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2021年8月

2021年8月31日 (火)

ドッグトレーニングは楽しく。

犬のトレーニングでは、犬が正しく行動出来たとき、言葉で褒めるだけでなく、ご褒美として食べ物(フードやオヤツ)を使いますが、実は食べ物があまりご褒美にならない犬たちもいます。

「まさか!」と思う方もいるでしょうが、実際食の細い小型犬などの中には、食べ物にあまり興味が無く、飼い主さんがごはんを食べさせるだけでも苦労していることがよくあります。
我が家の犬たちには考えられないことですが。

さて、そんな犬たちにとってのご褒美は何になるのでしょう。
遊ぶ。
撫でる。
抱っこする。

など、人間に興味が無い犬でない限り、人間と接することはある意味ご褒美になったりします。

飼い主さん自身がご褒美になれば一番いいのですが、だからと言って、新しい行動を教えるとき、行動を引き出すためのルアーとして、食べ物が使えないのは少々不便です。

特に、服従訓練やドッグダンス、アジリティやディスクなど、リードを着けないドッグスポーツは沢山あるので、リードを引いたり、体を押したりしながら行動を教えていくのは難しいもの。

アジリティやディスクなど、モチベーションの元になるオブジェクトがあれば別ですが、そうでない場合、例えばヒールで一緒に歩くといった動きに対しては、トボトボついて来るのではなく、楽しそうに一緒に歩いて欲しいものです。

そんな時、大好きなおもちゃがあれば、食べ物の代りに使うことが出来ます。
おもちゃを追いかけ、行動を促し、ご褒美はおもちゃで遊ぶ。

それだけでも十分モチベーションは上がってきます。

ご褒美として食べ物が使えない場合は、是非おもちゃを使うことも考えてみましょう。
投げて取って来るのが好きな犬には、ボールやディスクでも十分モチベーターとなります。

今日のプライベートレッスンでは、食べ物への執着の低いLさんのモチベーションをあげるためにおもちゃを使ってやりました。
ご褒美は投げたおもちゃを取りに行ったり、引っ張りっこです。
おもちゃ大好きなLさんにとっては、とても楽しい練習になりました。

人とおもちゃを介して遊ぶことが楽しいことがわかれば、犬は自分から持ってきてくれるので、次につなげやすくなります。

一人遊びも大事ですが、一緒に遊ぶことも教えてあげましょう。

パピーの頃から遊んであげることで、早く習慣にすることができます。

シニアになっても遊んで欲しいアシスタント。
引っ張りっこも大好きです。
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2021年8月30日 (月)

犬を前に出さない理由はリーダー論とは関係ありません。

パピーレッスンでは、クレートやハウスから子犬を出すとき、犬が扉を開けた途端に飛び出してこないように教えていきます。
つまり、「いいよ。」や「オイデ。」と言ったキューを聞いてから出るようにと教えています。

家の中なので、飛び出してこようと全く問題は無いのですが、目の前の扉が開いたら勢いよく出てくるという行動が習慣になってしまうと、車に乗せたクレートや、玄関のドアなど、扉が開けば飛び出すことがあたりまえになってしまうかもしれないからです。

「クレートやサークルと玄関のドアが違うことぐらい犬はわかっているよ」とおっしゃる方は、玄関のドアと車の乗り降りだけ注意してください。

よく「オスワリ」をさせてからと言う人もいますが、私は特に「オスワリ」は要求していません。
立っていても、解除されるまで飛び出さなければOKです。

また、「犬より先に人間が出なければいけないというのはリーダー論から来る」と言う人もいて、扉の出入りをあまり気にしない人もいますが、個人的には、玄関から人間より先に飛び出して車にひかれたり、出会い頭に遭遇した犬と喧嘩になるというリスクも回避できるので、まず人が先に出て様子をみてから犬を呼ぶ方が安全だと思っています。

いずれにしても、声が聞こえる状況の犬であっても、他に気を取られていれば聞こえなくなりますので、行動を習慣化しておくことは大事だと思います。

リスクがあるエリアでは、普段から、準備万端で犬たちの先達でいないといけませんね。

さて、前を歩きたがり屋な見習いですが、角に差し掛かるときは声をかけるようにしています。
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一応耳はこちらに向けているので、話は聞こえているようです(笑。

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2021年8月29日 (日)

子犬を問題児にさせない環境設定

生後23か月の子犬は人間で言えばまだまだ幼稚園にも上がらない2歳児程度です。
「出来てあたりまえ」ではなく、「出来たらすごい!」という考えで接していないと、人間も犬もストレスを感じてしまいます。

犬にも個体差があるので、好奇心旺盛で、自分の周りにある物全てをおもちゃ(ゲーム)にして、噛んだり、引っ張ったり、かじったりする子もいれば、与えられた環境の中で静かに過ごす子犬もいます。
どの子も同じではありません。

寂しがりやで、人の姿が見えなくなると鳴いたり、大好きなごはんの時間になると、いてもたってもいられなくなって大騒ぎをするなど、それぞれです。

しかし、どの子もそれから10数年、家族のメンバーとして一緒に生活していく上では、お互いがストレスをなるべく少なくして、意思の疎通を図っていく必要があります。
信頼関係も築かなければいけません。
体罰的な行動を取ってしまえば、「この人はボクのことを思っているから叩くんだ。」などと考える犬はまずいないので、「嫌なことをする怖い人」と印象付けられてしまいます。

そんなことにならないために、どうやって子犬にこちらの意図を伝えていけばいいのか、飼い主側としては日々試行錯誤が続くわけです。

一番簡単な方法は、問題が起きるであろうことを予想し、未然に防ぐことです。

例えばトイレ(排泄)。
トイレスペースが理解できていないようであれば、子犬が認識できるまでは、子犬の生活空間にトイレシーツを広く敷いてやったり、フリーで遊んでいるときトイレにたどり着けそうになければトイレスペースを増やすといった環境設定が必要になります。

例えば甘噛み。
もともとは甘えて人の手を優しく噛んだり舐めたりするものですが、目の前でよく動く手は、追いかけたくなる格好の獲物のようにも見えます。
特におもちゃを動かして遊びに誘えば、間違って歯が当たってしまったり、あるいは、手の方が噛みやすいと思ってしまうこともあります。
さらに、着ている物がヒラヒラしていれば、これまた噛みたい衝動を引き金にもなります。
子犬と接するときは、子犬を意図せず誘ってしまうことのないように、服装にも注意してあげましょう。
目の前でヒラヒラするスカートや袖口などは、子犬の頃はちょっと我慢しましょう。

遊んでいいものは、飼い主が提供する危険性のない犬用のおもちゃと決めてあげれば、犬の勘違いも減らすことが出来ます。

古くなった靴下をおもちゃに与えている状態で、床に落ちていた新しい靴下に跳びつく犬に、「それは違う!」と言っても、犬にその区別はつけづらいものです。

環境設定は人間だからできること。
犬の行動を想像しながら、予防策を考えれば、お互い無用なストレスを溜めずに済むでしょう。

リスクマネジメントも含め、犬の安全をまもるためにも、想像力は欠かせませんね。

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好奇心旺盛なパピーくん、おもちゃで真剣に遊んだあとは、排泄を済ませ、お昼寝タイムでした。

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2021年8月28日 (土)

パピーレッスン:信頼関係は少しずつ

先日お迎えしたばかりのパピーEさんのレッスンに行ってきました。
トイレの失敗はほぼなし。
でも、トイレシーツ剥がしの楽しみを覚えてしまったらしいので、トイレトレイをメッシュ付に変更してみることに。

夜泣きも無く、吠えも少ない。
大きなお困りが無いのはいいことですが、完璧な子犬などいるはずはありません。
注意深く観察することは欠かせません。

さて、E
さんのお宅には小さいお子さんがいます。
今一番の問題はお互いの意思の疎通。

子犬の跳びつきや甘噛みは自然の行動。
大人なら対処は簡単ですが、お子さんはなかなかそうはいきません。

無理強いではなく、少しずつ関係性を築いていく必要があります。

年かさのいとこさんは上手にEさんと接しています。
E
さんとお子さんの橋渡しになってくれることを期待したいですね。

おもちゃで上手に遊べるようになったEさん。

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しかも、遊んでくれる人の元に自分からおもちゃを持っていきます。

