預かっていたNさん。
まだまだ外でおもちゃ遊びは出来なかったので、私が走って追いかけてもらいました。
当然呼び戻しの練習も出来たので、一石二鳥でした。

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2021年10月22日 (金)

ドッグトレーニング:転ばぬ先の杖

個々の犬によって気になる物はそれぞれ違います。
特にお散歩に出始めた子犬は、自分の周りにある物全てが気になり、好奇心のままに近づいて行きます。
社会化は当然必要不可欠ですが、犬の好奇心を全て満足させてあげればいいということではありません。
場合によっては、満足させたことで、それに対する執着が始まり、その後ずっと続いてしまい、対処に困ることもあります。

例えば、犬は動体視力がいいので動くものに興味を持ちます。
猫じゃらしならぬ犬じゃらしではなりませんが、おもちゃをあげても全然遊んでくれない犬の場合は、犬の目の前でおもちゃを不規則に動かしてあげると、獲物のように追いかけるようになります。
特に猟犬でなくても、一般的に犬は動くものに興味を持つからです。

しかし、散歩の途中で出会ったハトやネコなど、追いかけても捕まえられないものに執着してしまうと、急にリードを引っ張られたり、興奮して吠えたりと、あまりいいことにはなりません。

犬に与える報酬として、食べ物だけではなく、犬にとって楽しいことを“Life Reward(ライフリワード)”と言いますが、それは散歩に行くことだったり、撫でてもらうことだったり、クレートから出してもらうことだったりと、生活の中で犬が喜ぶようなことを指して言います。

海外のドッグトレーナーはよくライフリワードの中に「リスを追いかける」ということを口にします。
つまり、自宅の庭(バックヤード)や広大なドッグランにはリスなどの野生動物が日常的にいるわけで、それを追いかけてもいいよというのがご褒美になっていたりするのですが、あいにく日本の都会の公園では、自由に野生動物や鳥を追いかけることは出来ません。
リードが着いた状態で、ネコやハトに反応してジタバタされるとお散歩も命がけになってしまうので、出来れば、最初からそういうものには興味を示さなくてもいいよと教えておきたいものです。

気になる物や怖いものを、気にしなくていいものにすることで、それらの行動はある程度制御することは可能です。
犬に確認させて、好奇心を満たすことは大事なことですが、ある程度のコントロールは必要ということです。

「ダメ!」というより、「オイデ」で来てくれたことを沢山褒めることが、危険回避にも繋がります。

さて、今日のプライベートレッスンのPさん。
ラリオビ参加を目標に基本の動きをマスターしていただいています。

脚側停座や正面停座も大事ですが、一番大事なのはハンドラー(飼い主さん)への集中。
少しずつわかってきてくれているようです。

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なんとなくウチの見習いに似てますが、違います。

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2021年10月21日 (木)

ウチの子天才?

パピーレッスンにお伺いし、おうちの中のルールを教えながら人と暮らすことの楽しさを犬たちに教えていくと、次に来るのがお散歩。
お散歩のハードルを乗り越えながら、トレーニングレッスンを続けていくと、あるとき飼い主さんから、「最近話が通じるようになってきた。」というお声が聞けるようになってきます。
素晴らしいことです。

それは飼い主さんがご自身でもトレーニングをしてくださっているからで、レッスンに伺った時だけのお勉強タイムだけでは成果は出ません。
トレーニングは散歩が出来るようになったから終わりではなく、その後も愛犬とのコミュニケーションを確固たるものにしていくために日々の努力は欠かせないということです。

そして、ある程度話が通じるようになってくると、ついつい「もうトレーニングはいらないな。」と思われる飼い主さんが多いのですが、実際その後フォローアップのご依頼を受けることが少なくありません。

なぜなら、1歳前後になると、今度は思春期(反抗期)が始まって来るので、今まで出来ていたのに、急に出来なくなったりするからです。

下記にとてもいい記事が載っています。
https://inuiwaku.net/?p=36518

まさしくコレです。

何を隠そうアシスタントのニコルにもそんなときがありました。
14歳と12歳の先住犬がいるわが家に生後5か月でやってきたアシスタントですが、日々楽しく遊び、楽しくトレーニングを重ねた結果、ある程度信頼のおけるレベルになってきたころ、20メートルほど離れた場所から呼び戻しをかけたら、全く反応しなかったのです。
こっちを見ながら「どうしようかなぁ。」と考えている風でした。
今まで、ダッシュで飛んできた子が・・・。

とうとう来たか思春期が。

と言うわけで、「それはちょっと違うと思う。」と彼女が悩む度に伝え続け、無事思春期を乗り越えました。

犬は賢いので、人が犬を観察する以上に人のことをよく観ています。
自分にとって何がメリットなのかを見極めますし、人がいい加減であれば、当然人の話も適当に聞いています。
遊びも学びも真剣に向き合うことが大事。
そして学びは犬が生きている間続くと言ってもいいでしょう。

子犬の頃は何でも吸収してくれるので、ついつい「ウチの子天才!」と思ってしまいますが、「ウチの子天才」でありつづけるためには99パーセントのハンドラー(飼い主)の努力が欠かせないということです。
1パーセントは何かって?
犬の気質でしょうか。

アシスタント、生後11か月。先住犬12歳11か月
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2021年10月20日 (水)

ドッグトレーニング:行動だけでなく、「持続」も教えましょう。

ドッグトレーニングでは犬に多くの行動を教えていきます。
例えば、左脚側(左ヒールポジション)。
つまり、ハンドラーの左側についていること。

左脚側のキューを出されたときはハンドラーがじっとしていても、動いていても、犬はハンドラーの左足の横にいることが要求されます。

特に「脚側停座(ハンドラーの左足の横でハンドラーと同じ方向を向いて座ること)」は服従訓練の基本姿勢でもあるので、きちんとハンドラーの横に座っていることを教えておくことは欠かせませんが、日常生活においても「脚側停座」ができると、散歩時の信号待ちや、危険回避時にハンドラーと一緒にいてもらう時などにとても有効です。

