新しい行動を教えるために力はいらない。
今日は夕方DogLifeDesignさんのドッグダンスのプライベートレッスンに、3歳の女の子が初参加されました。
犬が大好きで、挨拶したくてしかたないとのこと。
当然、同伴したアシスタントや見習いが気になってしまい、初めは飼い主さんに背を向けて、こっちに来たいとずっと鼻泣き。
基本的に、ドッグダンスやオビディエンスのレッスンでは他の犬の傍に勝手に寄って行って、挨拶したり遊んだりということはしません。
例えば犬が苦手な子のレッスンであれば、アシスタントの方に自発的に寄れるようになるのを待ったりしますが、そのレベルの犬でない場合は、ハンドラー(飼い主さん)との協働作業を始めるために来ているので、最初から遊ぶことはしません。
恐らくひとしきり遊べば、満足してハンドラーへの集中が戻るかも知れませんが、遊び相手を探しに来ているわけではないので、他の犬への存在は気にしないでいられるようになることもお勉強のひとつ。
とりあえず、リード付きでハンドラーさんに歩いてもらったところ、案の定Uさんは途中でこちらに駆け寄ろうとしたので、見習いが激しく吠えました。
見習いはリードに繋がれていたので、急に知らない子に寄られることが嫌だったわけです。
吠えられたUさん、多少びっくりした様子は見せたものの、そのあとは全くこちらに関心を向けなくなり、ハンドラーさんへの集中がとても良くなりました。
見習いも、Uさんがハンドラーさんに集中して作業し始めたら、そっぽを向いて寝始めました。
前半は、ご褒美のオヤツをもらう度にハンドラーさんに跳びついていました。
しかし、跳びついてオヤツをむしり取りそうになったら、手を引っ込めて下さいとお願いしたところ、後半は落ち着けるようになりました。
別に、「イケナイ」や「ダメ」というネガティブな言葉や、手で押し返すようなことは全くしません。
跳びついたら目の前からオヤツが消えただけです。
Uさんは、ちゃんと考えて、跳びつかないことを選択する頻度があがってきました。
まだまだ始めたばかりですが、よく考えて行動しているところが沢山垣間見えました。
これからが楽しみですね。
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