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人と遊ぶことが楽しいと少しずつ理解出来るようになると、犬の方から遊びに誘ってくれるようになります。
絆作りの第一歩ですね。

ひとしきり遊んだらごはん。
ハウスも自分から入ってくつろげるほどのEさんですが、落ち着いて食べられるように、ハウスの中でごはんを食べてもらいました。

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新しい環境になじむのが速いEさんです。

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2021年8月27日 (金)

ディストラクションの中でのお散歩

今日は若い女の子Mさんのお散歩レッスン。
熱風吹く残暑の中、公園の木々の下は、一息つける場所でした。

日常の街中のお散歩と違い、公園の土や草の上はいろいろな匂いがしたり、虫が動いていたり、木の上にはカラスが鳴いていたりと刺激が満載です。

ロングリードはそんなときもMさんの好奇心を満喫させてくれます。

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そんな中で、声をかけるとちゃんと戻って来られるMさん。

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日ごろ、おうちの中だけでなく、お散歩の途中でも練習していただいている成果が出ています。

最後は、ディストラクションの中で、一緒に歩く練習。

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気になる物はあっても、自分から飼い主さんに意識を向けられるMさん。

日ごろの練習は裏切りませんね。

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2021年8月26日 (木)

初めてのパピーレッスン

今日は新しいご家族の元にやってきた生後2か月のパピー、Eさんのレッスンでした。
と言っても、正しくは、飼い主様ご家族のレッスンでした。

どうやって、子犬に接したらいいのか。
どう褒めたらいいのか。
お子さんと子犬との関係づくり、等々。
この先10数年を見越した犬育てのお話をさせていただきました。

ご家族皆さんが真剣に耳を傾けて下さいました。

こちらのご家庭には、パピーさんが来る前から様々なご相談を頂き、子犬を迎えるにあたって必要な物やことについてお話していたので、お迎えになった直後も、アドバイスを守って頂き、パピーさんも大分落ち着いていました。

そこで、まずは犬との接し方について、初対面の私との様子を見ていただきました。

パピーさんのプレースペースに入れていただくと、当然のように、Eさん、私の匂いを嗅ぎまくり。

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どうぞ好きなだけチェックをしてください。

少し落ち着くと、子犬らしく跳びついて、アテンションを取ろうとしていたので、前足を床につけるのを待ってから褒めてあげました。

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その後名前を呼んで反応を見たら、ブリーダーさんのところで、早くから呼んでもらっていたこともあり、ちゃんと反応してくれます。
名まえを呼んで見てくれたら、言葉で褒め、フードをあげながら、そっと体を触ってみました。

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嫌がらない程度にさりげなく撫でてあげます。

その後、更にリラックスしたEさん、遊ぼう♪と誘ってくれました。

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そこで、Eさんが遊びたくなるように、お気に入りのおもちゃを動かして誘ってみたところ、食いついてくれました。

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ひとしきり遊んだあとは、ハウスにフードを入れながら、サークルに戻し、静かに見守っていたところ、お水を飲んだり、ちょっと出して欲しそうにしていましたが、トイレシーツで排泄を済ませ、そのまま寝てしまいました。

パピーさんの健全なライフスタイルですね。

よく寝て、よく遊び、よく食べて、いいものを出す。

ちょっと慎重なお嬢さんです。
これから、無理せず、いろいろな経験のお手伝い。

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2021年8月25日 (水)

ドッグシッティング

今日は飼い主さんがご不在中のシッティングサービスに伺ってきました。

先代のボーダー・コリーの頃からよく存じ上げている子たちで、話が通じるのでお世話も大変楽です。

例えば、トイレのキュー。
お世話の中には、当然トイレシーツの交換なども含まれていますが、お伺いしたときは排泄のあとが無いこともあります。
成犬になるとある程度我慢が出来るので、飼い主さんが帰ってきてからだったり、散歩の時にトイレをしようと我慢するようなことがあります。
そこで、訪問時はとりあえずトイレを促すキューを言ってあげると、我慢していた排泄を済ませてくれます。

その後も散歩に出れば、トイレをしてもいい場所でトイレキューを出してあげると、さっさと済ませてくれるので、我慢させているのではないかと心配して帰れなくなることも無く助かります。

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帰って来た時の足拭きも日常的に問題なくやっていらっしゃるので、私がタオルを見せても、素直に足を拭かせてくれます。

合間には一緒に遊んでくれます。

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日常的に飼い主さんと会話が出来ている犬たちは、伺ってもストレスをあまり感じることなく接っしてくれるので、シッティングサービスがスムースに提供できます。

しかも、今日は夜の散歩で私が道を間違えると、「オバサン、そっちじゃないわよ。」と立ち止まったお嬢さん。
私が、「〇〇ちゃん、おうちに帰るのよ。」と促しても、ちょっと納得のいかないお嬢さん。
それでも、曲がろうとして私はようやく気付きました。
私が道を間違えていたことを。

また元気な彼女たちに会えるのを楽しみにしましょう。

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2021年8月24日 (火)

ドッグダンス:大型犬の場合

最近、大型犬でドッグダンスを楽しまれる方が増えています。
ドッグダンスは犬のサイズに関わらず楽しめるドッグスポーツなので、是非トライしていただきたいものです。

さて、先日プライベートレッスンに参加された秋田犬のRさん。
オンとオフがはっきりしていて、ママが始めようとすると、嬉しそうに参加してくれます。

一緒に歩くヒールウォークに少し慣れてきたところで、簡単なトリックに挑戦していただくことに。
それは、回転系の動きの「スピン」。
犬だけで360度回転する動きです。

そもそも、犬が勝手に一人でまわることはあまり無いので、動き方を誘導で教えてあげます。

※一般的な教え方は下記のyoutube動画👇で確認できます。


上記の動画のように、犬の鼻先に、犬が好きなトリーツ(食べ物やおもちゃなど)を見せて円を描くようにゆっくり動かしていきますが、大型犬の場合、ハンドラーの手の長さが犬の体の長さに届かず、上手に誘導出来ないことがあります。

Rさんも、ゆっくり大きく動くので、途中で手が届かなくなってしまいました。

そこで、まずRさんの首を斜め後ろに振る練習から始めました。
首を先に回すことで、タイトに回ることが可能になるからです。
しかし、首だけ回しても体が動かないと回転できないので、まずはRさんの斜め後ろ方向にトリーツを投げて、自ら取りに行く行動を引き出して回りやすくしました。

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顔を後ろに向けることに少し馴れてきたら、トリーツを持ちながら、動きを持続していき、最後までぐるっと回ってもらいました。

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一回ではなかなか動きを覚えることは難しいですが、何度か繰り返していくように、動きもスムースになってきます。
愛犬のペースに合わせて、教えてあげましょう。

有名なロシアの超大型犬のドッグダンスはこちら👇


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2021年8月23日 (月)

ドッグトレーニング:未だに根強いリーダー論

昨今の犬のトレーニングは、「正の強化」と言われる手法で、犬の学習を手助けすしながら行われることが一般的になっています。
それは、何をして欲しいのか、犬にわかりやすく伝えていく方法で、やって欲しくないことに対して罰を与える手法ではありません。
なぜなら、犬は与えられた罰が何を意味しているのか分からないため、正解が出すことが出来ず、いつまでたっても学習が進まないからです。

しかし、以前の訓練法は、強制訓練と言われる、いわゆる力による訓練方法でした。
犬が間違った行動をすれば、大きな声で圧をかけて罰を与える。

例えば、トイレのスペースでトイレが出来なかった犬を捕まえて、「イケナイ!」と言いながら、粗相の上に犬の鼻を押し付けるという躾法。
この方法では、犬がトイレの場所を間違えてしまったことを叱られたとわかるかと言えば、答えは「否」。
人間でも、おそらくわからないでしょう。
この方法では、犬は排泄行為を叱られたと理解し、以後、人が見ている前ではトイレをしなくなり、隠れてするようになったという話はよく聞きます。