しかし、犬は「オスワリ」と言われて座っても、なかなかじっとしていられないものです。
つまり、腰を下ろす行動は学習できても、座り続けていることは別に教えてあげないと出来ないということです。
座り続けているためには、「持続」を教えてあげることが重要になります。

「オスワリ」が出来たと思って安心していると、一瞬芸で終わってしまうので、是非「持続」も教えてあげましょう。

さて、昨日のドッグダンス火曜クラスでは、新たなポジションを習得中のBさん。
つまり、前横ポジションです。

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ポジションには上手に入れるようになりましたが、じっと立っていることを教えるのはまた別の話。
「持続」も頑張って学習してもらいました。

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2021年10月19日 (火)

犬の行動を止めるには。

通常公共の場所において、犬はリードに繋がっているため、犬の行動を止めようと思えばリードを短く持ったり、どこかに短めに係留すればいいわけですが、物理的に行動を止めるのではなく、出来ればハンドラー(飼い主)が望む行動をハンドラーのキューでとって欲しいということを思っている人は少なくないはずです。

例えば、散歩中気になる物を見つけて、リードをグイグイ引っ張りながら飼い主を引きずって行こうとする犬に、「オスワリ」と言って静かに座っていてくれるのであれば、その間に気になる物をやり過ごせるので危険は少なくなります。

また、カフェなどに連れて行ったとき、飼い主に食べ物をせがんで跳びついたり、足元で周りの犬に興奮して吠えている状態にならないよう、飼い主がお願いした行動(足元で伏せる)を取っていてくれれば、安心して食事も出来るというもの。

これらのことは、犬が自分の行動を自制(セルフコントロール)することを学習していなければできません。
犬が自分のやりたいことを優先して、飼い主の声を無視する習慣が出来てしまえば、当然セルフコントロールを身につけることは出来ないからです。

我が家のアシスタントや見習いは、小さいころからオビディエンストレーニング(服従訓練)の中で、ハンドラーの声に耳を傾けて行動すると楽しいことがあるよと教えているので、当然走り回っていても、「フセ」と言われればその場で伏せることができます。
もちろん、大興奮しているときに指示を聴くようにと最初から教えるわけではありません。
ディストラクション(気になる物)が少ない場所で、出来るレベルのことから練習していき、最終的にハードルが高くなっても出来るようにしていくサポートが必要です。

そのためには、犬が出来ない環境で無理なことは言いません。
出来る環境で出来たら褒めることを繰り返しながら自信を着けさせるとともに、犬にハンドラーのキューを聴く気持ちをつくっていくのです。

さて、今日のプライベートレッスンのLさんは、私が行くと、珍しい者が来たと大喜びをして周りで跳んだり走り回ったりします。
落ち着くまでは特にリアクションしないので、黙っていてもLさんはそのうち足元で勝手に座ってくれます。
当然何をすればいいかがちゃんとわかっているからです。

しかし、それ以前の跳んだり走り回ったりを止めてもらおうと思ったら、ある程度の自制心は必要です。

今日はディストラクション(私)がいる中で落ち着く練習。
飼い主さんに「マット」と言われ、自分からマットに向かっていき、「フセ」のキューで静かに待っている練習をやってもらいました。

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解除のキューが出るまでは動かないでいること。
わずかな時間ですが、じっとしていられることはとても大事。

家の中での練習から、少しずつハードルを上げた練習へと移行していきます。

端から出来ないと諦めるのではなく、うちの子はどんな環境なら出来るのだろうと考えることから始めてみませんか。

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2021年10月18日 (月)

ドッグダンスレッスン

昨日の午前中は等々力のDogLifeDesignさんで、ドッグダンスのプライベートレッスンがありました。
参加してくれたRさんはシニアの女の子ですが、もともととてもアクティブなので、今も意欲的に参加してくれています。

今は短いルーティン(演目)の構成通りに動く練習。

単独のトリックだけでなく、組み合わせたトリックも入っています。
組み合わせのトリックは、個々のパーツをきちんと教えた後、一連の流れになるように繋げていきますが、今回はバックチェイニングという方法で教えました。

つまり、最後から少しずつ手前に向けて繋げていくというもの。

Rさんのムーヴの場合、最後のSitUp(チン)から、バックステップ、フロントポジションに入るというように後ろから練習をしました。

特にバックステップは、「バック」という言葉のキューが理解できても、どれくらいバックすればいいのかわかりづらいもの。
本来、犬はハンドラーからあまり離れたくないので、一度「バック」と声をかけても、1メートルぐらいで止まってしまうこともあります。
そこで、下がって欲しい場所をあらかじめ決めて、その目的地に向けて距離を伸ばす練習を続けます。
下がって欲しい場所には練習時はターゲットとなるマットなどの目標物を置くと犬も認識しやすくなります。

先日も「マットトレーニング」の話をしましたが、いてほしい場所をわかりやすく教えるには、目標物を使うといいでしょう。

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焦らず、ひとつずつ、確実に教えていきましょう。

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2021年10月17日 (日)

パピーレッスン:嫌なことは嫌じゃないことに。

今日は生後4か月のEさんのレッスン。
先週初散歩以後、散歩は順調に行っているそうです。

お散歩レッスンでは、大人しい大きな男の子に挨拶もできました。
もちろん最初は飼い主さんの後ろに隠れてなかなか出てきませんでしたが、私が男の子が座ったことを褒めて撫でているときに、こっそり後ろから近づき、さりげなく匂いをかがせてもらうことに成功。
そのあとは、自分から寄って行かれるようになりました。

その間、名前を呼んで、振り向いたらすかさず褒めてオヤツ。
いいこと尽くしのEさんでした。

おうちに帰ってひとしきり有り余ったエネルギーを発散したあと、爪切りを足に当てさせてくれたらオヤツ。
じっとしていられたらオヤツ。

最後に、オヤツを食べているときに爪切り。

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今日は前足だけ。
我慢できなくなる前に褒めて終了。

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2021年10月16日 (土)

