犬の身体的能力を過信しすぎない
高いところから飛び降りても、ひらりと体を回転させ、怪我ひとつしないで着地するネコ科の動物たちを見ていると、ついつい、犬の身体能力も優れていると思いがちです。
確かに、アジリティやディスクを追いかけて華麗に跳んでいる犬たちを見ていると、並外れた身体能力を過信してしまいがちになります。
私は子供のころから、ある意味犬たちの本能的な動きや身体能力の素晴らしさをずっと信じてきた方なのですが、実際犬たちと長く暮らして、意外とそうではないことを知り、過信してはいけないと日々思うようになりました。
例えば、二階から階下に降りる階段の上にベビーゲートをつけていたとあるご家庭の話。
犬が勝手に下りないようにとの配慮で付けていましたが、犬はなんなく跳び越えてしまいました。
その身体能力は素晴らしいのですが、その先に下る階段があったことに気づかず、骨折してしまったそうです。
我が家の先代のボーダー・コリーは、私がごはんを持って上階に上がって行こうとしたとき、階段の上からごはんが来るのを見ていて、上から降ってきました。
すでにシニアだったので、恐らくふらっとしたのでしょう。
私は持っていたごはんを放り出して、降ってきた犬を抱きとめました。
歳を取ったら気をつけなくてはいけませんね。
今回オリンピックの総合馬術のクロスカントリーを見ていて、素晴らしい身体能力を持つ馬たちが、躓いたり、飛越しそこなう場面も見ました。
私もよくふり落とされました(汗。
犬たちの能力も過信しすぎてはいけませんね。
特に、犬種によっては痛みに強いタイプの犬たちがいます。
怪我をしても、何も無かったかのように遊んでいて、あとで流血を見て怪我に気づくというタイプです。
倒れるまで走り続ける犬もいます。
先ほど上階から降ってきたボーダーも、若い時は走り回り過ぎて腰を抜かしたことも。
夏場は犬たちも熱中症や水中毒、低体温症など、様々な危険がありますので、強制休憩を入れるなどして十分ケアしてあげましょう。
生後9か月で水遊びに目覚め、唇が紫色になっても上がって来ないので、強制休憩させられた見習いです。
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