こういった躾方法は、ある意味犬を服従させるための手法でした。
なぜ服従させなければいけないのか。
そこには、リーダー論という背景があります。

人間は犬のリーダーでなければいけない。
犬の祖先はオオカミで、オオカミはパックの中に必ずリーダーがいて、下位のものはリーダーの言うことを聞く。
というもの。

しかし、すでにオオカミ=リーダー論という考え方は間違っていることが証明されているようです。

いずれにしても、犬が人を順位付けするとか、リーダーの言うことしか聞かないというのは大いなる間違いと言えます。

犬は、わかりやすく伝えてくれる人間の話を聴き、信頼します。
一番力がある人だからではありません。

以前問題行動の解決のためにお伺いしたとき、愛犬がご家族全員を咬むようになった原因をお聞きしたら、獣医さんから甘噛みが強くなったらリードを吊り上げて、誰が一番強いのかわからせてやってくださいと言われたので、その通りにやったとおっしゃっていました。

獣医さんは医師としてはプロでも、トレーナーとしてはプロではありません。
是非、トレーニングや犬の行動に関する情報をアップデートしているプロの話を聴いてください。

そもそも、バカな犬はいません。
犬はちゃんと学習しています。
何を学習するかは、学習の場を提供する人間側の問題です。
どうぞ、その個体をよく観てください。
犬の方が人間をよく観察しているので、人間の教え方が間違っていれば、間違ったことを学習してしまう可能性もあります。
是非、犬を責めたり、力で押さえつけることなく、進むべき道をわかりやすく示してあげましょう。

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今朝目が覚めたら、ベッドの上で寝ていた見習い。
いつもは途中で降りてクレートに入って寝ているのですが、昨日はエアコンが効きすぎたかな。

犬と一緒に寝ているなんて(衛生上の問題は別として)、リーダー論者に言わせたら、きっとバカにされている飼い主に違いありませんね。
小型犬は、蹴っ飛ばしてしまうかもしれないので、注意してくださいね。
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2021年8月22日 (日)

パピーレッスン:初めての外散歩

今日は先日初めてハーネスとリードで歩く練習をおうちでやってくれたパピーくんの初散歩でした。
初散歩と言っても、ワクチンの3回目が済んでいないので、ご自宅の敷地内だけの散歩です。
当然散歩と言える距離ではありませんが、自分の足で地面の上を歩くのは初めてですので、外的刺激にさらされるという意味では十分でした。

※ワクチン接種回数は飼い主さんと獣医師との間で決められることなので、トレーナーとしてはその範囲内で出来るだけサポートをしていきます。

最初は地面の匂いが気になって仕方ないパピーくん。

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当然です。

リードを緩めて様子を見ます。

こんな時は、名まえを呼んでも全く反応出来ないので、呼ぶだけ無駄。
BGM
にならないよう、リードさばきでコントロールしていきます。
危険なものに関しては、ハンドラーがリードをとめる必要もあります。
危なくないものに対しては、自分でチェックさせてあげます。

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しばらく周囲の様子を確認すると、余裕が出てきました。

飼い主さんが、日々重くなるパピーくんの抱っこ散歩を頑張ってくださっているので、敷地外の車の騒音やゴミ回収車の作業音、子供の声、救急車のサイレンなどなど、様々な生活音を全く意に介しません。

落ち着いたところで、名まえを呼ぶと、ちゃんと反応してくれました。

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そして、おうちの中では当たり前に出来ているキューを出して見たら、

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素晴らしい!

沢山のディストラクションの中でも、ちゃんと人の話が聴こえるまでに落ち着けたパピーくん。
飼い主さんの努力が報われた感じですね。

これから少しずつ世界が広がっていきますが、基本はおうちで出来ることを外でも出来るようにしてあげるためのサポート。

頑張りましょう!

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2021年8月21日 (土)

リードの引っ張りは習慣化します。

散歩初めの子犬には多くのことを学んで欲しいので、基本的にはある程度行動範囲が広がるようロングリードを使いながら、いい行動は強化し、無理をさせず、自信をつけさせてあげる方法で散歩を楽しんでもらうことから始めます。

しかし、ある程度馴れてきたら、今度はハンドラーと息を合わせて歩いて行くことも教えてあげなければいけません。

引っ張られたら、グイっと引っ張り返すのではなく、それ以上引っ張っても前には進めないと教えていきます。

子犬に引っ張られても、大して負担はないので、ついつい引っ張られるままについて行ってしまいがちですが、散歩中に話が出来る程度コミュニケーションが取れるようになってきたら、少しずつ、一緒に歩くことを教えていけばいいでしょう。

今日のレッスンは生後6か月の女の子Vさん。

ご自宅の近所は大分上手に歩けるようになってきたので、少し距離を伸ばしての練習。

馴れていない場所では、当然気が散ってしまい、飼い主の声も届かなくなってしまいますが、馴れた場所で、飼い主さんと会話することを繰り返しながら、少しずつ新しい物も受け入れやすくしてあげることが大事。

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普段やっていることを新しい場所でも繰りかえしてやっていくだけですね。

V
さん、落ち着いて飼い主さんと歩けていますが、時折ペースアップしてしまいます。

そんなときもグイっと引っ張り返すのではなく、ちょっと待ってあげると、犬もそれ以上引っ張っても先に進めないと理解します。

一回で理解できることではありませんが、何度も繰り返してあげることで、少しずつ学習されていきます。
ドッグトレーニングは根気よくですね。

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2021年8月20日 (金)

犬はイヌという動物です。

なんとも当たり前なお題で、タイトルだけ見て続きを読まない方は、恐らく犬をちゃんと動物として扱っていらっしゃる方だと思います。

もし、「えっ?子供と同じよ。」とか、「ウチの犬は鑑賞用です。」とおっしゃっている方は是非最後までお読みいただけると、こういう考え方もあるのだということを頭の隅において頂けるのではないかと思います。

子犬を迎えると、ワクチン接種が必要になります。
今巷でよく聞くコロナワクチンの接種同様、病気に罹患することを予防するために必要となるものです。
成犬は多少感染しても発症するリスクが低いですが、抵抗力の無い子犬は重症化する可能性があるので、ワクチンを接種し、抗体があがってくるまでの期間を経てからお散歩に連れて出ましょうというが一般的です。

ワクチン接種が済むまでは外を歩かせてはいけないという基本情報を獣医師に言われてしまうと、外に全く連れ出さない飼い主さんの方が当然多くなります。

しかし、犬との生活全般のサポートをする立場のトレーナーとしては、ワクチンが済む前でも、是非子犬を外に連れ出して下さいとお願いしています。
なぜなら、生後2か月程度の子犬は好奇心が旺盛なので、新しい環境への適応能力が高いため、新しい家族の元に行くのにちょうどいいタイミングと言われていますが、ワクチン接種が完了する頃には、少し大人になってしまい、いろいろ怖いものが出てきて、環境への適応速度が落ちてしまうからです。
怖いものが出てきてしまうと、散歩中何かに反応してフリーズしたり、あるいは吠えたりと、犬にとって散歩が楽しいもので無くなってしまう可能性が高いからです。
散歩に出て、よその犬に会う度に吠えずにいられないとしたら、それは犬にとっても飼主にとってもとても大きなストレスになり、飼い主はついつい散歩に出る回数を減らし、犬はさらに社会化不足となり、散歩に行きたくなくなるという悪循環が繰り返されてしまいます。

そうならないためにも、早くから犬を新しい環境に馴らしてあげる必要があります。

では、どうすればいいのか。

そこで、「抱っこ散歩」をお奨めしているわけです。

小型犬であれば抱っこ散歩はさほど大変ではありませんが、中・大型犬の場合は次第に重くなって、抱っこもなかなか大変です。
我が家も初代ボーダー・コリーを迎えたときは、家の近所を30分程度子犬を抱いて歩き回りました。
当時の家の前はバス通りで、車の往来が多かったのと、学校が隣接していて、散歩の途中で幼稚園生、小学生、中学生、高校生や大学生と遭遇する機会が多かったからです。
しかし成長と共に次第に重くなって、抱いて歩くのは結構大変でした。
もしそのころ、犬用のカートがあったら、もっと楽だったと思います。