犬は犬から学びます。

今日は生後5か月のパピーさんのレッスンでした。

日常的には特に問題なく成長しているKくん。
最近はマットトレーニングを頑張っています。
将来的に、Kくんと一緒にカフェだけでなく、様々なところに出かけたいと考えていらっしゃるオーナー様。

一番大事なのは、犬にとってわかりやすくじっとしていることを教えること。
「オスワリ」や「フセ」と言って、犬を長時間じっとさせるのはなかなか難しいものです。
家の中ならまだしも、カフェや外出先など、刺激(ディストラクション)が多い場所でじっとしていられるわけがありません。

そのためには、犬がじっとしていられやすい環境を作ってあげるのが早道です。
当然クレートやハウスがあれば、じっとしていられやすいですが、わざわざクレートやハウスを持って歩くのは大変です。
そんなとき役に立つのが「マット」です。
つまり、犬が伏せていられるくらいのサイズのマットを用意して、そこに乗るといいことがあると教えていき、どこにいても、マットに乗っていればリラックスして待てるようにしてあげるわけです。

大分マットに乗れるようにはなってきましたが、まだまだ定着までは時間がかかりそうなKくん。
今日はアシスタントを同伴し、マットに乗って座ったり伏せたりしているアシスタントを沢山褒めていたところ、Kくん自分からアシスタントの横に並んで同じように座ったり伏せたりして褒められてオヤツをもらいました。

犬は人のこともよく観ていますが、犬のことも観ています。
どうすればいいことがあるのか、先輩犬を見倣って、好ましい行動を取ることができます。

さらに、アシスタントに「遊べ」と要求吠えが出ましたが、知らん顔のアシスタント。
吠えても要求は通らず、逆にアシスタントと同じことをするといいことがあるとちゃんと学習できました。

多頭飼いの場合、先住犬を見倣うことはよくあること。
二頭目を迎える前に、ある程度先住犬に教えておくと二頭目の教育も楽になりますよ。

昨年居候していたNちゃん。
何も言われなくても我が家の犬たちの真似をして沢山褒められました。

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2021年10月15日 (金)

トレーニングは楽しくないと始まらない。

先日書いた記事の中で、「犬がエラーを起こしたときは、楽しいことが終わってしまう(楽しいことが起こらない)ことで、何か間違えたらしいということを理解してもらう。」と書きました。
っが、ここで大事なのは、犬たちと今やっていることを犬が「楽しい」と思っていなければ、それが終わってしまっても全く犬は構わないということです。

例えば、遊びの中で犬がエキサイトしすぎて、甘噛みがきつくなってしまったり、跳びつきが激しくなって、お子さんに危ないと思われるようなときに、いったんその場を離れて、楽しいことが終わることを犬に伝えるということはよく使われる手法です。
「ノー!」や「ダメ!」と声を荒げて犬を緊張させたり、興奮させて逆キレさせるより、クールダウンさせて、その行動は好ましくないと伝えていくわけです。

しかし、一般的なトレーニングにおいて、犬がトレーニング自体を楽しんでいなければ、ステップを重ねていくことは難しいものです。

最初は犬が喜ぶオヤツやおもちゃをご褒美に使いますが、次第にハンドラーと一緒に作業すること自体が楽しいことと理解させていかなければ、いつまで経っても、犬が人との作業を楽しめるようにはなりません。
オヤツがもらえるからやる。
オヤツが無いならやらない。
という発想にならないように、ひとつひとつをきちんと積み重ねていくことが必要です。

犬に何かを教えることはある意味簡単ですが、マストで強制するのではなく、犬がハンドラー(人)と関わることが楽しいと思えないと、学習はなかなか進まない上に、犬にとっても負担となってしまいます。

まずは犬の気持ちづくりが大切ですね。

今日はいつもイベントを手伝って下さっているスタッフたちの練習会。
コロナ禍で、なかなかできなかったのですが、久しぶりにゆっくり基本の見直し、ドッグダンスのルーティンの構成のはなし、最後はラリーオビディエンスの練習と、盛りだくさんでした。

愛犬との作業を楽しいものにするには、愛犬も楽しくなくてはできません。
そのためにサポートしてあげられることを個体によって考えることも大切ですね。

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2021年10月14日 (木)

WCRLラリーオビディエンス勉強会

今日はかねてよりラリオビに興味を持ってくださっている方と、現在競技会にチャレンジ中の方の合同勉強会でした。

前半はラリオビの概要と規定の解説。
後半は愛犬と一緒に動いて頂いたり、コースの見分を体験していただきました。

ラリーオビディエンスは通常のオビディエンス(服従訓練)と異なり、課題の途中で犬に声をかけたり、褒めたり、課題によってはご褒美のトリーツもあげられます。
そんなルールを聞くと、ラリオビは簡単だから誰でも出来そうだと思われてしまいがちですが、あにはからんや、そんなに簡単ではないんです。

課題自体は基本が出来ていればちゃんと出来るものですが、基本が出来ていても、集中が持続できなければハンドラーと一緒に課題に向き合うことは出来ません。

そんなことも含めて、今日は課題に向き合う姿勢から練習していただくことに。

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犬にとっては、練習場所も、競技会場も大きなディストラクション。
床に置かれたサインカードも同様です。

ということで、後半はサインカードの横を平常心で歩く練習。

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まずは馴れてもらうことからですね。

12月にはラリオビのセミナー、練習会、競技会を開催します。
詳細はこちら👇から。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2021/09/post-76894e.html

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2021年10月13日 (水)

ドッグトレーニング:ハードルは少しずつあげていく

犬のトレーニングを始めると、犬の意欲につられて、ついつい早く先に進みたくなってしまうものです。

例えば、ヒールウォーク(脚側で歩く)。
通常のお散歩と違って、ハンドラーの左側を離れないように歩くことですが、初めにちょっとトリーツなどで誘導して歩き始めると、犬が楽しそうについて来るので、犬が理解しているような気になってしまうものですが、その時点ではまだ犬は行動を理解していませんし、言葉のキュー(「ヒール」や「ツイテ」など)との関連付けも出来ていません。

