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2021年5月

2021年5月31日 (月)

環境変化は行動変容のチャンスかも知れません。

我が家の先代の犬たち、母犬ボーダー・コリーとその子供たちの話ですが、母犬が3歳半、子犬たちが生後10か月のとき、仮住まいに越し、さらに半年後また引っ越しをしました。

仮住まいに移った時も、現在の家に引っ越したときも、新しい環境に馴れるまでには半年ほどの時間を要しました。
母犬は変化に速く順応できましたが、子犬たちはちょうど思春期という成長時期でもあり、順応には時間がかかってしまいました。
散歩から帰っても、家の前を通り過ぎ、散歩中よその犬を見ると興奮して吠えていました。
しかし、半年経つと、その行動はパッタリ止みました。

家の中でも、ハウスの位置やトイレの位置を変えると、犬は馴れるまでに時間がかかることがあります。

さて、今日のプライベートカウンセリングのCさん。
引っ越してまだ間がないので、当然新しい環境にもまだ慣れていません。

以前から、多少気になる行動があったとのことですが、環境が変わったことが良い機会になることもあるので、接し方などを変えていただくことにしました。

その一つはまずハウスの導入。
新しい家に落ち着ける場所を作ってあげることから始めることに。

それからお散歩練習。

周りの刺激で声が聞こえなくなる前に、声をかけてアテンションを取ってみたら、とても嬉しそうに飛んできてくれました。

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アテンションが取りやすくなると、気になるものがあっても気持ちが切り替えやすくなります。

お勉強の時間が終わって、

202105312

環境の変化を機に行動変容のサポートが可能になることもあります。

わが家の犬たちも、引っ越すまでは屋外トイレオンlリーでしたが、仮住まいを機に、屋内トイレが出来るようにトレーニングしなおしました。

焦らず、犬の様子をよく観察しながら進めていきましょう。

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2021年5月30日 (日)

デイリートレーニング:少しずつ経験値をあげる

今日は犬が苦手なLさんのプライベートレッスン。
苦手と言っても、一度仲良くなってしまえば問題ないので、要は「犬見知り」なだけ。

ただ、全ての犬と仲良くすることはできません。
犬はいて当たり前。
いちいち気にしないでいられるようになることがLさんのストレスを軽減させてあげることになります。

そこで、今日は犬との出会いが多い公園でのレッスンにしました。

公園は距離が取れるので、通常の街中のお散歩と違って、Lさんにも選択肢があります。

最近は、怖いと感じても逃げる前に吠えが出始めたそうなので、吠えないでいられるよう、他犬と対峙する時間を協力減らします。

視界に大型犬が入っても、落ち着いて歩けました。

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その後、ちょっとスペースが狭くなった場所も通りましたが、なんとか興奮することなくやり過ごせました。

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途中の広場では、今まではなかなかできなかった飼い主さんとの遊びも出来るようになりました。

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最後にドッグランの脇を通る道では、大きく距離を取ったものの、さすがに犬の数が多すぎたのか緊張していましたが、興奮せずに通り過ぎることは出来ました。

確実に成長していることが見て取れます。
焦らず、少しずつよい経験値をあげていくことが大事ですね。

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2021年5月29日 (土)

新しい行動を教えるために力はいらない。

今日は夕方DogLifeDesignさんのドッグダンスのプライベートレッスンに、3歳の女の子が初参加されました。
犬が大好きで、挨拶したくてしかたないとのこと。
当然、同伴したアシスタントや見習いが気になってしまい、初めは飼い主さんに背を向けて、こっちに来たいとずっと鼻泣き。

基本的に、ドッグダンスやオビディエンスのレッスンでは他の犬の傍に勝手に寄って行って、挨拶したり遊んだりということはしません。
例えば犬が苦手な子のレッスンであれば、アシスタントの方に自発的に寄れるようになるのを待ったりしますが、そのレベルの犬でない場合は、ハンドラー(飼い主さん)との協働作業を始めるために来ているので、最初から遊ぶことはしません。

恐らくひとしきり遊べば、満足してハンドラーへの集中が戻るかも知れませんが、遊び相手を探しに来ているわけではないので、他の犬への存在は気にしないでいられるようになることもお勉強のひとつ。

とりあえず、リード付きでハンドラーさんに歩いてもらったところ、案の定Uさんは途中でこちらに駆け寄ろうとしたので、見習いが激しく吠えました。
見習いはリードに繋がれていたので、急に知らない子に寄られることが嫌だったわけです。

吠えられたUさん、多少びっくりした様子は見せたものの、そのあとは全くこちらに関心を向けなくなり、ハンドラーさんへの集中がとても良くなりました。

見習いも、Uさんがハンドラーさんに集中して作業し始めたら、そっぽを向いて寝始めました。

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前半は、ご褒美のオヤツをもらう度にハンドラーさんに跳びついていました。

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しかし、跳びついてオヤツをむしり取りそうになったら、手を引っ込めて下さいとお願いしたところ、後半は落ち着けるようになりました。

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別に、「イケナイ」や「ダメ」というネガティブな言葉や、手で押し返すようなことは全くしません。
跳びついたら目の前からオヤツが消えただけです。

U
さんは、ちゃんと考えて、跳びつかないことを選択する頻度があがってきました。

まだまだ始めたばかりですが、よく考えて行動しているところが沢山垣間見えました。
これからが楽しみですね。

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2021年5月28日 (金)

飼い主さん、沢山動いてますか~?