今の見習いが我が家にやってきたときは、先住の犬たちがシニアになってから購入したカートがあったので、カートに乗せて散歩に出ることが出来ました。

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地面に降りられなくても、車や自転車、よその人や犬など、多くのことを観察することができました。
カートに乗っているときはほぼ箱乗り状態で、まったく飼い主の方など見ようとしません。
それぐらい、周囲の様子は彼にとってとても刺激的だったということです。

カートはとても便利ですし、特にマンションなどの集合住宅にお住いの方は、共有部分では犬を歩かせられないという規定があったりすると、カートが子犬の社会化期だけでなく、その後の日々の散歩でも、共有部分の通過時に使用できるのでコストパフォーマンスはとてもいいと思います。
当然シニア期のお散歩でも使えます。

しかし、敷地の外を歩かれるときは、是非自力で歩かせてあげて下さい。

犬は視覚だけでなく、嗅覚を使いながら多くの情報を入手します。
自分の足で歩き、様々な匂いで物を確認するという行動で、多くを学習していきます。
怖いものと遭遇した時の対処法なども、自分の足で歩いていなければ経験できません。

「この犬は散歩はいらないですよ。」と言われて入手されたとしても、もし一生犬を家の中から出さないのでなければ、是非散歩に連れ出してあげましょう。

なんの下準備(経験)も無い犬を、突然家族旅行に行くからと見知らぬ場所に連れていけば、犬のストレスは想像以上のものとなるでしょう。

犬はいろいろなことを感じ、考え、学習する動物です。
人間社会で共に暮らすことをお願いするのであれば、過保護にすることなく、きちんと自立できるようにサポートしてあげることが人間の役目とも言えるでしょう。

「かわいそうだから。」とか、「この子には無理だから。」と犬が自立するチャンスを奪うことなく、犬という動物との生活を一緒に楽しみながら学んでいってほしいですね。

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2021年8月19日 (木)

ドッグトレーニング:無用の圧に気をつけましょう。

オビディエンスなどの訓練競技では、基本は1声符。
2
声符以上はペナルティになります。

競技とは関係なくても、愛犬に何かお願いしたとき、何度も何度も繰り返して言わなければいけない状況では、いざというときすぐに行動に起こしてもらえません。
例えば、「呼び戻し」。
危険を感じてすぐに呼び戻そうと思っても、犬が一度のキューに反応出来なければ呼び戻せず、安全を確保することは出来ません。

日常的によく言う「オスワリ」でも、一度言ったときに座ってもらえないのをそのままにしておけば、犬はそのうちにやればいいだろうと学習していきます。

そこで一度でやってもらえるように犬に教えていく過程で、一度言ったあと、すぐに犬が行動できなかった場合でも、犬が行動を起こすのを待って、出来たことをしっかり褒めることがあります。

この方法は、犬がきちんと行動を理解していて、ハンドラーがキューを出したときにちゃんと聞いていることが大前提です。

例えば、犬が他に気を取られていて、ハンドラーのキューを聞き逃していれば、犬はハンドラーが何を待っているのかわからず、求める行動を取ることはできません。
イライラして待っていても意味が無いので、犬がこちらに集中して意識を向けているときにキューを出すことがポイントです。

また、犬が行動を完全に理解できていなければ、当然行動に移すことは出来ず、ハンドラーが黙っていれば、「もしかしてこれ?それともこれ?」と言ったように、犬が知っているレパートリーをいろいろ見せ始めたりします。

いろいろやっても褒めてもらえなければ、犬の頭はパニックになり、正しく考えて行動できなくなります。

つまり、犬の状況を把握しないで、何度も繰り返しキューを言ったり、あるいは、黙って犬を睨んでいても、犬は何も理解したり学習したりすることはできないというわけです。

よくあるのは、「お手お変わり」や「オスワリとフセ」
そもそも混乱しやすい行動なので、ひとつずつが確実に理解できていなければ、犬は二分の一の確率で違うことをやるでしょう。

頻繁に間違えるようであれば、犬の学習レベルがまだまだ足りていないので、きちんと教えてあげることが必要です。

犬も機械では無いので、他に気がそがれていればハンドラーのキューを聞き漏らしますし、ハンドラーがなかなか褒めてくれないと、適当に出来ることをやったりします。

言いすぎてもダメですし、黙っていてもダメなことがあるわけです。

要は犬をよく観察して声をかけること。

上手にコミュニケーションを取って行きたいですね。

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最近少し落ち着いてハンドラーに集中しやすくなってきた見習い

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2021年8月18日 (水)

9月のイベントのご案内

917日からの3Daysイベントのお申込み締切が迫っていますので再度ご案内させていただきました。

🍀9
月17日:ドッグダンスワークショップ
202108181  

🍀9
月18日:ドッグダンスリハーサルショウ
202104111_20210818223401  

🍀9
月19日:WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
202003231_20210818222501  

詳細はこちら👇でご確認ください。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2021/06/post-2350b9.html

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2021年8月17日 (火)

トラウマ(心的外傷)のはなし

人間同様、犬も大きなショックを受けると心に傷を受けることがあります。
いわゆる「トラウマ(心的外傷)」です。

先日のレッスンで、子犬が成犬に噛まれてしまった場合トラウマになるかという話になりました。

子犬はしつこく遊びに誘って来るので、大人の犬にとってはしばしば教育的指導の対象となることがあります。
大人の犬が教育的指導する場合、マズルを当てたり、軽く噛んだり、あるいは吠えながらマズルをあてて歯があたってしまったりすることもあります。

基本的に、繰り返し執拗に噛んだり、噛みついた後首を振ったりしなければ、攻撃行動ではありません。

教育的指導、あるいは、「うざいからあっちに行け!」と言った大人の犬の言い分は良くある話です。
教育的指導は母犬によっても行われているので、子犬は多少びっくりしても、同じ行動が繰り返されなければトラウマになることはあまりないと思われます。
しかし、どの犬も良き先輩とは限らないので、子犬を年上の犬と会わせるときは注意が必要です。

去年我が家に一か月ほど滞在していたNちゃん。
我が家に馴れた頃、まったくアシスタントに相手にしてもらえないNちゃんは、見習いのVinにかまってもらおうと、何度もVinの入っているクレートの前でアピールしていたところ、あまりのしつこさに見習いがウツボのようにクレートから顔を出して、Nちゃんの顔目掛けて一声「ワン!」

びっくりしたNちゃん、キャンと叫んで、そのまま部屋の隅までピューと走って行って壁に向かって二足立ち。
よほど怖かったのでしょうね。

これで見習いの傍には当分行かないだろうと様子を見ていましたが、しばらくすると、ウツボに捕まらない距離でアピールしています。
時折、クレートギリギリまで行っては素早く下がってみたりと、賢く動き回るようになり、10日後にようやく見習いを懐柔しました。
トラウマにはなっていなかったと言っていいでしょう。

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※懐柔された見習いと、大胆な行動をとるNちゃん。

しかし、かつて我が家にいたハスキー君、おっとりした性格で、未去勢ながらどの犬ともフレンドリーに接することが出来た犬でしたが、シニアに差し掛かった頃、急にハスキーが増え始め、犬友たちと仲良く遊んでいた時、その中の若いハスキーの男の子に突然噛まれてしまいました。
新顔の若い雌のハスキーの登場で、その場がザワついたようです。

その時の傷は結構深かったのですが、彼は治療を嫌がることも無く、その後も他の犬とフレンドリーに接していました。
ところが、その数か月後、夜公園内を自転車で走行中、突然暗闇からノーリードのオスのハスキーが追いかけてきて、シニアな彼はダッシュで逃げることも出来ず、耳を食いちぎられてしまいました。

彼にとってこのような事件が2繰り返されたことで、まさにトラウマを抱えてしまうことになってしまいました。
以降オスの大型犬が近づいてくると、唸ったり、吠えたりしてあからさまに嫌悪を表すようになりました。