しかし、出来た気持ちになってしまうと、翌日「ヒール」と言っても全然付いてきてくれない犬に、「昨日やったじゃないの。」と言いたくなってしまいがち。
でも、犬にしてみれば「なんのこっちゃ。」だったりするわけです。

トレーニングの合間に、見習いVincentと遊具を使って遊びました。
初めてチャレンジしたのが9月28日。

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この時は、左手にトリーツを持って、少しずつ上りたい気持ちを引き出し、一段目に後肢があがったら沢山褒めて終わりにしました。

次にチャレンジしたのが9月30日。

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この日は誘導しながらさらに1段上がってみました。

それから少し日があいたので、一度リマインドしたあと、10月8日にさらに一段。

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この時点で、トリーツを持たなくても、ここまではスムースに上がれるようになりました。
何も言わなくても、この前に立つと自分から上りたくなっているようです。

そして10月12日、自発的に上り始めたので、「クライムアップ」のキュー付け。
自分で一番上まで登りきることが出来ました。

202110134

最終日の模様はこちら👇


ひとつひとつ、手順を追って教えてあげることが大事ですね。

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2021年10月12日 (火)

犬のエラーへの対処

人は失敗から学びますが、犬は失敗を重ねても学べません。
なぜなら、失敗に対してハンドラーがネガティブなことを言わないからです。
だったらネガティブなことを言えと言われそうですが、人がお願いして犬に行動してもらっている場合、その失敗の原因が、犬にきちんと教えてなかったことが原因であるとすれば、ネガティブなことは犬にとって「意味がわからない」だけで終わってしまい、その次には決して繋がらないからです。

犬がエラーを出した(失敗した)場合、犬にはメリットがありませんが、デメリットもありません。
この場合エラーに対するデメリットが無いというのは人から受けるデメリットの話です。
つまり罰を受けることはないということです。

しかし、犬も生きていればいろいろな場面に遭遇するわけで、例えばAという犬に近づいたら噛まれそうになったとなれば、次からはAには近づかないようにしようと学びます。
ハウスから無理矢理抜け出そうとして痛い思いをすれば、次からはドアが完全に開くまで待とうと学習します。
ここで重要なのは、ネガティブなことが飼い主やハンドラーによって行われたことが無いということです。
だからと言って、天罰方式で、吠えている犬の傍に大きな音がする物を投げつけたりしないでくださいね。
将来的に「音響シャイ」などの弊害が出る可能性があります。

いずれにしても、犬は教えられたことに対してエラーを出してしまった場合、ハンドラーは直接的な罰を犬に与えるのではなく、どちらかというと楽しいことが終わってしまうという方法を取ることで、今やったことはちょっと違うということを犬に伝えていくことが有効と言われています。
以前にも書いていますが、エラーが重なるようであれば、犬がまだ理解できていないということなので、再度教える必要があります。

オビディエンス(服従訓練)などの基礎トレーニングにおいては、常に犬に好ましい行動を伝え続けていくわけですが、一朝一夕にできるようになるものではありません。
成功体験のみに報酬を出す(メリットがある)ことで、犬は成功体験を重ねていこうとし、その結果行動は学習され身について行きますが時間がかかります。

その間に犬はエラーを出すことがあります。
そのとき、「違うよ。」と指摘するべきか、「もう一度教えた方がいいな。」と思うか、あるいは、「不可抗力だったな」と思うかはハンドラーの観察眼次第。

日々の観察は欠かせませんね。

先日練習中、ダンベルを拾ってハードルを跳ぼうとしたら、勢い余ってダンベルをはじいてしまい、結果ハードルを通り越し跳べなくなりました。
彼にかけた声は「ざんね~ん♪」
怖い顔をして叱れば、ダンベルを咥えて戻ったことを否定されたように思うでしょう。
次につなげるためには、やる気(意欲)を落とさないこと。
咥えて戻ったけど、おもちゃやオヤツは出なかったので、何かやらかしたらしいとは本犬も気づいたことでしょう。

犬育ては時間がかかります。
たとえプロの預けたからと言って、一か月やそこいらで完璧な犬にはなるわけではないことを知っておく必要がありますね。

ダンベルと障害の完成形は
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2021年10月11日 (月)

愛犬が相手によって言うことを聞いてくれないのは犬の問題?

「愛犬が言うことを聞いてくれない。」
「愛犬が家族の決まった人の言うことしか聞かない。」
そんなお話をよく聞きます。
果たして愛犬は敢えて決まった人の話しか聞かないのでしょうか。

否!

結論から言うと、犬はわかりやすく言ってくれる人の話を聴きます。

例えば、「オスワリ」一つ取ってみても、腰をかがめたり、指を立てたりしながら、「オスワリ、オスワリ、オスワリ!」と連呼する人より、ニュートラルな姿勢で、「オスワリ」と言ってくれる人の方がわかりやすいのです。

なぜなら、腰をかがめて「オスワリ」を連呼する人は、同時に腰をかがめながら「フセ」を連呼したりします。
動体視力のいい犬たちによって、目の前の人間が腰をかがめた瞬間、「オスワリ?」「フセ?」どっちだ?となります。

つまり、わかりやすいサインを送ってくれる人の話が聴きやすいわけです。

もちろん最初から、ボディシグナルやハンドシグナル無しに犬たちに新しい行動を教えるのは難しいものですが、最終的には、「簡潔」かつ「一貫性」を持ったサイン(キュー)を出さないと犬は混乱してしまいます。

余計な動きしていませんか?

テレビ番組で、人気タレントが水族館などに行って、見習いトレーナーのようなことをやっているのを観たことありませんか?
シャチやイルカを相手に「ジャンプ」の指示を出すのですが、海獣たちは一向に動いてくれない。
つまりサインがわかりづらいからです。
いつもトレーナーが出すサインとタイミングや体の動きが少しでも違っていれば、泳いでいる海獣たちにとってタイミングを合わせるのはとても難しくなります。

ご家族の中で一度愛犬に出すキュー(サイン)を見直してみませんか?