毎回、「犬と遊んでますか~?」としつこく問い続けていますが、なかなか遊び方がわからない方も多いようです。

例えば犬のおもちゃといわれるものを買ってきて、犬の目の前に置いてみる。
犬はすぐに遊びだすでしょうか。

初めは興味を持って近づいて匂いを嗅ぐかもしれませんが、すぐにそれを咥えて遊べる犬はそうはいないでしょう。
場合によっては全く興味を示さない犬もいるかもしれません。

そんな時はまずそれを動かしてみる。
犬は動体視力がいいので、動くものに反応します。
しかし、他に興味が沢山あるような環境(場所)でやっても、全く見向きもされないので、新しいおもちゃを導入するときは、周囲に気が散る物が無いことも大事なポイントです。

少し動かして付いてきてくれたら、楽しそうに声掛けしながら遊びを促していきます。
あまりテンションを上げ過ぎると、犬が引いてしまうこともあるので、加減は大事ですね。

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動かしているうちに噛んでみたり、追いかけてきたらこっちのものです。
犬が捕まえやすい速さで動かしながら、捕まえたら褒めてあげるということを繰り返していきます。

🍀小型犬に初めて遊びを導入した時の動画


小型犬であれば、床に座って、腕だけ動かしていても、子犬は十分動けますが、中・大型犬になると、ちょっとしか動かなければすぐに手に入ってしまい、それはそれで飽きてしまいます。
追いかけさせたり、引っ張りっこをすることで、子犬とのコミュニケーションが増えていきますのでどんどん動いてあげましょう。

ここでポイントなるのは、犬がおもちゃに興味を持って一緒に遊んでくれるのはいいのですが、ハウスなど、自分のテリトリーに持ち逃げして一人遊びが始まってしまうと、飼い主との遊びは終了してしまいます。

一人遊びのおもちゃは別に用意し、一緒に遊ぶおもちゃは飼い主と遊ぶときだけ出すようにすると価値があがります。
そして犬が飽きてしまう前におしまいにしてあげます。

もう少し遊びたいと思ってくれるぐらいにしておくと、飽きっぽい犬の場合は次の遊びにつなげやすくなります。
もちろん、エンドレスに遊びを誘って来る犬たちもいます。
作業犬にはそういう犬たちが多く、だからこそ作業犬に向いているわけです。

🍀我が家のアシスタントたち(成犬)との遊び方


犬種や個体によって遊び方にも差がありますが、人間が手を抜いてしまうと犬も真剣にあ遊んでくれないので、まずは一緒に楽しむことから始めていきましょう。

もちろん、おもちゃを介さなくても遊ぶことは出来ます。
一緒に走ったり、体をタッチしてあげたりすることで、犬と楽しくコミュニケーションを取ることもできます。
中にはトレーニング自体が遊びになっている犬もいます。
それは素晴らしいことですね。
トレーニングに使うご褒美も、オヤツやおもちゃだけでなく、体をタッチしてあげたり、あるいは言葉で褒めることが犬にとってご褒美になってくれれば、トレーニング自体の進歩も速いでしょう。

いずれにしても、愛犬が楽しそうに付き合ってくれることが不可欠。

じっとしていないで動いてあげることが必要ですね。

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2021年5月27日 (木)

基礎オビグループレッスン

今日は基礎オビクラスがありました。

基礎オビクラスとは、参加犬のレベルにあわせて、基本的な行動をきちんと伝えていくグループレッスンです。
屋内でのレッスンのため、現状況では三密を避けて、定員3ペアで行っていますが、通常は56ペアで、お互いがディストラクションとなりながら、犬たちの「出来る」を増やしてあげるためのクラスです。

さて、今日の参加犬は15か月の男の子と生後7か月の女の子。

男の子は、作業犬なので意欲満々。
飼主さんとの協働作業が楽しくて仕方ないというところ。
しかし、我が家の見習いも同じですが、意欲だけでは、正確な作業はこなせません。

そこで、今日は確実にわかっているヒールポジションを維持し続ける練習。
動かない立止の状態でヒールポジションが維持できても、実際動いてみたらグチャグチャと言うのはよくあることです。
ドッグダンス競技にも参加している子ですので、ここはきちんと基礎を身につけてもらいたいところです。

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もう一頭の女の子は、今回初参加ということもあり、まずはレッスン場に馴れてもらうことから始めたのですが、すぐに馴れるとともに、特に他の犬たちに過剰反応することもなく、なんと初めてのおもちゃで遊びながら飼い主さんの呼び戻しにも応えるというツワモノ。

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後半には、自分から飼い主さんの傍をついて歩くほど集中力もアップ。

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これが持続できれば問題ありませんが、これから先は難しい時期に入って来るので油断は禁物。
楽しく続けられるように飼い主さんのサポートが欠かせませんね。

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2021年5月26日 (水)

愛犬と遊べてますか?

