ドッグトレーニング:「ダメ!」という回数を減らすためには。
今日は若い男の子の1回目のプライベートレッスンがありました。
大型犬のF君は、悪い子でもなければ、問題を抱えているわけでもありません。
元気で、遊び好きで、甘ったれで、やんちゃなだけ。
いわゆる、正常な若い犬です。
しかし、飼い主さんは彼の思い(要求)を全て受け止めることは出来ません。
では、どうすればいいのか。
彼にやって欲しい行動を教え、やって欲しくない行動は出来るだけやらないように習慣づけていくだけです。
そのためには、やって欲しい行動を自発的にやってくれればしっかり褒めるし、言ったことがちゃんと出来れば当然褒めます。
反対に、やって欲しくない行動に対しては、彼にとっては何のメリットも無いと教えていきます。
罰が与えられるわけではありません。
そして、まだ彼には難しいこと。
例えば、刺激の多い中で落ち着いて伏せていることや、人間が何か食べているときは食べ物を欲しがらないことなどは、まだ彼に理解してもらうのは難しいので、その場合は、彼が人間にとって好ましくない行動を取りづらい環境を作ります。
そこで、一番重要なのがクレート(ハウス)トレーニングになります。
お客さんに跳びついちゃダメ!
テーブルの上の物を食べちゃダメ!
カバンの中に顔を突っ込んじゃダメ!
玄関の靴をかじっちゃダメ!
クレートは上記のようなシチュエーションにならないためにとても有効ですし、旅行などで宿泊する際にも大変役に立つので、F君もクレートトレーニングからスタートしました。
ネガティブワード(ダメ!やNO!)を使う回数を減らせば、必然的に褒めることが増えてくるはず。
まずは、クレートの中に自分から入りたくなるように、クレートを魅力的な場所にしていくことから始めます。
焦らず、コツコツ、繰り返し。ですね。
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