何年も一緒に暮らしていれば、犬たちが「多分このことね。」と予測して動いてくれることもあるでしょうが、まだまだ新人の子犬にとって、みんなのキューがバラバラだと、いつまで経っても覚えられないということにもなりかねません。

時には手の動きひとつでもディストラクション(気が散る原因)になってしまうこともあるので、おもちゃを持っていたりするときは後ろ手に隠して言うこともあります。

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二頭の犬にキューを出した動画です。
それぞれがきちんとキューを理解出来ていれば、きちんと行動に移せます。


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2021年10月10日 (日)

ドッグダンストリック:回り道が役に立つ

今日は等々力のDogLifeDesignさんでドッグダンスのプライベートレッスンがありました。
参加してくれたのは秋田犬のRさん。

秋田犬と言えば、当然大型犬。
動きはゆったりしています。

トリーツをルアーのようにしてRさんに行動を教えていきますが、回転系の動きはなかなか上手に回れません。
体が大きいこともあり、クルンと回れず、途中で止まってしまいます。

最初は回る方向にトリーツを投げたりしながら、少しずつ回転する動きの練習を続けていただいたところ、今回はなんとか止まらずに一回転できるようになりました。

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さらに前回はセンターポジション(足の間)の強化を行っていただいたので、ハンドラーの体の下に入ることに大分慣れてきました。

そこで、どうしてもくぐってくれなかったらウィーヴに再挑戦してみていただいたところ、なんと誘導でくぐれるようになっていました。

トリーツをルアーにして動くことと、足の間に居ることに馴らしてあげたことで、ハンドラーの足の下をくぐりながら歩くウィーヴに対しての警戒心が大分薄れたようです。

ドッグダンスのムーヴやトリックは沢山ありますが、誘導すれば犬がみんな動くわけではありません。
苦手な動きは少しずつ体を馴らして苦手を減らしてあげることで、目標の形に近づいて行くことができます。

諦めないで続けることが大事ですね。
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2021年10月 9日 (土)

お散歩デビューは楽しく

今日はEさんのお散歩デビューの日でした。
抱っこ散歩からカート散歩と、社会化を頑張ってくれたEさん。
今日初めて自分の足で地面を歩くことになりました。

Eさんのおうちは都会の広めのマンションなので、まずはマンションの敷地の中から始めることにしました。

お散歩デビューの日から、どんどん歩ける犬はあまりいません。
周りを気にしてフリーズする子もいれば、座り込んで動かない子。
地面ばかり気になって前に進めない子など様々です。

どの子も通る道ですが、出来るだけ嫌な経験やネガティブなことを感じさせないことが大事。
お散歩嫌いになってしまうと、そもそも愛犬との楽しいドッグライフを目指している飼い主さんの望みはかなわないだけでなく、犬も家から一歩も出られなくなって不幸です。

ということで、まずは地面に執着する前に、楽しそうに名前を呼んで、来たら褒めてオヤツ。
名前に反応しただけでも、褒めてオヤツ。
勝手に座っても褒めてオヤツ。
と言うように、やって欲しい行動が出たらすぐに褒めて、いつものフード以上のレベルのオヤツをあげながら、Eさんがついてきやすいように、小走りに動いてみたり、いろいろ楽しい状況を作ってあげることにしました。
最初は落ち葉が気になって口に咥えたりしていましたが、こちらが走り出すと落ち葉を捨てて一緒に走ってきます。

202110090

知らない人が歩いてきてフリーズしても、吠えなければ褒めます。

かける声は、聞こえそうなときに名前や「come」だけ。

すると、何度も繰り返しているうちに、Eさんは自分から飼い主さんの足元で座るようになってきました。
202110091

もちろん、今日、この状況だから出来たこと。
明日の散歩はもっと気が散って、声が聞こえなくなるかもしれません。

まずは出来ることを沢山褒めてあげることで、Eさんは楽しく一歩を踏み出し、家に帰れば動き回ったおかげで、排尿・排便もちゃんとトイレで済ませ、そのあとはお休みタイムとなりました。

初めて尽くしで沢山疲れたEさん。
これから少しずつ経験値をあげていきます。

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2021年10月 8日 (金)

歯磨きの話

パピーレッスンに伺うと、最近は飼い主様の方から、「歯磨きはどうやってやるんでしょう。」と聞かれることが多くなりました。
みなさん意識が高いですね。

さて、歯磨きは、人間の子供も苦手な子は多いもの。
まぁ、面倒くさいというのが本音でしょうが。

犬の場合は、飼い主さんが犬の口に歯磨きツールを入れて磨くものですが、当然口の中に何かを入れられても平気な犬というのはあまりいません。
特に子犬は何でも噛みたいので、歯ブラシも噛んでしまうことが多いものです。

私は獣医師では無いので、厳密なことは申し上げられませんが、食べている物によって歯の汚れ具合も変わってきますし、当然お手入れをしなければ劣化していきます。

つまり、歯磨きはしないよりした方がいいに決まっています。
しかし、小さいころからあまり無理強いしてしまうと、犬は人に触られること自体に嫌悪感を抱くようになってしまうので、最初は優しく口周りを触ることから始めるといいでしょう。

水を飲んだときに口の周りに水が滴ってしまうような犬種の場合はさりげなく、「お口拭こうね。」と習慣にしていきながら、少しずつ口周りを触り、嫌がらずに触らせてくれたらオヤツを一つあげるというようにしていくと、触られること自体あまり気にしなくなります。

馴れてきたら、少し口の中に指を入れたりしながら、それも嫌ではないと感じるようにご褒美と一緒に馴らしていきます。

何事も、無理矢理やったり、長い時間をかけてしまって犬が嫌だと感じるようになると次には繋がりません。
楽しい時間になるように、工夫してあげることが大事ですね。

ちなみに我が家の犬たちは、歯ブラシだったり、指だけだったり、お手入れシートを使ったり、お口用のミントスプレーの時があったりといろいろですが、どちらも自分たちからやらせに来てくれるので、無理矢理捕まえて強制したことはありません。