犬とのライフスタイルは、当然のことながら飼い主さんの数だけあります。
「愛犬を迎えたら、こんな生活がしたい!」という理想を持ってる人もいるでしょうし、単に「犬を飼いたい」と思って迎えた人もいるでしょう。
実際に一緒に暮らすようになってから、新しい目標が出来た人もいるでしょう。

ドッグトレーニングのインストラクターとしては、パピーレッスンから始まった場合、まず家のルールを教えてあげることからスタートしますが、お互いコミュニケーションが上手に取れるようになるためのお手伝いをしていきます。
中には、ドッグスポーツなどの競技を目指す人もいますし、一般の家庭犬(家族)として一緒に暮らしていくことを目標としている人もいます。

その違いはなんでしょう。

競技を目指すのであれば、正確にこちらの合図(キュー)を伝えることが必要になります。
何回か言っている間にやってくれればいいというスタンスであれば競技には出られません。
競技によってはタイムアウトしてしまいますし、競技によってはスタートさえ出来ないことにもなりかねません。
そのために最低限必要なこと、ハンドラーのキューをきちんと理解させ、キューが出たらすぐ反応出来るように練習するということが不可欠です。
日常的にはあまり必要のない行動も教えなくてはいけません。

一方、家族として楽しく暮らしていくことが目標であれば、家の中のルールを教えたあとは、「オイデ」「マテ」「オスワリ」といった基本行動を教えますが、座る位置だったり、呼び戻したときの犬の位置などは正確でなくても問題はありません。

しかし、そもそも飼い主さんに興味が無い犬は、飼い主さんの言葉も耳に入らないので、たとえ競技を目指さない家庭犬であったとしても、コミュニケーションが取れなければ一緒に暮らしていくのは難しいでしょう。

では、どうやったらコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

そのひとつが「遊び」です。

犬にとって魅力的な飼主であれば、一緒の遊ぼうと犬の方が誘ってきます。
一人遊びで充分満足できてしまう犬にとって、飼い主さんはご飯を運んでくれて、散歩に連れて行ってくれる僕のような存在になってしまうかもしれません。

今日のプライベートレッスンのAさん。
おうちの中では大分コミュニケーションが取れるようになってきたので、今日はディストラクションのある公園での練習。

おうちの中や馴れている場所では遊べても、馴れない場所でリラックスして遊べるかはわかりません。
少しずつその気になるのを待ちながら、かつ無理強いせず、遊び始めたら楽しいところでおしまいにしてあげることで、もう少し遊びたいという気持ちを残してあげることも大事。

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愛犬との遊びの時間、共有できてますか?
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2021年5月25日 (火)

デイリートレーニング:家の中では出来るのに・・。

パピーレッスンは通常おうちの中から始まります。
まず各家庭のルールを教え、その中でデイリートレーニングに結びついて行く様々な好ましい行動を教えていくわけです。
オスワリ、フセ、マテ、オイデなどがそれにあたります。

お家で沢山練習することで、これらの行動が鉄板になったと思って、散歩の途中でやってもらおうとすると、まったくやってくれないなんてことがあります。

反抗的なわけでも、行動を覚えていないわけでもありません。
周囲の環境が違っているので、犬はいつも通りの行動が取れないだけです。

外で出来ないときは、ご褒美のオヤツさえ口に出来ないほど犬が周囲の刺激に気が散っていることもあります。

精神的に落ち着いている平常心でなければ犬は学習できないし、学習したことを行動に移すこともできません。
人間もそうですよね。
本番の試験で実力を発揮するためには、精神的以落ち着くことが大事。

同時に、周囲の環境刺激に惑わされないように、日常的にいろいろな場所で練習する必要があります。
やったことがないことは出来るはずがありません。

家で出来ていたことが外で出来なかったと諦めずに、刺激のレベルを急に上げない場所で、成功体験を増やしていくことが不可欠です。

今日のプライベートレッスンのLさん。
家の中ではいろんなことが出来る才女。

今日はお散歩レッスンで、脚側停座の練習。
最初は「オスワリ」と言われると、飼い主さんの前にまわりこんで座っていたのですが、家の中ではちゃんとできる「ヒール(左脚側)」で座って欲しいということを伝えていったところ、ちゃんと座るようになりました。

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飼主さんがあきらめて、出来ないままにしてしまうと、やらなくてもいいと犬は学習していきます。

正の強化トレーニングにおいては、やらなかったからと言って「罰」があるわけではないので、犬は何のデメリットも感じません。
そこで、出来たことをきちんと褒めたり、出来るような環境づくりが必要になってきます。

「出来ない」とあきらめるのではなく、出来るようにサポートしてあげることが大事ですね。

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2021年5月24日 (月)

ドッグダンス競技会に参加してきました。

昨日はワンダフルステップスタジオさん主催のドッグダンスの競技会に参加してきました。

アシスタントのニコルはコンペ部門のフリースタイルクラス、見習いはプレコンペ部門のHTM(ヒールワークトゥミュージック)クラスです。

久しぶりの2頭エントリーで緊張する半面、とても楽しみにしていたのですが、山中湖到着時、車から降りるときにギックリ腰に。
なんとも情けない。

高校生の時に初めてテニスをやっていて発症してから、幾度となく発症していますが、ここ数年は、ほとんど出ていなかったので気が緩んでいたのでしょう。

いずれにしても、救急車で運ばれるレベルではないので、軽度なものだとは思いますが、何しろ前にかがめません。

そこで見習いの方は構成を少し変えることにしましたが、アシスタントの方は小道具に杖を使っているため、杖を跳び越えるという動きが二か所に入っていて、これを抜くわけにはいきません。

