ご褒美は状況によって変わります。
犬の好ましい行動を褒めて強化していくトレーニング方法においては、トリーツ(オヤツ)が一般的に使われますが、どの子もオヤツが好きなわけではなかったり、あるいは、オヤツの種類によってご褒美になったりならなかったりと様々です。
状況によっては、オヤツが口に出来ないほど興奮している場合もあるので、そのあたりの見極めは大変重要になってきます。
オヤツがご褒美になっていなければ、当然そもそも学習が始まらないということにもなりかねませんね。
さて、今日はプライベートレッスンに回目のFさん。
お伺いしたときは、バケツをひっくり返したような雨模様だったので、どこで練習しようかと悩んだのですが、飼い主さんのお散歩コースで、屋根のある場所を教えていただいたので、無事、楽しくレッスンすることが出来ました。
Fさんは、他の犬への関心が強いので、気持ちがそがれてしまうとなかなか飼い主さんの声が届かないそう。
そこで、気になる物(ディストラクション)があっても、冷静でいられるようになる練習をしていますが、今回丁度いい距離に小型犬が飼い主さんとまったりくつろいでいてくれたので、そんな中での練習となりました。
対象の犬との距離がポイントです。
どの程度なら飼い主さんの声が届くのか。
ロングリードを使いながら、上手に呼び戻すことが出来ました。
その後も、人、音など、さほど大きくないディストラクションの中で集中を取る練習を繰り返した後、お腹もいっぱいになってきたので、最後は走って遊ぶことに。
朝からあいにくのお天気で十分にお散歩が出来なかったこともあり、Fさん、思い切り走りたかったようです。
そんなときは、オヤツはご褒美にはなりません。
一緒に走ること自体がFさんへのご褒美となります。
走りながらでも、名前を呼ぶ声に反応することが出来たFさん。
少しずつ、名前の価値をあがってきたようです
-----------------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「犬のデイリートレーニング」カテゴリの記事
- 犬は予測できる動物です。(2025.03.16)
- チャンスは有効に。(2025.03.14)
- 愛犬の要求にどう応える?(2025.03.12)
- ことばのキューはいつ付ける?(2025.03.11)
- 人が変わると犬も変わる(2025.03.07)
コメント