トラウマは嫌悪刺激の回数とは関係ありません。
要は犬がその状況をどう受け止めたかによります。
たとえ一度でも大きな衝撃であれば、トラウマになる場合もあります。

犬同士の問題だけでなく、例えば人間側から継続的に嫌悪刺激を与えられ場合は、当然トラウマになって、犬はその状況になる前に防御策を取るようになります。

例えば、頭を叩かれ続けていれば、手があがった瞬間に逃げたり、叩かれる前に歯を当てるという行動を取ります。

かつて、柴犬の子犬の甘噛みに悩まされていた飼い主さんは、獣医師から、「甘噛みが始まったら、首輪に着けたリードを吊り上げて、甘噛み出来ないようにしなさい。」とアドバイスを受け、それを続けたそうです。
その都度子犬は、キャンキャンと鳴いていたそうですが、ある時から、飼い主さんがリードに手をかけようとすると、その手に噛みつくようになりました。

犬も心的外傷を受けることを理解したうえで、愛犬に接することが不可欠です。

トラウマへの対処法は、原因によって異なります。
原因を解明してから、時間をかけて治していく必要があります。

お互いのストレスを軽減するためにも、よりよい環境設定に気を配ることが不可欠ですね。

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2021年8月16日 (月)

FCIオビディエンスワールドチャンピョンシップ

金曜日からスイスでFCIオビディエンスの世界大会が開催されました。

昨年からのコロナ禍で、日本国内の選考会が開催されず、日本の代表チームの派遣がなかったことはとても残念です。

犬たちの一生はとても短く、いわゆる油がのっている時期はさらに短いと言ってもいいでしょう。
オビディエンス競技に限らず、アジリティやディスクなどのドッグスポーツにおいても、トップを目指すハンドラーにとっては、一年はとても貴重です。
オリンピック選手が4年後に合わせて調整できても、8年後では難しいのと同じです。

今回、各国の選考会で上位のチームが国の代表として参加するワールドチャンピョンシップ。
今年も2日間に分けて100ペアの審査が行われ、上位20ペアで最終日は決勝戦が行われました。

日本チームは参加していないものの、何度も日本に来られてセミナーの講師をしてくださったドイツのShaunaさん、イタリアのValentinaさん、そしてデンマークのMiriamさんなど、知っている方たちの競技を見るのはとても楽しいものでした。

特に初日グループに参加されたShaunaさんの一席のパフォーマンスは素晴らしいものでした。
競技中常に笑顔だったShaunaがとても印象的でした。

2
日目のグループのValentinaさんも決勝戦に残り、最終日20ペアで争われた決勝戦は圧巻でした。

グループ休止中も、微動だにしない犬たち。
202108161

その他の課目でも、素晴らしいパフォーマンスが見られました。
そして、なんと点数の辛いこと。
世界大会の厳しさは話で聞いていましたが、衝撃的でした。

202108160

そして、どの犬もイキイキと作業をこなし、例えミスがあったとしても、ハンドラーが犬をねぎらう様子は見ていて気持ちがいいものでした。

来年は日本からも世界大会に参加できるよう、コロナが終息することを望むのみです。

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2021年8月15日 (日)

パピーレッスン:初めてのハーネスとリード

今日はお散歩前のパピーくんに初めてハーネスとリードを着ける練習をしました。

お伺いしたら、まず落ち着かなくてはサークルから出られないことをリマインド。
上手に出られたら、ご挨拶のあとおもちゃで遊びます。

202108151

いつも訪問を大喜びしてくれるパピーくんですが、その勢いだと大興奮で私をおもちゃにしてしまいそうなので、ちゃんと道具(おもちゃ)で遊んで落ち着いたら、ようやくハーネスとリードを装着します。

ハーネスは着脱しやすい、頭を入れるタイプで、胴のところに2ヵ所ワンタッチ留め具がついています。
頭を入れるときも、ハーネスの先にフードを見せて、自分から頭が入りやすい状況を作ってあげます。

ハーネスが装着出来たら、床にフードを少し撒いて、気持ちが床に向いているときに、さりげなく背中のDカンにナスカンをとめます。

リードが顔の周りいブラブラしていると、格好の獲物になってしまうので、とりあえずたるませない程度に持って、子犬の視野に入らないようにしておきます。

202108152

最後はフードを手に持ち、子犬の名前を呼びながら歩き、ついてきたらすかさずご褒美のフードをあげるようにします。
余裕があれば、クリッカーを使うとさらに効果的です。

「おいで」で声をかけながら歩き始め、ついて来られたらすかさず褒めてフードをあげるという動作を繰り返していると、次第に子犬の意識がこちらに向きやすくなってきます。

床に置いたスマホを見つけてダッシュしそうになったときも、ちょっとテンションを高めに「おいで~」と呼んで破壊を回避。

最後は試しに「オスワリ」と言ったところ、なんとその場ですぐ座ってくれました。

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日ごろオスワリを強化している成果が出ています。

リードを着けたときに注意することは、リードはある意味犬の動きを妨げるので、犬にとっては邪魔ものと思われ、噛みついて引っ張ることもありますし、目の前にぶら下がっていれば、おもちゃのように噛んで遊ぼうとすることもあります。
そうなってから、「ダメダメ!」とリードを引っ張って取り返そうとすれば、子犬はますます興奮してしまいます。

最初からリードを視野外に置くことと、もし噛んでしまったら、無理矢理引っ張って取り返すのではなく、フード(オヤツ)を床に撒いて一度気持ちをそらしてリセットすると、いちいち叱る必要もありません。

リードが引っ張りっこのおもちゃにならないようにするには初めが肝心ですね。

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2021年8月14日 (土)

動物との接し方:オリンピックで改めて感じたこと

先週閉幕したオリンピック。
結局ちゃんと見たのは見逃し配信された馬術のみでした。
小さいころから馬が大好きで、馬術は昔かじったこともあり、とても楽しみにしていた競技でしたので、日本に輸送されるまでの様子もネット配信で見ていたほどでした。

まさに人馬一体となって馬の歩様の美しさを魅せる「馬場馬術(Dressage」や最大1m60cmの高さがある障害物を飛越する「障害(Jumping)」、自然の中を走る耐久レース「クロスカントリー」など、出場国関係なく応援して最後まで見いってしまった競技でした。

障害においては、馬が障害飛越をためらった場合、日本語では「反抗」と訳されていますが、”Disobedience”と言うペナルティになります。
今回の「障害」や「クロスカントリー」競技でも見られ、その都度やり直しを行ったり、あるいはライダーが落馬してしまったりと、いろいろな場面が見られました。

中には、障害自体をたて続けに落とした時点で、ライダーが棄権するシーンもありました。
馬の不調を感じ取っての判断だったと思います。

どのペアの演技を見ても、ライダーと馬との絆を感じるものばかりでしたが、オリンピックが終わってから、あるライダーとコーチの馬に対する虐待が報じられました。
私はどこかで見落としたのかと確認したところ、その競技は馬術ではなく、「近代五種競技」の中の馬術障害競技だったことを知りました。
私は近代五種競技は見ていませんでした。

ライダーは馬が全く思うように動かないためにパニックになり、コーチは馬を叩くように指示を出していたそうです。

近代五種競技の規定では、ライダーは貸与馬で競技をしなければならず、競技前に馬と接することが出来るのはわずか20分間だとか。

たった20分でお互いの何がわかるのでしょうか。

しかもその時の馬は、前に乗せたライダーからトラウマを受けたらしいとも書かれていました。

ドッグトレーニングに伺っても、私がその場で犬を動かすことはほとんどありません。
初回のカウンセリングで挨拶をし、犬が自分から寄ってきてくれるのを待ち、場合によってはその時犬にとってご褒美となるオヤツをあげてみたりしながら、少しずつお互いを知るという過程を経て、実際レッスンの時、おもちゃで遊んでみたり、ルアーリングなどから、犬との共同作業にはいります。
ましてや、人に対して警戒心が強かったり、なかなか心を開けない犬に対して、初めから能動的に関わることはしません。

何が言いたいかと言えば、近代五種競技の規定に問題があるということです。

動物にも様々な感情があります。
言うことを聞かそうと思えば、そんなことは無視して人間のペースで進めていこうとするでしょうが、現在は動物の福祉についても重要視されるようになり、犬のトレーニングや競技においては明文化されてきています。