仕方なくそのまま演技することとなりましたが、ハンドラーの精神状態は当然犬にも影響が出ます。
アシスタントは待機場所ではとても良いテンションだったのに、競技リンクに入った途端にいつも以上にテンションが下がって動きがいつも以上にスローに。
私も動けないのでそれが幸いしたのか、大きなミスなく最後まで踊り、インタークラスで3席を頂きました。

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photo by M.K-san

一方見習いは、一か所ポジションに入れなかったことが災いして、その後の動きが支離滅裂になり、構成自体が破綻。
動きの悪いハンドラーがサポートし切れず、最後までストレスを抱えた演技となってしまいました。
申し訳ない。

202105242
photo by M.K-san

その後、後半の演技のシャドージャッジをさせていただきながら、ジャッジの勉強。

公平に、かつ細かく評価点をつけるのがいかに大変なのかを実感することが出来ました。

また、シャドージャッジをしたことで、我が家の犬たちの評価を客観的に見ることが出来、来月のDDJP競技会に向けて、修正すべき点、改善すべき点、強化すべき点等が少し具体化でき、とても良い勉強になりました。

ドッグダンスは、人が犬と一体感を持って音楽にのせて動くというドッグスポーツです。
ハンドラー(人)が踊れる踊れないという話より、いかにパートナー(犬)の動きを上手に引き出して、曲のイメージを具現化するかがポイントです。

競技に出て上を目指すのであれば、当然評価のポイントを押さえて、得点に結びつくような構成を考えなければいけませんが、愛犬と楽しく音楽に合わせて踊りたいという素朴な気持ちを表現するだけでもかまいません。
競技会だけでなく、ファンマッチや発表会という形式のものもあります。
でも、せっかく時間をかけて作るのであれば、納得できるものを作っていけるといいですね。

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2021年5月22日 (土)

パピーレッスン:甘噛みのはなし

子犬を迎えられたお宅にお伺いすると、必ず出てくるお困り行動の一つが「甘噛み」です。
「甘噛み」に対しては何度もとりあげていますので、お時間がある方は覗いてみてください。
👇
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2019/02/post-789c.html

おうちに来た時はやらなかった「甘噛み」も成長と共に、歯の生え変わりとの兼ね合いもあって出てくることがあります。
ほぼ、どの子も出てくると思います。
ただ、受け手の感じ方によって、許容できる範囲なのか、我慢できないレベルなのかは変わります。

前にも書いていますが、歯が当たる、歯を当てることを全く許容させないトレーナーさんもいますし、そう望む飼主さんもいます。

個人的には、甘噛みは「甘え」の表現のひとつと考えているので許容しています。
しかし、「甘噛み」と思って許していたら、実は「本気噛み」に移行していたなんてこともあるので、注意は必要です。

では、子犬はどういう状況で、人間の手を噛もうとするのでしょうか。

①人間の手は常に動いているので、つられて噛もうとする。
②人間が手をおもちゃにして犬と遊ぶので、犬も噛んでいいものと認識する。
③撫でてもらっているときに、甘えて噛んでくる。
④おもちゃを介して遊んでいるとき、間違って手を噛んでしまう。
⑤おもちゃを介して遊んでいるとき、興奮しておもちゃを持っている手を噛もうとする。
⑥自分のお気に入りを取り上げられそうになって、手を噛んでくる。
⑦ご飯を食べているとき、ごはんの傍で手が動くと、取られると思って噛んでくる。

ざっと以上のような状況が思いつきますが、「本気噛み」に繋がりそうな場面は、②、⑤、⑥、⑦あたりでしょうか。

①の対処法は、興奮して手に向かって来たら、犬の目の前から対象物を消すこと。
座っているのであれば、立って動きを止めることです。
人間が動かなければつまらないので噛みません。

②の場合は、早めに手をおもちゃにするのをやめて、手で遊ぼうとしたら、代替品を用意してあげることを繰り返し、代替品で遊べるように誘導していくといいでしょう。
おもちゃと勘違いされると、結構力強く噛んでくるようになってしまいます。
ここで気をつけたいのは、手をおもちゃにされるのは男性が意外と多いということ。
男性は多少歯があたっても大したことはありませんが、女性や子供の場合はそうもいかないので、早めに代替品に変えてあげましょう。

③は完全に甘えているので、私は許容していますが、力が強くなったら、「そっとねlと言って一度手を隠し、落ち着いたときにもう一度手を見せて強く噛まなかったら、「そうそう。」と褒めます。
強く噛もうとしたら、また同じことを繰り返して、優しくできるようになるまで待ちます。

④は不可抗力ですが、「痛い」と気持ちを伝えるのはOK。
ただ、叱ることはしません。犬がミスしただけですから。

⑤の場合は、興奮しているので、まずはクールダウン。一度動きを止めます。
落ち着いたら再開。それでも手を狙って来たら再びクールダウン。
何度も繰り返すことで、おもちゃはいいけど、手はダメだよという気持ちを伝えていきます。
ここで、「イケナイ!」と強く出たり、マズルを掴んだりすると逆効果です。

