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2021年6月14日 (月)

犬を飼う資格ってなんでしょう?

SNSで、「犬を飼う資格ってなんだろう。」という話題があがっていました。

かなり前から、日本でも犬を迎える選択肢として「保護犬」が候補にあがることが一般的になってきています。
しかしながら、保護犬を迎える場合、意外とハードルが高いのも事実。
なぜなら、もう二度と犬に寂しい思いをさせたくないと保護団体側が願っているから。

引き取っては見たものの、諸事情で再び遺棄ということにならないよう、保護団体側も審査規定を厳しくしているところは多いのです。

家族構成、年齢制限などは大きなネックになっていたりします。
年齢が高い場合は、万が一の場合、後継する家族がいればクリアすることもできるようですが、いずれにしても簡単ではありませんし、安易に迎えて欲しくないという気持ちもあります。

しかし、たとえカップルだったとしても、いつ離婚するかはわからないので、誰にも先のことはわからないというのも事実でしょう。

そのような足かせが無いのがペットショップということで、年齢が高かったり、独身者の場合はペットショップで見つけることが多いという話もききました。

我が家もかつてブリーディングした際には、かわいい子犬たちの行先として、安心できるご家族を探したいという親御心がありましたので、飼育に関して、ある程度の要望は出したのを覚えています。

話を元に戻しますが、犬を飼うにあたって、「資格がない」と言われたことで傷つく人は少なくないでしょう。
では、「資格」とは何でしょう。

もちろん、検定試験があるわけではありません。

犬種によっては、元々ある特性を生かしてあげられる環境を提供できれば一番ですが、それが出来ない場合は、疑似体験であったとしても、特性を殺さない生活を保障してあげることは最低限必要なのではないでしょうか。

ブログでもよく書いていますが、「小型犬だから散歩はいりませんよ。」という根拠のないセールストークに惑わされるのはもってのほか。
昔見た映画「猿の惑星」で、檻の中に入れられた人間の生活を思い出してしまいます。
(知らない人は沢山いるでしょうが。)
寝場所以外、日々の生活が家から一歩も出してもらえないとしたら、なんと不幸なことでしょう。
窓の外から、様々な香りや音がしてくるのに、見に行って体験することが許されない生活。
ある意味虐待と言ってもいいでしょう。

まぁ、そこまで極端な話ではなくても、そもそも犬は動物ですから、歩いたり、走ったり、活動的であるはずです。
なかには、お座敷生活が好きな犬もいるかもしれませんが、原因は社会化不足だったりすることも多いものです。

いずれにしても、犬が犬らしくいられる生活を保障する。
空腹を感じることなく、体に痛みを感じることなく、安全を確保し、人とのコミュニケーションを楽しめる生活を営めるようにサポートしてあげることが出来るのであれば、敢えて「資格」と言う言葉は必要ないのではないでしょうか。

犬を退屈させて、悪戯されて怒るのではなく、犬が退屈しないようにちょっと努力することが最低限必要な資格かもしれませんね。

さて、今日のカウンセリングでお会いしたMくん。
先住犬にいつも遊んでもらっているそうで、まだ飼い主さんと遊んだことがなかったそうです。

ということで、早速遊ばせていただきました。

202106141
初めての引っ張りっこ遊びにしては、とてもいい食いつき加減。
楽しかった~!

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