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2021年8月30日 (月)

犬を前に出さない理由はリーダー論とは関係ありません。

パピーレッスンでは、クレートやハウスから子犬を出すとき、犬が扉を開けた途端に飛び出してこないように教えていきます。
つまり、「いいよ。」や「オイデ。」と言ったキューを聞いてから出るようにと教えています。

家の中なので、飛び出してこようと全く問題は無いのですが、目の前の扉が開いたら勢いよく出てくるという行動が習慣になってしまうと、車に乗せたクレートや、玄関のドアなど、扉が開けば飛び出すことがあたりまえになってしまうかもしれないからです。

「クレートやサークルと玄関のドアが違うことぐらい犬はわかっているよ」とおっしゃる方は、玄関のドアと車の乗り降りだけ注意してください。

よく「オスワリ」をさせてからと言う人もいますが、私は特に「オスワリ」は要求していません。
立っていても、解除されるまで飛び出さなければOKです。

また、「犬より先に人間が出なければいけないというのはリーダー論から来る」と言う人もいて、扉の出入りをあまり気にしない人もいますが、個人的には、玄関から人間より先に飛び出して車にひかれたり、出会い頭に遭遇した犬と喧嘩になるというリスクも回避できるので、まず人が先に出て様子をみてから犬を呼ぶ方が安全だと思っています。

いずれにしても、声が聞こえる状況の犬であっても、他に気を取られていれば聞こえなくなりますので、行動を習慣化しておくことは大事だと思います。

リスクがあるエリアでは、普段から、準備万端で犬たちの先達でいないといけませんね。

さて、前を歩きたがり屋な見習いですが、角に差し掛かるときは声をかけるようにしています。
202108301
一応耳はこちらに向けているので、話は聞こえているようです(笑。

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