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我が家のある日の歯磨きタイムの様子はこちら👇


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2021年10月 7日 (木)

ラリオビ定期レッスン

今日は月に一度のラリオビ定期レッスン日でした。

前半は、愛犬の集中力アップの見直し。
初めの一歩の前から集中力をあげ、初めの一歩でさらに集中力アップ。

特に若いオス犬はいろいろなものがディストラクションになって気が散り勝ち。
集中力の持続も練習から。

まずは楽しく作業することから伝えていきましょう。

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後半は、コースの練習。

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ラリーオビディエンスは通常のオビディエンス競技と違い、作業中もパートナーを褒めたり声をかけたりすることが出来る競技です。

集中が切れないためには、ハンドラーの努力も不可欠。
日々の練習も欠かせませんね。

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2021年10月 6日 (水)

犬は飼い主を見る

見習いVincentが誰でもウェルカムな犬ではないことは以前から書いています。
かと言ってアグレッシブな犬ではありません。
「怖い」と思うと緊張するので、敢えて距離を縮めないようにすればリアクティブな行動を取らずにいることが出来ます。

では彼はどういう犬を「怖い」と思っているのでしょう。
代表的なのは、自分と同じサイズかそれ以上のサイズのオス犬。
予測不能な動きをする犬。

彼をレッスンに同伴する場合、当然彼が「怖い」と感じる犬と出会うことがあります。
しかし、その犬がきちんとハンドラー(飼い主さん)の管理下にあると思うと、さほど緊張しません。
ある意味ハンドラーを信頼しているからと言えるでしょう。
もともと、犬の方に行くより、飼い主さんの方に行くのが好きな我が家の犬たち。
信頼できる人かどうかをちゃんと観ているとも言えるでしょう。

20数年前、初めてボーダー・コリーを迎えたときの話です。
ブリーダーさん宅に里帰りをして、我が家の犬が喜んで大騒ぎをしていたら、ブリーダーさん宅の先住犬がコッソリ私の後ろに回って、私のお尻の辺りに歯を当てました。
それはあたかも、「あんたの家族でしょ。ちゃんと管理しなさいよ!」と言われているかのようでした。

ごもっとも。
ちゃんとコントロールしないといけませんね。

愛犬の状況を見ながら選択肢を与えることは必要ですが、それは相手のことを考えず、勝手気ままにしていいということではありません。
行動を抑えなければいけないことを教えることも飼主の義務。

さて、今日のLさんのレッスンは再びディストラクションを兼ねて公園で行いました。

ドッグランの脇でも、飼い主さんと遊べるようになったLさん。

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少しずつ犬馴れし、吠えの頻度も激減してきましたLさんですが、飼い主さんと二人で歩いているとき、後ろからフレキシブルリードを目いっぱい伸ばしながら、真っ黒い小型犬がついてきました。

飼い主さんはLさんが吠えないでいられるよう、その犬と距離を取ろうと足早に移動するのですが、黒い犬の飼い主さんは自分の犬の近づきたい要求のまま、後ろからずんずんついてきます。

せっかく吠えない経験値が増えてきたLさんに、ここで振り返って激吠えされては今までの苦労も水の泡。
あわてて間に入って、Lさんの意識が私に向いたところで、小走りにその犬との距離を取るように離れたところ、ようやくその犬は別の犬の方に向かって移動していきました。

愛犬を守れるのも、愛犬の成長を助けられるのも飼主さん次第。
自分の犬だけでなく、相手の犬の状況も考えられる余裕が持てるといいですね。

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2021年10月 5日 (火)

犬の許容レベルを過信しない

犬同士の挨拶については何度も書いていますが、犬の中には、性格的に「ウェルカム(どんな犬に対しても寛容)」なタイプの子がいます。
「誰とでも遊ぶ」とまでいかなくても、相手の犬のタイプがどんなタイプでもあまり過剰に反応することなく、落ち着いていられるタイプです。

4歳を超えているような成犬の場合、「そういうタイプ」と位置付けることも可能ですが、若い犬の場合、「そういうタイプ」ではないこともあります。
つまり、ある意味我慢しているということです。
特に子犬の場合、相手の動きにどう反応していいのかわからないために、過剰反応せずに大人しくしているように見えることがあります。

この状態を、「この子は大丈夫」と思っていると、ある日突然豹変してしまうことがあります。
つまり、堪忍袋の緒が切れるというか、自分の意思をはっきり表すようになってくると、当然のことながら「イヤなものはイヤ!」と言えるようになるわけです。

子犬の頃はいろいろなことやものに早く馴らしてあげようと、飼い主さんは子犬にいろいろな状況を経験させようとします。
それはとてもいいことなのですが、その際気をつけなくてはいけないのが、子犬の「気持ち」です。
嫌な時はいつでも逃げられるように逃げ場(リードを長めに緩めておくなど)を用意しておく必要があります。

例え子犬の意思表示がはっきり見えなかったとしても、相手の犬がしつこくして来たり、興奮して吠えたてているような場合は、少し距離を取ったり、あるいは、「それじゃぁ。」とその場を後にすることも考えましょう。
しつこい犬や吠える犬が子犬にとっていい経験にならないことは明らかなので、子犬のことを考えてその場を離れる勇気も必要です。

子犬は日々成長しているので、多くの経験を元に次の行動を選択するようになります。
自分がやられて嫌だなと思うようなシチュエーションは子犬のためにもならないので、3秒ルールを適用することも大事ですね。

さて、今日のプライベートレッスン、体はすでに20キロ越えですが、まだまだ5か月のお子様。
いろいろな物が気になるお年頃ですので、少し静かな場所で、ポジティブディストラクションのレッスン。

