ドッグトレーニング:「前進」(送り出し)とは。
服従訓練やオビディエンス競技では「前進」という、犬を前に送り出す作業があります。
距離や方向などは様々ですが、基本は犬を前に送り出して、キューで犬を停めます。
この場合、犬は着地点でハンドラーの方に振り向いて止まり、次のキューを待つことが多いものです。
一方、ドッグダンスの場合は、犬がハンドラーの方に振り向かない「前進」を教えます。
なぜなら、犬とハンドラーがアイコンタクトを取らない作業のほうが難度が高いからです。
つまり、犬がハンドラーの方を向いていなくても、言葉のキューに対して確実に作業することが求められるわけです。
2014年のOEC(Open European Dogdance Championships)の優勝ペア、Sandra Roth氏とLizzyのルーティン(演技)を見れば、いかにその作業が難しく、かつ、このペアのルーティンの美しさに目を奪われることでしょう。
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アイコンタクトを取らないだけでも作業は難しくなりますが、さらに遠隔で行うことで難度はあがります。
このような遠隔作業は「バックチェインニング」と言う、最終形から少しずつ手順を巻き戻すように犬に行動を教える方法で教えることがあります。
難度が高い作業ほど、細かいステップに行動を分けて教えていく必要があるからです。
オビディエンスの「前進」では、基本勢いよく走って行くことが求められますが、ドッグダンスの「前進」では、走る動きだけでなく、歩くことも教えることが出来ます。
奥が深いドッグスポーツですね。
アシスタントのニコルも現在遠隔作業の練習中ですが、じっと前を向いて立っているのは難しいようです。
今日は火曜ドッグダンスの定期レッスン日でしたが、まずは、ハンドラーの近くで、前を見る練習から始めてもらいました。
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