愛犬と遊べてますか?
犬とのライフスタイルは、当然のことながら飼い主さんの数だけあります。
「愛犬を迎えたら、こんな生活がしたい!」という理想を持ってる人もいるでしょうし、単に「犬を飼いたい」と思って迎えた人もいるでしょう。
実際に一緒に暮らすようになってから、新しい目標が出来た人もいるでしょう。
ドッグトレーニングのインストラクターとしては、パピーレッスンから始まった場合、まず家のルールを教えてあげることからスタートしますが、お互いコミュニケーションが上手に取れるようになるためのお手伝いをしていきます。
中には、ドッグスポーツなどの競技を目指す人もいますし、一般の家庭犬(家族)として一緒に暮らしていくことを目標としている人もいます。
その違いはなんでしょう。
競技を目指すのであれば、正確にこちらの合図(キュー)を伝えることが必要になります。
何回か言っている間にやってくれればいいというスタンスであれば競技には出られません。
競技によってはタイムアウトしてしまいますし、競技によってはスタートさえ出来ないことにもなりかねません。
そのために最低限必要なこと、ハンドラーのキューをきちんと理解させ、キューが出たらすぐ反応出来るように練習するということが不可欠です。
日常的にはあまり必要のない行動も教えなくてはいけません。
一方、家族として楽しく暮らしていくことが目標であれば、家の中のルールを教えたあとは、「オイデ」「マテ」「オスワリ」といった基本行動を教えますが、座る位置だったり、呼び戻したときの犬の位置などは正確でなくても問題はありません。
しかし、そもそも飼い主さんに興味が無い犬は、飼い主さんの言葉も耳に入らないので、たとえ競技を目指さない家庭犬であったとしても、コミュニケーションが取れなければ一緒に暮らしていくのは難しいでしょう。
では、どうやったらコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
そのひとつが「遊び」です。
犬にとって魅力的な飼主であれば、一緒の遊ぼうと犬の方が誘ってきます。
一人遊びで充分満足できてしまう犬にとって、飼い主さんはご飯を運んでくれて、散歩に連れて行ってくれる僕のような存在になってしまうかもしれません。
今日のプライベートレッスンのAさん。
おうちの中では大分コミュニケーションが取れるようになってきたので、今日はディストラクションのある公園での練習。
おうちの中や馴れている場所では遊べても、馴れない場所でリラックスして遊べるかはわかりません。
少しずつその気になるのを待ちながら、かつ無理強いせず、遊び始めたら楽しいところでおしまいにしてあげることで、もう少し遊びたいという気持ちを残してあげることも大事。
愛犬との遊びの時間、共有できてますか?
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