犬同様頭のいい馬に対して、そのような配慮がされていないこと自体がおかしいと早くに気づくべきだったのではないでしょうか。

「犬は人を観る」とよく言われます。
犬嫌いな人の傍には寄って行かないとか、行動が読みづらい子供は避けるなど、犬なりにちゃんと考えて行動しています。
その代わり、ちゃんとわかっている人や、わかりやすいキューを出す人の言うことには素直に応えてくれます。

我が家の犬たちも、レッスン時、クライアントさんと一緒に動いてもらう時もあります。
どうすれば伝わるか体感してもらうためでもあります。
その代わり、キューの意味が分からなければ動きませんし、犬は決して叱られることはありません。

同様に、馬も乗り手をよく観ています。
昔は「馬は下手な乗りてをバカにして動かない」なんてことをよく聞きましたが、今になって思えば、下手な乗り手はきちんと馬にキューを伝えられないから馬が動かないのだと思います。

いずれにしても賢い動物たちを相手に何かをしようと思えば、きちんとステップを踏んで、お互いをよく知ることから始めなければうまく行くはずがありません。
しかも競技となればなおさらです。

近代五種競技の規定改正を求める国も出てきているそうです。
もっと早くに気づいていれば、今回のようなことも起こらなかったでしょう。

動物を道具としてではなく、心のある生き物として向き合うという意味で、自戒も兼ねて考えさせられた記事でした。

障害馬術の団体戦のジャンプオフ(優勝決定戦)は圧巻でした。
惜しみなく馬たちをねぎらっているライダーたちの姿は、長年苦楽を共にしている愛馬との集大成を表していたように見えました。

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2021年8月13日 (金)

トレーニングは躾だけではなく、コミュニケーションツール

ドッグトレーニングというと、犬をしつけたり、しつけのための新しい行動を教えるだけと考えている人も多いでしょう。

確かに、人と一緒に暮らすためには愛犬に大事なルールは教えてあげなければいけません。
それは、トイレだったり、家の中での過ごし方であったり、人を咬んではいけないことなど、さまざまです。
その過程で、共通の言葉を持たない人と犬とのコミュニケーションツールとしてトレーニングはとても役に立ちます。

中・大型犬は力では制御しづらいこともあり、早くからトレーニングを始める家庭が多いですが、小型犬の場合は、何かあればすぐに抱き上げてしまえばいいということもあり、よほどのことが無いとトレーニングをされない方は結構いらっしゃいます。

しかし、トレーニングをすることで、人はなんとか犬にこちらの気持ちを伝えようとし、犬は人の言っていることを何とか理解しようとお互い歩み寄ります。

別に厳しいトレーニングを行うわけではありません。
家庭犬として意思の疎通ができるようになればいいのです。


さて、今までトリーツ(オヤツ)が無いとうまく動けないのではと飼い主さんに思われていたMさん。
今日は目の前にトリーツが無くても、上手に動いてくれました。
飼い主さんの言葉の意味がだんだん理解出来てきているからでしょう。

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しかも楽しそうです。

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※トリーツが目の前に無くても、ウィーヴの意味がわかったMさん。

トレーニングを進めることで、お互いの気持ちが通じ合えるようになることが大事ですね。

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2021年8月12日 (木)

基礎オビグループレッスン

今日の基礎オビクラスは若い男の子と女の子が参加してくれました。

バリバリの作業犬とお嬢様タイプ。
大きさも性格も全く異なる二頭でしたが、それぞれの課題に合わせて、練習していただきました。

作業犬タイプのH君は、ママと一緒に何かしたくて、常に前のめり。
その作業意欲は、誰もがうらやむほどですが、彼のペースに任せてしまうと、ついつい基本が崩れてしまいます。

例えばヒールポジション。
ついついかぶり過ぎて正しい位置から外れがち。

正しい位置で立止し続けるというのは、簡単そうに思われがちですが、前のめりでじっとしていられない若い犬にはある意味難しいことでもあります。

基本を見直しながら、4本の足にきちんと体重をかけて立てるようにサポートしてあげました。

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一方、女の子はちょっと他犬が苦手。
馴れるまでに時間がかかるタイプです。

馴れてしまえば全く問題ないのに、それまではかなり緊張しています。

少しずつ場慣れも含め、犬慣れの練習。

犬が視界に入っても、気にならないようになるまでは、まだまだ時間がかかりますが、少しずつ平常心でいられるようにサポートしていきます。

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2021年8月11日 (水)

競技用・練習用ダンベル発注します。

相変らずのコロナ禍で、練習会の開催もままならない国内状況ですが、コロナが終息すれば、また競技会が開催されることを信じて自主練に励んでいらっしゃることと思います。

秋以降の競技会に向けて、ダンベルを発注します。

ご予約(お申込み)締め切りは8月21日といたします。

お渡しは、送料着払いでの発送(ゆうパック)や訓練競技会場での手渡しなどになります。

🍀軽量合成樹脂ダンベル
落としても痛くないので、練習用にご利用いただけます。

サイズ(木部)/販売予定価格(税込み)(総注文数によって変動します)
L
:約125mm/2,200円~2,700
M
:約115mm/1,700円~2,200
S:約80mm/1,200円~1,700

※ご注文時に、色(赤・青・黄・緑・紫)とサイズ(LMS)と各数量を教えてください。
Dscn6848

🍀木製ダンベル(白木)
FCI世界大会で公式に利用されているダンベルです。

サイズ(木部)/販売予定価格(税込み)(総注文数によって変動します)
L
:約140mm, 約370g /2,100円~2,500
M:約115mm, 約150g /1,600円~2,000
S:約84mm, 約65g /1,100円~1,500

※ご注文時に、サイズ(LMS)と各数量をお書きください。
Wood

🍀木製ダンベル(色付)
サイズ(木部)/販売予定価格(税込み)(総注文数によって変動します)
L
約140mm, 約370g /2,500円~3,000
M
約115mm, 約150g /2,000円~2,500
S:約84mm, 約65g /1,500円~2,000

※ご注文時に、色(赤・水色・黄・緑・紫・ピンク・白)とサイズ(LMS)と各数量をお書きください。
Color

※在庫の状況によっては色指定がご希望に添えない可能性がございますので、ご了解いただきたく、何卒宜しくお願いいたします。
入荷次第、金額及び振込口座を個別にお知らせします。

Vinが咥えているのはMサイズです。
Img_7536

※FCIオビディエンス競技でクラスがあがってくると持来の距離も伸びるため、サイズが小さいと犬が認識しづらくなる可能性もあります。
犬に負担がかからない重さであれば、大きめを選んでいただいてもいいかも知れません。


【お申込み方法
WanByWanホームページの「お問合せフォーム」
②Facebookのメッセンジャー(お名前、郵便番号・ご住所、ご連絡先をお忘れなく!)

※御注文数が最低数に達しない場合は見送る場合もあります。
その場合は個別にご連絡させていただきます。

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2021年8月10日 (火)

要求吠え

犬が吠えると、ついつい「無駄吠え」と言われてしまいますが、犬の吠えにはちゃんと意味があります。

言葉を話せない犬たちにとって吠えることは言葉の代りなので、決して無駄ではなく、ちゃんと意味があるわけですね。

さて、その中での「要求吠え」。

「ハウスから出して!」
「抱っこして!」
「お腹が空いた!」
「早くオヤツちょうだい!」
「かまって!」などなど、
それぞれの吠えにはちゃんと意味があるのですが、
これらの要求に対して、「ハイハイ。」と応えてしまうと、犬たちは吠えれば要求は叶うと学習していきます。

愛犬の気持ちはわかりますが、出来れば吠えないでいて欲しいと思うのが飼い主の気持ち。
なぜなら、山の中や畑の中に住んでいるのでなければ、犬の吠え声はご近所にまで響き渡り、クレームが来てしまわないとも限りません。