⑥や⑦に関しては、所有欲が強い状態になっているので、その行動自体を叱責するのではなく、人がそばに近づくと嫌なことではなくいいことが起きるというように環境を変えていきます。
特に⑥の場合は、取り上げるのではなく、その子にとって同等かそれ以上の物と「交換」という作業を繰り返して、持っている物を渡してくれるという「キュー」を教えてあげると、口から出せるようになるので、無理矢理取り上げる必要は無くなります。

蛇足ですが、以前持ち逃げされては困る物を咥えて逃げて、追いかけられるのを楽しんでいたパピーさんがいました。
飼い主さんは無理矢理取り上げようとしたところ、逆ギレされて噛まれるようになったそうです。

そこで、その子には「ハウス」を教えてあげました。
「ハウス」と言われたら、一目散に飛び込むほど鉄板になったところで、持って行かれては困る物を咥えているパピーさんに「ハウス」と言ったところ、頭はハウスに入ることにシフトし、咥えていたものを落としてハウスに飛び込みました。

その子は落としてくれましたが、中には咥えたまま入る犬もいるかもしれません。
そういう場合は、咥えている犬の傍に犬が好きな食べ物をいくつかばらまくというのも一つの方法です。
食べ物に夢中になっている間にさりげなく片づければ、大事には至りません。

子犬とのやりとりは言わば知恵比べ。
次から次へと進化していく子犬の成長を楽しみながら頑張りましょう。

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2021年5月21日 (金)

パピーレッスン:子犬の成長

犬が人間社会の中で、なるべくストレスを感じることなく暮らしていくお手伝いとして、社会化は不可欠です。
社会化の時期は、ブリーダーのところにいるときからすでに始めなければいけないと言われていますが、なかなかそこまでケアしてくれるブリーダーさんは多くはありません。

そこで、新しいオーナーさんは、子犬を入手したその日から、社会化を始めなければいけなくなるわけです。

つまり、社会化は少しでも手を抜くと、あとあと犬にとっては生きにくい状況を克服するのに時間がかかってしまいます。
犬も人間同様個体差があるので、もともと神経質でないタイプもいれば、人一倍神経質な子もいます。
そんな犬たちが、警戒心という鎧に身を包まなくてもいい生活が送れるようにするには、社会化は日々継続させていかなければいけません。

特に生後67か月から子犬の精神状態には変化が見られます。
いままで大丈夫だったものが、急にダメになったり、昨日までできなかったものが急に出来るようになっていたり。

今日のプライベートレッスンは7か月の女の子Mさん。
少し警戒心があって、おうちにいても、窓の外から聞こえてくる音に反応することも。
そこで、日々のお散歩も含めて、少しずつ自力で経験を積んで行かれるように、飼い主さんに頑張って頂いています。

そんなMさん。
最近少しずつ変化が現われ始めました。
いい意味でも、悪い意味でも。
特に女子は男の子と違っていろいろ複雑でもあります。
犬の世界でも男の子の方が単純と言われています。

飼い主さんが日々教えていることはちゃんと学んで成果が出ている一方で、一緒に遊んでいても、急に一人遊びになってしまったり、いろいろ変化が出て来ています。

子犬育ては知恵比べ。
話が通じるパートナーに育ってもらうには、飼い主さんの努力も欠かせませんね。

飼い主さんと話が始まると、自分からオフになるMさん。
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なんか、急に大人になってしまったような気がします。
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2021年5月20日 (木)

ドッグトレーニング:行動はきちんと教れば環境が変わっても出来る

昨日Grisha Stewart氏が引用した学習のステージの図の話をしました。
工程はとても細かいステップに切り分けられ、その都度「検証」しながらステップアップしていくことで、最終的に犬はその行動を理解出来たと言えます。

昨日のプライベートレッスン、Lさんの飼い主さんが、以前私が見習いVincentと視線を合わせないで姿勢変更のキューを出しているのを見て、やってみたいとおっしゃいました。



そこで、Lさんが確実に学習している「オスワリ」をやっていただくことにしました。

Lさんはプラットフォームに乗ることはすでに学習済みです。
まずハンドラーの目の前でプラットフォームに乗ってもらい、「オスワリ」のことばのキューを出してもらいます。
当然すぐに出来ます。

次に、ハンドラーにはプラットフォームから少し離れていただき、同じようにキューを出してもらいます。
その際、Lさんには、「マテ」を言っておきます。
Lさんはプラットフォームから下りることなく、キューを聴いて座ることが出来ました。

最後に、ハンドラーにはLさんに背中を向けてキューを出してもらったところ、Lさん、ハンドラーの背中を見ながらちゃんと座りました。

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ここでポイントとなるのは、ハンドラーが「オスワリ」のキューを出すとき、常にニュートラルな体勢を取っているかということ。
「オスワリ」と言葉を発しながら、手が動いていたり、体が前のめりになっていたり、いろいろな動きをしていると、犬は言葉のキューだけでなく、ハンドラーの体の動き全てまとめて「オスワリ」のキューと認識してしまっている可能性があるため、犬に背を向けてしまったらできなくなります。