床に置かれたトリーツボウルやおもちゃを気にしないで、ハンドラーに集中出来たら褒めていきます。

ご褒美はおもちゃで遊ぶこと。

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おうちの中だけでなく、外でもおもちゃで遊べるようになると、退屈して地面ばかり気になることも少なくなりますよ。
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2021年10月 4日 (月)

ドッグトレーニング:一度に二つのことを教えない

なんともわかりづらいタイトルですが、要はひとつの行動すら完璧に理解できていない場合は、次の行動を同時に教えないということ。

例えば、「オスワリ」と「フセ」。
子犬は比較的早くに「オスワリ」を理解します。
しかし、いつも書いているようにそれが完璧かどうかは、様々なシチュエーションで検証する必要があります。
ところが、ある程度家で出来てしまうと、「オスワリ」と言ってから「フセ」と続けて教えてしまいがちです。

家の中では鉄板になりつつある「オスワリ」ですが、散歩中のディストラクションがある中ではまだ出来ないレベルであった場合、「オスワリ」と言って犬が座ったことに続いて「フセ」と声をかけてしまうと、犬は「オスワリ」自体合っていたのかどうかわからないまま次の作業の「フセ」にフォーカスしてしまいます。
すると、いつの間にか「オスワリ」が適当になってしまい、外で言ってもやってくれないということにもなりかねません。

いつでも、どこでも出来るようになるまでは、一つのことをきちんと褒めて「強化」していく必要があります。

「オスワリ」が鉄板でなければ、まず「オスワリ」出来たことをきちんと褒めてから、次の行動の「フセ」の動きを教えるか、あるいは、「オスワリ」とは別の動作として、「フセ」を教えてあげる必要があります。

ひとつひとつが確実に理解できていないと、以前書いたように、「フセ」と言われると「オスワリ」をしてからでないと「フセ」の姿勢が取れない犬になります。
大勢には影響がないかもしれませんが、適当に教わった犬はそのままずっと適当にやっていくので、「フセ」と言われて「オスワリ」のままでやめてしまったりするようになり、飼い主としても、とりあえず座ったからいいだろうとそのままにしておくと、犬は「オスワリ」と「フセ」の違いを理解することなく、適当に行動するようになります。

細かい話ですが、「フセ」はスフィンクスのように、前足をそろえ、後ろ足はきちんとたたんだ状態のことを言います。
ところが、筋肉がちゃんとついていない子犬は、腰を崩して「フセ」ることがあります。
そのままにしておくと、ずっとそのまま腰を崩した形を「フセ」と理解していくので、成長とともにきちんとした形の「フセ」を教える必要があります。

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見習いはオビの競技に出ているので、当然「フセ」の姿勢には厳しくなります。
そこで、競技でなくても、私が「フセ」を頼んだときに、腰を崩している場合は、もう一度言いなおします。
つまり「それはフセじゃないわよ。」と伝えるわけです。
すると彼はもう一度きちんと「フセ」の姿勢を取り直します。

犬は違いがわかるので、初めから正しいことを教えてあげた方が、後から修正するより楽というわけです。

焦らず、ひとつずつ、犬がどんな状況でも出来るようにしてから次の動きを教えてあげると、犬の混乱は減るでしょう。

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2021年10月 3日 (日)

愛想の悪い犬は悪くない

犬を飼って散歩に出られるようになると、多くの犬と出会うようになり、飼主さんとも知り合いになって、世界が急に広がるというのはよくある話です。

我が家の長年の知人家族も、あまり愛想の良くないご主人(奥様談)が、犬が来てから変わったと昔聞いたことがありました。

しかし、だからと言って、犬同士がみんな友達になれるわけではありません。
子犬の頃知り合った犬たちであれば、長く良い関係が築ける場合もありますが、大人になって道端で遭ったからと言って、仲良くなれるとは限りません。

特に警戒心が強かったり、シャイな子、未去勢のオスなどは、なかなか友達が作りづらいものです。
だからと言って、決して自分の犬が悪いとは思わないでください。
人間だって人見知りな人は多いわけで、それは悪いことではありません。

我が家で1999年に繁殖したボーダー・コリーの女の子は、おてんばすぎて家の中で怪我をしてしまい、大事な社会化期に絶対安静を言い渡されたために、ちょっとシャイな子になりました。
しかも同胎の弟が、シャイな姉をかばっていつも前に出るので、ますます犬が苦手に。
それでも一頭だけ連れて歩いていると、一生懸命なじもうとするのですが、ようやく心が開けそうになると相手の犬が待ちくたびれて去って行ってしまうので、結局友達が作れませんでした。
と言っても、他の犬に吠えるわけでもなく、いつも一歩下がったところにいるタイプ。
個人的には、他の犬と仲良く遊べなくても、彼女がストレスを感じていなければ全く問題ないと思いました。

クライアントさんによっては、愛犬が楽しそうだからと、犬友達を沢山作らなくてはと思われる方もいらっしゃいます。
犬もそれを知ってか、前から犬が来るたびに座ったり伏せたりして動かなくなるそうです。
愛想がいいのはいいことですが、相手がいることなので、相手の犬が犬に対してどういう感情を持っているかをはかり知ることは出来ません。
中には、吠えかかってきたり、アグレッシブに向かって来る犬もいるでしょう。

我が家の場合、近所の散歩コースはごみごみしていることもあり、公園でなければ、基本挨拶はしません。
逆に伏せて待っていられたら、仕方なく引き返すか、横道に入って避けざるを得ません。
なぜなら、未去勢の見習いは誰でもウェルカムとは限らないからです。
基本女の子は大好きですが、黒い女の子がちょっと苦手だったり、自分と同じサイズ以上のオス犬には過剰に反応するからです。

また、毎回挨拶が出来るものと犬が思ってしまうと、出来ないときにストレスになり、挨拶させてもらえるまでその場を動かないという弊害も出てきます。

犬同士の挨拶には3秒ルールというのがあります。
「こんにちは。」と相手の匂いをサラッととったら、「じゃぁ。」ぐらいで離れていけば大きなトラブルにはなりません。

小型犬なら、座り込んだり伏せられても、ひょいと抱き上げられますが、40キロを超える大型犬になるとそうもいきません。

初めから、道端は3秒ルールにしておくと、犬も混乱しなくていいかも知れませんよ。

パーソナルスペースが広い見習いは、苦手な犬と遭遇した場合、相手との距離が近いとかなりのストレスを感じてしまいます。
よって、他犬との距離と見習いの反応は確認しておかなければいけません。
個人的には、どんな犬もスルーできる精神力が欲しいところです。

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2021年10月 2日 (土)

ドッグトレーニング:「待てる犬」にするには?