愛犬の吠えで肩身の狭い思いをしている飼主さんは少なくないはず。

ご近所さんが「犬は吠えて当たり前」と広い心で見てくれるとは限りません。

そこで、犬が吠えることを否定するのではなく、吠えなくてもいい環境を作ったり、内容によっては、吠えても要求はかなわず、吠えない方がメリットがあると犬に学習してもらうことも必要です。

さて、今日のプライベートレッスンは若い男の子。
一人っ子ということもあり、かまって欲しいときの要求吠えが少し出始めたとのこと。

おうちの中では、部屋から出てしまうと諦めも速いそうですが、目の前にいるとなかなか気持ちが抑えられない。
多頭飼いと違い、一頭飼いの場合、待たされることが日常的にあまりないこともあり、個体によっては、かまってもらえないとストレスを感じてしまうわけです。

そこで、待つ状況を日常的にも作って、平常心で待てるように練習していくことに。

今日は散歩の途中で一人(飼い主さんが少し離れたところにいても)で待っていられることを強化練習。

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家の中と違い、外には様々なディストラクションがあることもあり、思ったほど飼い主さんに固執することはありませんでしたが、それでも落ち着いて待っていることをちゃんと褒めて強化してあげました。

途中、視界に入っているわが家のアシスタントたちに、「かまってコール」が出ていましたが、こちらの二人は一切リアクションしないため、吠えても要求が叶わないので、途中であきらめてくれました。

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愛犬が何かを要求していることを知ることは大事ですが、全てに応じてあげられるわけではないので、状況によっての対応が必要となります。
吠えるストレスを与えなくてもいい環境づくりも大事ですね。

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2021年8月 9日 (月)

ドッグダンスオンラインインターコース開講します。

一昨年より3期に渡ってドッグダンスオンラインベーシックコースを開講してきましたが、今回ベーシックコースを卒業された方限定のインターコースを開講しますのでご案内いたします。

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🍀開講日:202197日(火)
🍀概要:隔週で出される5つの課題の練習動画をfacebookのグループ上にアップしていただき、課題ごとにアドバイスさせていただきます。
アップ出来る練習動画は12分以内で、各課題3回までアップ可能です。
課題は隔週でアップされますが、練習動画の提出期限は課題アップ日から3か月以内です。
🍀レッスンフィー:22,000円(税込み)

※ベーシックコースに参加されていない場合でも、以下のムーヴやトリックが出来る場合はご参加可能です。
・左右のヒールポジションで前進・後退が出来る。
・フロントポジションが理解出来ている。
・左右のヒールポジションで歩きながらスピンのトリックが入れられる。
・ポジションチェンジが出来る。
・一度の言葉のキューで23メートル以上、犬だけ単独で後退(バックステップ)できる。

初めてトライしてみたいかたは、ベーシックコースも随時開講していますので、ベーシックコースからスタートされることをお奨めします。

お問合せ・お申込みはWanByWan.comのホームページにあります「お問合せフォーム」からお願いします。
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2021年8月 8日 (日)

子犬をポジティブに育てるには。

子犬の悪戯に日々頭を悩ませている飼い主さんは少なくありません。
代表的なお困りごとは以下のようなものではないでしょうか。

①トイレを覚えてくれない
②悪戯(噛んで物を破壊する)がひどい
③甘噛みが激しい
④要求吠えが激しい


子犬のこれらの行動は当然通る道と言えますが、その度合いは個体によって異なります。
そしてそれを受ける飼い主側の受け取り方も様々です。

「このぐらい当たり前」と感じるのか、「こんなはずじゃなかった。」と感じるかはそれぞれです。

初めて子犬と暮らす家庭であっても、経験者であっても、受け取り方は様々です。

上記の犬の行動に対して、まず最初にやるべきことは、それらの行動が出づらい環境設定をすることです。

①トイレを失敗させづらい環境。
②悪戯をさせづらい環境。
③甘噛みをさせづらい環境。
④要求吠えが出づらい環境。


それらは一体どんな環境でしょう。

①トイレのタイミングを見計らって、トイレスペースに犬をいざないながら、さりげなくトイレのキューを教え、上手に出来たら言葉で褒め、失敗してもネガティブなことは言わない。
ハウスやサークルを効果的に使う。

②悪戯の対象になる物をは犬の居住空間に置かない。

③甘噛みをしたがるときは代替品(噛んでもいいおもちゃ)を提供したり、激しくなるほど興奮しそうになったら、ハウスやサークルにいざなってクールダウンさせる。

④要求に対してすぐ対応していると、要求がかなえられなかった時のストレスが吠えとなって出やすいので、ある意味、吠えても要求がかなわないことを教えてあげることが大事。吠えていないときにいいことが起こる頻度を増やしていく。

そして、一番大事なことは、犬と真剣に遊び、犬の学習をサポートし、心地よい疲労感で休む時間を取らせることです。

子供と同じで、よく遊び、よく食べ、よく寝ることが子犬育ての基本です。

小さいころにやらなかった悪戯を大きくなって急に始めることはあまりありません。

困った行動が出始めたら、原因を究明し、その行動が出づらい環境づくりを考えてみましょう。
試行錯誤しながら、子犬と一緒に成長していくことはとても楽しいことです。

そして、どうしても困ったら、一人で抱え込まないで、プロに相談してみましょう。

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手を噛みたくなったら、噛んでもいいおもちゃを提供しながら、遊びたくなるように誘ってあげます。

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2021年8月 7日 (土)

犬の身体的能力を過信しすぎない

高いところから飛び降りても、ひらりと体を回転させ、怪我ひとつしないで着地するネコ科の動物たちを見ていると、ついつい、犬の身体能力も優れていると思いがちです。

確かに、アジリティやディスクを追いかけて華麗に跳んでいる犬たちを見ていると、並外れた身体能力を過信してしまいがちになります。
私は子供のころから、ある意味犬たちの本能的な動きや身体能力の素晴らしさをずっと信じてきた方なのですが、実際犬たちと長く暮らして、意外とそうではないことを知り、過信してはいけないと日々思うようになりました。

例えば、二階から階下に降りる階段の上にベビーゲートをつけていたとあるご家庭の話。
犬が勝手に下りないようにとの配慮で付けていましたが、犬はなんなく跳び越えてしまいました。
その身体能力は素晴らしいのですが、その先に下る階段があったことに気づかず、骨折してしまったそうです。

我が家の先代のボーダー・コリーは、私がごはんを持って上階に上がって行こうとしたとき、階段の上からごはんが来るのを見ていて、上から降ってきました。
すでにシニアだったので、恐らくふらっとしたのでしょう。
私は持っていたごはんを放り出して、降ってきた犬を抱きとめました。
歳を取ったら気をつけなくてはいけませんね。

今回オリンピックの総合馬術のクロスカントリーを見ていて、素晴らしい身体能力を持つ馬たちが、躓いたり、飛越しそこなう場面も見ました。
私もよくふり落とされました(汗。

犬たちの能力も過信しすぎてはいけませんね。
特に、犬種によっては痛みに強いタイプの犬たちがいます。
怪我をしても、何も無かったかのように遊んでいて、あとで流血を見て怪我に気づくというタイプです。
倒れるまで走り続ける犬もいます。
先ほど上階から降ってきたボーダーも、若い時は走り回り過ぎて腰を抜かしたことも。

夏場は犬たちも熱中症や水中毒、低体温症など、様々な危険がありますので、強制休憩を入れるなどして十分ケアしてあげましょう。

生後9か月で水遊びに目覚め、唇が紫色になっても上がって来ないので、強制休憩させられた見習いです。

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2021年8月 6日 (金)

コロナウィルスと犬(ペット)

CDC(米国疾病予防管理センター)がコロナウィルスのペットへのリスクについてネットにレポートをあげています。
https://www.cdc.gov/healthypets/covid-19/pets.html

犬だけでなく他の動物においても同様ですが、ペットとして人と共に生活をしている限り、飼い主が病気になった場合、病気の種類によっては犬に感染する、あるいは、犬が人に感染させる病気があることはご存知の通りです。
人獣共通感染症(ズーノーシス)と言われるものです。
誰もが知っているのが狂犬病です。

今回のコロナ(COVID-19)についても、やはりそのあたりは気になるところですが、CDCの発表では、濃密な接触があれば人から犬(動物)に感染する可能性はあるとしていますが、必ず発症するとは限らないようです。

