ドッグダンス:ムーヴの起点と終点を教える
ドッグダンスのトリックには様々な動きがありますが、比較的簡単に教えられるのが「スピン(お回り)」。
回る方向は、時計回りと反時計回りの二つありますが、いずれにしても、360度一回転することです。
最初に「スピン」を教えるときは、ハンドラーの目の前で教えることが多いものです。
JKCの服従訓練CD(コンパニオンドッグ)の競技の自由課目にも「お回り」がありますが、基本的には正面停座からの作業です。
しかし、ドッグダンスの場合は、脚側時(ヒールポジション)やフロントポジション、更には遠隔での作業もあります。
そこで、重要なポイントとなるのは、起点と終点が同じになるように犬に教えていくことです。
つまり、フロントポジションから360度回れば、当然フロントポジションに戻って来ることになりますし、左脚側位置から360度左まわりすれば、元の左脚側位置に戻って来ることになります。
中途半端な回転であれば、起点と終点が異なってしまい、次の動きやポジションチェンジなどに入りづらくなります。
例えば、フロントポジションからのスピンが終わったら、そのままバックステップに入ってもらおうと考えている場合、犬が360度回れば、ハンドラーと向かい合ったフロントポジションに戻って来られるので、バックステップは、まっすぐにハンドラーから離れていくことになりますが、270度しか回らなければ、バックステップのキューをかけた場合、犬は曲がった方向に離れていくことになります。
そうならないために、フロントからスピンのキューを出せば「フロント」、左脚側(ヒール)位置からスピンのキューを出せば「ヒール」という終点のキューを犬が動き始めたら早めに出すことで、犬は目標地点に向かって動こうとし、動き自体も素早くなります。
単純に「スピン」というだけでなく、必ず戻って来る場所を伝えてあげましょう。
スピンの教え方動画は👇
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