もうひとつのポイントは、ハンドラーが急に背中を向けて「オスワリ」と言うのではなく、いつもと同じように、犬の傍でキューを出し、次に距離を取ってからキューを出し、最後に背中を向けると言うように、少しずつステップアップさせたことです。

当然オヤツが目の前に無くても出来るとレベルということですね。

実はこの、視線を合わさないでキューを出したとき、犬がきちんとできるかどうかと言う質問を20年近く前、Carolyn Clark氏のワークショップに参加したときにされました。
もちろん急に言われた我が家のボーダー・コリー、クリスは出来ませんでした。
そういう練習をしていないから当然です。

この先Lさんがやるべきことは、プラットフォームを外しても動かないでいられることが出来るかの検証、その後ハンドラーが離れても大丈夫か、ハンドラーが背中を向けてもできるか。

これらの工程をディストラクションがある場所でも同じように行っていくことです。

日々の練習の成果は確実に身についているようです。

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2021年5月19日 (水)

ドッグトレーニング:オヤツの外し方

昨日のオンライン授業の中で、ドッグダンスの新しいトリックやムーヴを教えていく過程で、ルアーとして使っているトリーツ(オヤツ)をどうやって外していくかというお話もしました。

ドッグダンスやオビディエンス競技などでは、基本モチベーターは使用できません。
つまり、トリーツやおもちゃなど、犬にとってやる気の元になるものは持ち込めないということです。

しかし、日常的にトリーツを使いながら練習をしていると、トリーツを外すタイミングや手順がわからないと、いつの間にかトリーツを手に持っていないと何もやってくれない犬になってしまっているということがあります。
これがよく言われる「オヤツで釣っているトレーニングは役に立たない。」や「オヤツで言うことを聞かせようとするからだ。」という犬の学習理論を理解していない人たちによる批判です。

今朝のFacebookで上がってきたイラストを見て、とても分かりやすかったのでシェアさせてもらうことにしました。
この記事はアメリカの著名なドッグトレーナーGrisha Stewart氏が引用しています。
Grisha
BAT(Behavior Adjustment Training)を考案された人でもあります。
先日ブログに書いた「3つのD」のことがわかりやすく描かれています。

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※Grisha Stewart Dog Training & Behaviorから引用

図の中にある「Mark」はクリッカーの音や、言葉で「あってるよ。」と教えることです。
言葉の場合は、「そう!」や「Yes!」などの短いものを使います。

ここでポイントになるのは、繰り返す回数と検証です。
何度か繰り返して練習すると、犬はある意味パターン化して動くので、きちんと学習しているとハンドラーが勘違いしてステップアップしてしまうことがありますが、様々な場所(Distraction)での繰り返し練習することで、確実に学習しているかどうかを確認する必要があります。


ステップの概要は以下の通りです。

1.
犬に新しい行動を教えるにあたり、ルアー(誘導)やキャプチャリングなどの手法でトリーツを使って犬を動かし、上手できたらマークしてご褒美をあげる。
2.
上記の動きを1015回、様々な場所(環境)で繰り返し練習。
3.
練習の成果を検証する。5回検証し、4回以上正解が出ていたら次のステップへ。3回だったら現状維持。1回~回しか正解が出せないときはステップを一つ前に戻す。
4.
トリーツを手に持たず、ハンドシグナルのキューで指示を出し、出来たらマークしてご褒美をあげる。
このとき、図にはありませんが、言葉のキューを出してからハンドシグナルを出していくと、次のステップに入りやすくなります。
5. 2
3のステップを行う。
6.言葉のキューを出したら、ハンドシグナルは出さず、上手に出来たらマークしてご褒美をあげる。
7.2
3のステップを行う。
8.言葉のキュー(あるいはハンドシグナル)で犬が上手に出来たらマークしてご褒美を出す。
9.
次第にマーカーをはずし、言葉でほめたり、トリーツを出したり、言葉だけで褒めたりしながら、トリーツのリワードを外していく。
10.
行動が身についてきたら、3Dをひとつずつくわえた練習を繰り返し、その都度検証していく。3Dが加えられているときは、マーカーやトリーツのご褒美は使う。
11.
その都度23の検証ステップを繰り返す。
12.3D
が加えられても出来ることが検証されたら、その行動を忘れないように維持してもらうための練習を様々な環境で行い、最後に検証する。

これらの工程を行うことで、犬は行動を学習するだけでなく、様々な刺激の中でも行動できるようになっていくというわけです。

先日のクライアントさんが、日々のレッスンで、「こんなに細かいステップでやらないとダメなんですね。」とおっしゃっていましたが、まさにその通り。
それらを端折って、「ウチの犬は出来ない。」と思ってしまうのは大きな間違い。
手間をかければ、犬はちゃんと応えてくれますよ。

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2021年5月18日 (火)

専門学校オンライン授業

今日は岡山の専門学校生のオンライン授業でした。

一昨年は犬たちと岡山まで遠征。
2
日間、講義と実技をさせていただきながら、非日常を楽しんできたのですが、あいにくのコロナ禍で、昨年からはオンライン授業となってしまいました。
しかも、今回は岡山も緊急事態宣言のため、生徒さんたちは自宅からの参加。
実技もできなくなってしまいました。
残念です。

