犬との生活:社会化の継続
子犬期に必須の社会化は、子犬が大人になってしまえば終わりというものではありません。
もちろん、どの時点で大人と判断するかは難しいものです。
たとえば大型犬と小型犬では異なりますし、精神的な部分では、オスとメスでも異なるからです。
いずれにしても、生後3か月から半年ぐらいにかけては、多くの経験を積ませながら、少しずつ怖いものを減らしていくためのサポートが欠かせまんが、その後も、新しいものと出会ったときにどう対応するか、その都度犬の状態に合わせたサポートが必要です。
今日のプライベートレッスン、いつものお散歩コースがいつもと違う状態になっているのを見たLさん。
ちょっと警戒している様子が見られたので、リードを緩めて、自分で確認する機会をあげました。
当然、無理矢理リードを引っ張って行くのではありません。
Lさんにはいつでも逃げだせるスペースを取ってあげます。
及び腰で、地面に置かれた多数の電球に近寄ってみるLさん。
ハンドラー側としては、「大丈夫よ。」という声掛けはしません。
なぜなら、本犬にとっては、大丈夫かどうかまだわからないからです。
自分から見に行って、納得したら自分から戻ってきたLさん。
以前、見習いVincentがいつもの散歩コースにカバーのかかった見慣れない大型バイクがあるのを見て、唸りながら腰が引けた話は書きました。
そんなときも、「大丈夫だから気にしない。」ではなく、「自分で見てくれば?」と言って、こちらはしばらく待っていました。
見習いは、および腰で大型バイクに近づき、匂いを嗅いで自分で安全を確認することが出来たので、翌日からは全く気にしないで散歩が出来るようになりました。
いつもと違う状況には、人間でも「おや?」となるものです。
ハンドラーとしては、平常心で、犬の確認タイムを取ってあげること。
犬が「大丈夫」と思えるようにサポートしてあげましょう。
※相手が生き物(人間や犬など)の場合は、相手の都合があるので、犬の自由にさせることはしません。
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