いずれにしても、飼い主が感染している場合は、飼い主からうつる可能性があります。

しかし、犬から人に感染させたという事象はないようです。
そのため、犬にマスクをしたり、犬の被毛に消毒液をかけたりしないようにと記載されています。

ただ、そうは言っても人から犬に感染させる危険がある以上、知らない人が自分の犬に触りたいと近づいてきた場合は、やんわりと当たり障りのない理由を言ってでお断りしたほうがいいかも知れません。

我が家のアシスタントは自分から挨拶に行くタイプなので、まさに気をつけなければいけない状況です。

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「かわいいですね。触っていいですか?」と言われると、ついつい目じりが下がってしまいがちですが、病気の感染とは関係なかったとしても、どんな触り方をするかわからないですし、犬にとってストレスになる場合もあるので、よく犬の状況を見てから決めましょう。
特に小さいお子さんの場合、動きが読めずに犬が警戒して吠えたり、噛んだりすることもあるので要注意です。

人も犬も距離を取らなくてはならない昨今のコロナ禍は、様々な意味で生きにくい状況ですが、なんとか乗り越えていきたいですね。

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2021年8月 5日 (木)

ラリーオビディエンス定期レッスン

今日は月に一度のラリオビグループレッスンでした。
トライアルにも参加してくださっている生徒さんですが、レベルはまちまち。
課題も当然それぞれですので、最初は各人の課題から。

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先日”unison(同調する)について書きましたが、ピヴォット(旋回)だけでなく、最初の一歩の歩き出しも同じです。
犬が遅れないように、タイミングを計りながらキューを出し、一緒に動けるようにサポートしていくことが欠かせません。

後半はコース練習。

今回も見習いがレベル1のコース練習に参加しました。

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ドッグダンス同様、FCIオビディエンス競技とは異なり、次から次へとキューが飛ぶと頭がいっぱいになって吠えが出てしまいます。

まずは落ち着くことが大事ですね。

次回のラリーオビディエンストライアルは2021年9月19日を予定しています。
詳細は👇
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/cat22079485/index.html

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2021年8月 4日 (水)

パピーレッスン:フセの教え方

犬に新しい行動を教える方法はいくつかありますが、以下の3つが一般的です。

1.ルアー:手にオヤツなど、犬の好きな物を持って、犬の動きを誘発する。
2
.キャプチャリング:犬が勝手にやっている行動に言葉のキューをのせて、行動とキューを関連付ける。
3.シェーピング:犬の自発的行動を拾いながら、目標に向かって一つずつ強化して教えていく。

上記の方法には、一切犬を押したり引いたりすることはありません。
つまり、リードなどを着けることなく教えられる方法と言ってもいいでしょう。

今日のパピーレッスンでは、「フセ」が上手に出来ないということを伺っていたので、1番のルアーを使ってお教えしました。

まずはトリーツを手に持って、犬の鼻先から下方に少しずつ動かしていきます。

202108041

202108042

犬のお尻が下がり始めたところで、クリッカーを鳴らします。

犬のお尻が下がって「フセ」の姿勢を取ったら持っていたトリーツをあげます。

202108043

フセの状態で前足の間にトリーツを置いて、犬が立ちあがらないことを褒めてあげます。

 202108044

ルアーで行動を教えるときは、最初は犬に体の動きに馴れてもらうことが大事なので、言葉のキューは使いません。
ルアーで身体がスムースに動けるようになってきたら、少しずつ体が動き始める前に言葉のキューをのせていきます。
トリーツを持たないで、ハンドシグナルで動けるようになってきてからキューを言ってもかまいません。

今回の練習では、まだハンドシグナルが外せませんが、立止から伏臥の動きは大分わかってきたようです。
少しずつハンドシグナルやボディシグナルをはずしていくのが次の工程ですね。

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2021年8月 3日 (火)

パピーレッスン:怖いものを克服するサポート

今日のプライベートレッスン。
雨もあがって、適度な日影もあったので外で行いました。

普段家の中では出来ても、外のディストラクションの中で出来ないことはいつもお話ししていること。

特に今日はLさんの苦手な他犬や台車がタイミングよくやってきて、良い練習となりました。

まずは、リラックスしてもらうために、ロングリードでフードサーキットから。

202108031

202108032

リラックス出来たところで、ちょうど苦手な台車が来たので、落ち着いていることを褒めてあげました。

202108033

怖いものを見ることは悪いことではありません。
見ても平常心でいられることが大事ですね。

焦らず、少しずつ、経験値をあげてあげましょう。

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2021年8月 2日 (月)

言葉のキューが理解できるまでには時間がかかります。

犬は跳びつくもの。
子犬は特に跳びつきやすいものですが、跳びつき癖がついてしまうと、飼い主以外に対しても跳びついてしまいます。

小型犬であれば、「かわいいですね。」で済むかもしれませんが、中・大型犬の場合、相手が子供やお年寄りであれば怪我をさせてしまう危険性もはらんでいます。

そこで、出来るだけ、跳びつくよりは座ってくれるようにと子犬の頃からレッスンで教えていきます。

どうやって教えるかと言えば、跳びついたときを強化せず、跳びつかなかった時だけを強化するという方法です。

「強化」と言うとわかりづらいですが、跳びついているときにはお相手をせず、跳びつかないでいるときに言葉で褒めたり、ご褒美にオヤツをあげたりしていくと、子犬は自分からオスワリするようになってきます。

しかし、子犬は「オスワリ」という言葉のキューを知りません。

202108021
※S君はオスワリの言葉の意味を知っていますが、言われなくても座ってくれます。

座る確率があがってきたとき、犬が腰を下ろす直前に「オスワリ」と声をかけ続けていると、犬は腰を下ろすことが「オスワリ」なんだと少しずつ理解できるようになってくるのです。

言葉のキューが理解できていなくても、犬はオスワリすることができるので、ついついハンドラーは犬が「オスワリ」を理解したと思い込み、「オスワリ」と犬に言ってしまいがちですが、「オスワリ」の行動を理解していたとしても、「オスワリ」という言葉のキューと紐づけされたとは限りません。

紐づけされるまでには、繰り返し犬が自主的に座ることを強化し、言葉のキューをのせていく工程が必要になるからです。

もちろん、ハンドシグナルやトリーツをルアーのように使って「オスワリ」という行動を教えるのは一般的な方法ですが、跳びつきと相反する行動として上記のように「オスワリ」を教えていく方法も有効です。

跳びつきが気になっている人は是非トライしてみてください。

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2021年8月 1日 (日)

オビディエンスにおける”unison”とは。

WCRLのラリーオビディエンス規定には”in unison”と言うのがあります。
つまり、ハンドラーと犬が「調和している」ことが要求されます。

「調和」とはどういうことでしょう。
馬術においては「人馬一体」という言葉がよく使われますが、ある意味これに近いかもしれません。

ハンドラーと犬が一体感を持って動くためには、ハンドラーの動きと犬の動きが同調していなければいけません。
ハンドラーが歩き出しているのに犬が止まっていたり、ハンドラーが旋回しているのに、犬が動き出さなければ、「同調」しているとは言えません。

202108011

“unison”
はラリーオビディエンスだけではなく、通常のオビディエンスやドッグダンスでも同様です。
ハンドラーが歩き出したとき、犬が同時に動きださなければ、常に遅れてついて来ることになり、一体感は保てません。

そういう部分でも、歩き出しの最初の一歩はとても大事とも言えるでしょう。

犬が遅れないようについて来るためには、そもそも犬がハンドラーのキューに対して的確に反応するように教えていなければいけませんが、それだけでなく、犬の動き出すタイミングをハンドラーが認識していなければなりません。

犬にキューを出し、それを聞いた犬が行動をおこすまでのタイムラグを考えながらハンドラーが動き出すことが必要です。
キューを出しながら動きだしていては、当然犬は遅れてしまいます。

犬と一緒に動くためには、ハンドラーのサポートも不可欠と言うことですね。

unison
で動いている動画と、unisonになっていない動画。
ご参考までに見てみてください。



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