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2021年8月 8日 (日)

子犬をポジティブに育てるには。

子犬の悪戯に日々頭を悩ませている飼い主さんは少なくありません。
代表的なお困りごとは以下のようなものではないでしょうか。

①トイレを覚えてくれない
②悪戯(噛んで物を破壊する)がひどい
③甘噛みが激しい
④要求吠えが激しい


子犬のこれらの行動は当然通る道と言えますが、その度合いは個体によって異なります。
そしてそれを受ける飼い主側の受け取り方も様々です。

「このぐらい当たり前」と感じるのか、「こんなはずじゃなかった。」と感じるかはそれぞれです。

初めて子犬と暮らす家庭であっても、経験者であっても、受け取り方は様々です。

上記の犬の行動に対して、まず最初にやるべきことは、それらの行動が出づらい環境設定をすることです。

①トイレを失敗させづらい環境。
②悪戯をさせづらい環境。
③甘噛みをさせづらい環境。
④要求吠えが出づらい環境。


それらは一体どんな環境でしょう。

①トイレのタイミングを見計らって、トイレスペースに犬をいざないながら、さりげなくトイレのキューを教え、上手に出来たら言葉で褒め、失敗してもネガティブなことは言わない。
ハウスやサークルを効果的に使う。

②悪戯の対象になる物をは犬の居住空間に置かない。

③甘噛みをしたがるときは代替品(噛んでもいいおもちゃ)を提供したり、激しくなるほど興奮しそうになったら、ハウスやサークルにいざなってクールダウンさせる。

④要求に対してすぐ対応していると、要求がかなえられなかった時のストレスが吠えとなって出やすいので、ある意味、吠えても要求がかなわないことを教えてあげることが大事。吠えていないときにいいことが起こる頻度を増やしていく。

そして、一番大事なことは、犬と真剣に遊び、犬の学習をサポートし、心地よい疲労感で休む時間を取らせることです。

子供と同じで、よく遊び、よく食べ、よく寝ることが子犬育ての基本です。

小さいころにやらなかった悪戯を大きくなって急に始めることはあまりありません。

困った行動が出始めたら、原因を究明し、その行動が出づらい環境づくりを考えてみましょう。
試行錯誤しながら、子犬と一緒に成長していくことはとても楽しいことです。

そして、どうしても困ったら、一人で抱え込まないで、プロに相談してみましょう。

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手を噛みたくなったら、噛んでもいいおもちゃを提供しながら、遊びたくなるように誘ってあげます。

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