パピーレッスン:子犬の学習能力を侮らない。
犬たちは日々人間の動きを人間が子犬を見ている以上に観察しているので、様々なチャレンジをしてきます。
そこには、いかなる目論見があるわけでもなく、ただ、好奇心と欲求があるだけです。
最近子犬をお迎えしたばかりのお宅で、今日はパピーくんと初対面しました。
慣れない環境で、多少寝不足もあり、初対面なのに、まったく私に好奇心を抱いてもくれず、ひたすらサークルで眠そうにしていましたが、しばらくしたら、「そろそろ出してくれないかなぁ。」と吠え始めました。
実はおうちに迎えてすぐ、サークルの中で吠えたときに出してしまったそうで、吠えれば出られるとパピーなりに学習したわけです。
そこで、出してあげたい気持ちを少し我慢していただき、それぞれのご用をしにその場から離れていただいたところ、「あれ?行っちゃうの?」という感じで、期待通りの結果を得られなかったパピーくんは、なんと自分からハウスに入っていきました。
実はハウスもまだ一度も自分から入っていないそうですが、パピーくんが眠そうにしているときに、私が何度かハウスの中にフードを投げ込んでおいたので、気になって見に行ったようです。
もちろん、ハウスの中に入っているときは、さりげなく「ハウスだね~。」と声をかけておきますが、まだハウストレーニングまではやっていません。
そのあと、飼い主さんがまだ戻ってきそうにないと知って、自分からトイレトレーに行って排尿。
私はさりげなくトイレのキューを言っておきました。
パピーくんがちゃんとトレーでトイレが出来たのはまだ1~2回らしく、いつも吠えるとサークルから出してもらえるので、出してもらうとカーペットの上で排泄してしまうということが続いていたようです。
つまり、トイレのタイミングを見計らって、目の前にトイレがある環境を作っておけば失敗はほぼ防げるのですが、サークルから出してしまったことで、フカフカのカーペットの上でもトイレが出来ると覚えてしまったようです。
しかし、まだ3日目。
これから、吠えてもサークルからは出られないよと教えてあげることで、自分で考えてトイレトレーで済ませることを学習していくのは難しくはありません。
トイレが上手に出来れば、ご褒美はサークルから出られること。
遊び方がわからないパピーくんに、来たばかりのおもちゃで誘ってみたら、意外とまんざらではない様子。
一人遊びもいいけれど、人と遊ぶのはもっと楽しいよ。と日々教えていくことで、コミュニケーションはさらに取りやすくなっていくでしょう。
飼い主さんと「根気よく」を合言葉に、これから頑張っていくパピーくんです。
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