今日の2件のプライベートレッスンは、たまたま若いボーダー・コリーの女の子と男の子でした。

女の子は、これから少しオビディエンス(服従訓練)をやってみたいとおっしゃる飼い主さん。
男の子は、パピートレーニングからお手伝いさせていただき、現在デイリートレーニングを行っています。

さて、ここで共通していることは、「きちんと待っていられる犬になって欲しい。」という部分。

「きちんと待っている」とはどんなことを言うのでしょうか。

例えば、クルマのディーラーで営業マンと話をするので、「ちょっと待っててね」と言われた犬たち。

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例えば、散歩の途中で朝食のパンを買うので、店の前で「ちょっと待っててね」と言われた犬たち。

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前者は屋内なのでリードは繋いでいませんが、動かないでフセをし続けることが大前提。

後者は屋外なので、ガードレールにリードを繋いでいますが、立ち上がったり、通りがかりの人にちょっかいを出してはいけないというのがルール。

最後はオビディエンス競技で、ハンドラーが犬から目視出来ない場所に隠れて2分間微動だにしないことを求める「マテ」

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つまり、「マテ」のレベルはいろいろです。

ただ、明らかなのは、ハードルを少しずつ上げながら練習をしていかなければ、最後のレベルには到達できないということです。

そこで重要になって来るのが何度も書いている「3D」。
つまり、「Duration(持続時間)」「Distance(距離)」「Distraction(環境刺激)」です。

目の前で、5秒動かないでいられたら、次は7秒、9秒、というように、少しずつ時間を伸ばしたり、あるいは、目の前で5秒動かないでいられたら、犬から2歩離れて5秒動かないでいられるか。
そして、最後はよその犬が走り回っているドッグランの横で同じようなことができるのか。
と言った練習を繰り返して行うことによって、最終的にハンドラーの姿が見えなくなっても、必ず戻って来ると犬が理解していれば「待てる犬」に成長できるわけです。

焦らず、確実に伝えていきましょう。

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2021年10月 1日 (金)

ドッグトレーニング:教えていないことは出来ない。

タイトルを見ると、「当たり前でしょう」とおっしゃる方ばかりだと思うのですが、実は意外と勘違いをしている飼い主さんがいらっしゃいます。

昨日の基礎オビクラスともかぶるのですが、例えば「オスワリ」。
おうちの中で「オスワリ」と言えば、手にオヤツを持っていなくても「オスワリ」が出来るようになった愛犬。

すると、飼い主は愛犬が「オスワリ」をマスターしたものと思います。
確かに、家の中で、飼い主と目が合って「オスワリ」と言われればほぼ完ぺきにできるようになったので、「オスワリ」の意味を正しく理解したものと思うのは当然です。

しかし、もし家の中ではなかった場合はどうでしょうか。
飼い主と目が合っていないときはどうでしょうか。
「オスワリ」したままじっとしていられるでしょうか。

これらのことは、「オスワリ」を様々なシチュエーションでも出来るように練習しなくては犬は出来ません。
出来ないのは頭が悪いわけでもなんでもなく、きちんと教わっていないからです。

昨日の基礎オビクラスに参加した犬たちは、子犬の頃からいわゆる「お勉強」はやっているので、飼い主さんとの協働作業の意味もある程度理解しています。
声をかければちゃんと反応し、飼い主さんが次に何を言うのか集中していることも出来ます。
それは、子犬の頃から日々の生活の中で、コミュニケーションやトレーニングを続けて来ていればこそです。

このような下地が無ければ、たとえ愛犬であっても、お願いしたことをすぐに聞いてくれるとは限りません。

ドッグトレーニングはひとつひとつの行動を教えるだけではありません。
その行動がどんな場合であっても出来るように犬に練習の機会を与えて、自信をつけさせることです。

以前にも書きましたが、「オスワリ」、「お手」、「お代わり」、「フセ」という一連の流れを教えた場合、犬に「フセ」というキューを出すとまず「オスワリ」をしてから「フセ」をする犬になります。
なぜなら、立っている状態(立止の姿勢)からの「フセ」のやり方を教わっていないからです。
勉強していないことは出来なくて当然。
「立止」からの「フセ」を教えてあげるだけです。

一つ一つの行動をわかりやすく、どんな状況であっても出来るように練習を続けていくと、きちんと出来るようになるまでに1歳~2歳ぐらいになってしまうのは普通です。

もちろん、特定のドッグスポーツ(競技会)に出ようと思って、日々様々なトレーニングに時間をかけていけば、当然ゴールに早く到達することはできますが、一般の家庭犬が、「最近いろんなことができるようになったな。」と飼い主さんが感じられるには、やはりそれなりの時間が必要です。

焦ることはありません。
トレーニングを毎日少しでも日課にすることで、コミュニケーションは取やすくなりますし、犬の学習も効果的に進みます。
子犬の頃にトレーナーに習ったから、もうお勉強は終わりではなく、その後も体の成長と共にご家族が丁寧に教えてあげることで、犬は大人になっていくことが出来ます。

長い目で、根気よく犬育てを続けていきましょう。

ちなみに、座り続けていることと、咥え続けていることをちゃんと教えておくと、こんな写真も撮れます。

202110011

愛犬のおりこうさんな写真を撮ろうと思っても、じっとしていられないなんてありませんか?
「オスワリ」や「フセ」を一発芸ではなく、「持続」をきちんと教えてあげると、写真も撮れるようになりますよ。

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