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2021年8月31日 (火)

ドッグトレーニングは楽しく。

犬のトレーニングでは、犬が正しく行動出来たとき、言葉で褒めるだけでなく、ご褒美として食べ物(フードやオヤツ)を使いますが、実は食べ物があまりご褒美にならない犬たちもいます。

「まさか!」と思う方もいるでしょうが、実際食の細い小型犬などの中には、食べ物にあまり興味が無く、飼い主さんがごはんを食べさせるだけでも苦労していることがよくあります。
我が家の犬たちには考えられないことですが。

さて、そんな犬たちにとってのご褒美は何になるのでしょう。
遊ぶ。
撫でる。
抱っこする。

など、人間に興味が無い犬でない限り、人間と接することはある意味ご褒美になったりします。

飼い主さん自身がご褒美になれば一番いいのですが、だからと言って、新しい行動を教えるとき、行動を引き出すためのルアーとして、食べ物が使えないのは少々不便です。

特に、服従訓練やドッグダンス、アジリティやディスクなど、リードを着けないドッグスポーツは沢山あるので、リードを引いたり、体を押したりしながら行動を教えていくのは難しいもの。

アジリティやディスクなど、モチベーションの元になるオブジェクトがあれば別ですが、そうでない場合、例えばヒールで一緒に歩くといった動きに対しては、トボトボついて来るのではなく、楽しそうに一緒に歩いて欲しいものです。

そんな時、大好きなおもちゃがあれば、食べ物の代りに使うことが出来ます。
おもちゃを追いかけ、行動を促し、ご褒美はおもちゃで遊ぶ。

それだけでも十分モチベーションは上がってきます。

ご褒美として食べ物が使えない場合は、是非おもちゃを使うことも考えてみましょう。
投げて取って来るのが好きな犬には、ボールやディスクでも十分モチベーターとなります。

今日のプライベートレッスンでは、食べ物への執着の低いLさんのモチベーションをあげるためにおもちゃを使ってやりました。
ご褒美は投げたおもちゃを取りに行ったり、引っ張りっこです。
おもちゃ大好きなLさんにとっては、とても楽しい練習になりました。

人とおもちゃを介して遊ぶことが楽しいことがわかれば、犬は自分から持ってきてくれるので、次につなげやすくなります。

一人遊びも大事ですが、一緒に遊ぶことも教えてあげましょう。

パピーの頃から遊んであげることで、早く習慣にすることができます。

シニアになっても遊んで欲しいアシスタント。
引っ張りっこも大好きです。
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