授業の内容は、トレーナー学科の一年生への動物ビジネスの概論。
様々な動物ビジネスの話に加え、どんなビジネスであっても、生き物を扱うのであれば、動物福祉(アニマルウェルフェア)を忘れないで欲しいことをお伝えしながら、これからの道を決めるお役に立てるよう、いろいろお話しさせていただきました。

二年生のみなさんには、ドッグダンスを視野にいれた応用トレーニングとドッグダンスのルーティンの作り方について。
学校では、毎年校内イベントで、ドッグダンスもされているそうなので、今回実習はできませんが、ドッグダンスに必要なポイントをお伝えしました。

202105181
一昨年の実習では、アシスタントがドッグダンスのデモをしたり、生徒さんたちのルーティンづくりのお手伝いをさせていただいたり、とても楽しい時間でした。

202105182

これから社会に出ていかれる生徒さんたちにお願いしたいのは、知識や技術も大事ですが、経験値をあげながら、知識をアップデートしていくことやコミュニケーション力。
加えて、英語力も必要ですと言ってしまいました。
自分が出来なくて欲しい情報がとれないイライラを若い人には味わってもらいたくないですからね。

動物に関わるプロフェッショナルを目指して欲しいものです。

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2021年5月17日 (月)

ドッグトレーニング:犬のサポートに不可欠な「3つのD」

ドッグトレーニングに伺うとき、よくお聞きするのが、「ウチの子待てないんです。」とか、「ごはんを前にしているときは待てます。」
というお話。

まず、どんな風に待てないのか状況を教えていただくと、「マテと言ってもすぐ動いてしまう」とか、「離れようとすると、一緒に動いてしまう」といったことでした。

そこで、「マテ」を教える練習を始めると、「そんなに細かいステップで教えないとダメなんでしょうか。」とびっくりされます。

人間の子供と違って、犬は言葉で言ってすぐに納得できるものではありません。
「こういうときは、こうやってね。」と基礎を教えた後、少しずつハードルをあげて、基礎の延長線上に目標地点があることを教えていく必要があります。

そこで、大事なのが「3つのD」。
昨日伺ったボーダーコリーの親戚会でも、集団休止の練習をやってみましたが、途中までは動かなくても、ちょっと距離を取り過ぎると失敗させてしまったりということがありました。
要は、犬に「出来る!」という自信をつけてもらうこと。

では、「3つのD」とは何でしょう。
Duration
:時間
Distance:距離
Distraction:刺激(気が散るもの)


「マテ」の練習で、最初から時間と距離、刺激を全部入れてしまうと、犬はすぐ失敗してしまいます。
ハードルをあげるときは、ひとつずつ。
時間を少しずつ伸ばして、成功体験を増やしていく。

例えば、すぐ傍にいて、20秒動かないでいられるようになったら、1歩離れて20秒が目標なので、1歩離れて5秒動かないでいられたら、戻って褒める。
1
歩離れて10秒、20秒というように、時間を伸ばしていきます。
次は2歩、3歩というように距離を伸ばしていきます。
要は「出来る」を増やすこと。

こういった練習をおうちの中や、玄関の外、近所の公園といったように、練習する場所の刺激をあげていくわけです。

急にすべてのハードルを上げるのは犬に負担になります。
3つのD」を基本に練習することを忘れないようにしましょう!

今日のプライベートレッスンのAさん、まずはママの横でじっとしているところから。

202105171

トレーニングが大好きなAさん。

先日怖がっていたステンレスの水入れは、もう全然問題なくなったようです。

202105172

毎日確実に学習して成長していますね。

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2021年5月16日 (日)

ブリーダーの役割

今日は知人のブリーダー主催のオフ会にお邪魔してきました。

ドッグダンスのヒントなど、簡単なレッスンが出来ればというお話だったのですが、あいにく雨が降ったり止んだりの悪天候だったのと、ドッグダンスなどのドッグスポーツの基礎をまずお教えした方がいいと思い、犬のアテンションの取り方や、ディストラクションの中での休止練習などをやることにしました。

知人は定期的にオフ会を開き、オーナーさんたちのサポートを行っています。

わからないことがあれば、親身に対応していますので、一頭目を迎えた後、二頭目を考えるときも知人から迎える人がいます。

202105161
※ゲームも行われました。

先日某SNSのポストに、「子犬を迎えたいが、どこから迎えるのがいいだろうか。」という質問がありました。

その質問への答えの多くは「親犬を見せてくれるブリーダー」「フォローをしてくれるブリーダー」というものでした。
「兄弟犬や姉妹犬と会えるオフ会を開催してくれるブリーダー」というのもありました。

我が家の犬たちも、今まで迎えた7頭の犬たちのうち、6頭は個人のブリーダーからです。

特に私がボーダーコリーを迎えるきっかけとなったブリーダーは、常に相談にのってくれ、いつも実家に帰るような感覚で子犬と一緒に遊びに行ったものです。

犬も生き物ですから、病気になることもあります。
そんなとき、どうしたらいいかと相談できる場所があるのはとても安心です。
「獣医に行けばいい」という話ではありません。

