ドッグトレーニング:呼び戻しについて
パピーレッスンに限らず、ドッグトレーニングにおいて「呼び戻し」は必須の課題です。
つまり、名前を呼んでも愛犬が来てくれなければ、愛犬の安全は確保できません。
先日とあるTV番組で、呼び戻しの競技をやっていましたが、名前を呼ばれてすぐ戻ってきた犬は4頭中ゼロ。
なぜ戻って来ないのでしょう。
全く動かない犬や、全く違う方に走って行ってしまう犬など様々でした。
戻って来なかった犬たちは、日常的に戻って来ない、呼んでも来ないことを飼い主さんがそのままにしている可能性が高いです。
絶対に戻ってきて欲しいと思えば、ある意味必死で練習し、戻って来られるようにしてあげる努力をしていたはずです。
日常的に、戻って来なくても構わないライフスタイルであれば、必死で呼び戻しを練習する必要はないかもしれません。
例えば、毎日裏山で勝手に散歩させていて、お腹が空けば戻って来るような場合。
日常的に絶対リードを離すことはなく、ドッグランなどにも連れて行かないような生活であれば呼び戻しは必要ないかもしれません。
また、呼び戻しの練習自体、どうやっていいかわからないという方もいらっしゃいます。
家の中で、子犬は呼ばなくても飼主の足元にまとわりつき、ごはんの時間になれば呼ばれなくても足元で待っているので、呼ばなくてはいけない状況がそもそも存在しないことが多いからです。
そして、反対に犬にとって楽しくない状況に限って飼い主が呼ぶというシチュエーションが繰り返されていくと、犬は呼ばれたら嫌なことが起こると予測し、名前を呼べば呼ぶほど来ない犬になっていくという悪循環が飼い主の気づかないうちに起きている可能性があります。
つまり、名まえを呼んで、犬が好きではない足ふきをやったり、爪切りをしたり、お風呂に入れたり、犬によっては散歩に行きたくないのに、散歩に行くからと呼ばれるという状況が続くと、犬は呼ばれても来ない犬になります。
子犬の頃から、呼ばれたらいいことがあるよと教えていってあげたいですね。
今日のプライベートレッスンのMさん。
おうちの中では、呼ばれると飛んできてくれます。
そこで、今日はお散歩レッスンの合間に、呼び戻し練習。
お散歩レッスンでは、飼い主さんにペースを合わせる練習。
呼び戻しは、静かなエリアでロングリードを使っての練習。
繰り返し練習は必ず実を結ぶので、焦らず、根気よく。ですね。
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