ブリーダーは経験値が豊富なので、獣医に行くまでもないようなレベルなのか、早急に対処しなければいけない状況なのかのアドバイスももらえます。
悩み事がある場合は、的確な回答を得ることもできます。

また、親戚犬のオフ会に参加するのも楽しいものです。
同じ犬種を育てる共通の悩み事だったり、楽しいことだったりの情報交換は有意義で、話題はつきません。

わが家もコロナ禍の前までは、ニコルのブリーダー宅の食事会だったり、キャンプだったり、犬と一緒に楽しめるイベントに参加していました。

201809113

ブリーダーもピンからキリではありませんが、様々です。
自宅でアットホームに育てているブリーダーもいれば、アパートのようにケージを積み上げて、何十頭もの犬を抱え、次から次へ繁殖させている、いわゆる繫殖屋と言われるブリーダーもいます。

犬を迎えるのはある意味「縁」とも言えますが、良いご縁がみつかるよう迎える側も勉強しながら探す努力は欠かせませんね。
良いご縁がありますように。

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2021年5月15日 (土)

犬の行動:そんなものも気になるの?

「子犬の社会化」ということばが周知されるようになってしばらく経ちますが、完璧な「社会化」は無いので、日々生活する環境にあわせてサポートしてあげることが欠かせません。

そもそも「社会化」とは犬をいろいろなものに馴らして、いちいち怖がったり、びっくりしたり、興奮しなくてもいいということを学習させてあげるためのものです。

そのために、様々な生活音を聞かせたり、散歩で欠かせない外の景色に馴らしたり、匂いを嗅がせたり、さらには、住居エリアに合わせた特別のもの(電車、飛行機、サイレン等々)に馴らしてあげることが不可欠です。

さて、昨日のプライベートレッスンに伺ったAさん。
おうちの中では飼い主さんの言葉もよく聞こえるAさん、苦手なお散歩も少しずつ克服しています。


実はAさん結構お水を消費するので、ボウルが小さいとすぐ無くなってしまうことから、少し大き目の水入れを用意されました。
ところがその容器がステンレス製だったため、水を飲もうと顔を持って行くと、その先に自分の顔が映っていて、怖くて近づけず、水が飲めないそうです。

元々、おうちの冷蔵庫などに自分のシルエットが映っても気になってしまうAさん。
以前お散歩レッスンをされた子が、街中のウィンドウに映る自分の姿を他の犬と思って吠えるという行動が出ていたことがあるので、特殊な行動ではないのですが、ステンレスに映った自分の顔が気になってお水まで飲めなくなるとは。

そこで、持っていた大き目のトリーツをひとつ水入れの中に落としてみました。

すると、最初は少し戸惑っていましたが、トリーツの誘惑が大きかったのか、自分から水入れに顔を突っ込んで、水を飲みつつ、トリーツも食べてくれました。
何度か同じことを繰り返した後、散歩から戻って喉が渇いたAさん。
一瞬水ボウルの前で躊躇したものの、そのまま水を飲めるようになりました。

202105151

犬にとって気になる物は様々です。
散歩に行く途中、いつもはない場所に置かれていたゴミ袋だったり、大きなバイクのカバーだったり。
自分から安全が確認できると、次回からは気にしなくなるので、無理に引っ張っていくことなく、自分から確認できるようにサポートしてあげられるといいですね。

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2021年5月14日 (金)

パピートレーニング:エラーを減らす環境設定

今日の午後のレッスンは生後7か月の女の子Mさん。

7
か月と言えば、人間でいうところの思春期。
いろいろ変化が出てくるところでもあります。
その分、丁寧に、納得してもらいながらいろいろなことを教えていくことに。

M
さんとは、いろいろなことに挑戦していきたいそうなので、基本は大事。

様々なドッグスポーツのスタートだけでなく、日常生活においても危険回避に役立ちます。
つまり、「脚側停座」。
文字にすると固いですが、簡単に言うと、ハンドラーの左隣で座っていること。

理想はこの位置。

202105142


気をつけなければいけないのは、誘導の手の高さ。
ちょっと手の位置が高いと跳びついてしまうようになります。

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とにかくMさんやる気満々で良く動いてくれますが、実はちょっと警戒心が強いとのこと。
お散歩中にもフリーズしたり、帰り道や異常に急いで引っ張り気味だったりと、ちょっと大変そうなので、後半はお散歩の様子を見させていただきました。

確かに、ちょっと緊張する場所になると、オヤツが食べられないほどでしたが、ちょっとテンション高めに動いてあげると、ついてこられるので、ハードルはさほど高くなさそうです。

引っ張りが強い時は止まってあげると、ちゃんとハンドラーさんに意識を向けてくれます。

202105143

何度か繰り返しているうちに、リードが緩んだ状態でも歩ける場面が増えてきました。

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少しずつ、何度も繰り返して、いい経験を増やしていきましょう。

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2021年5月13日 (木)

分離不安は犬のせいじゃない。

昨年、コロナ禍で人間が自粛生活を余儀なくされたことで、今まで問題なくお留守番が出来ていた犬たちが、自粛生活が開けたあと分離不安になってしまったというご相談を沢山受けました。

今まで大丈夫だったのになぜ。

当然飼い主の生活習慣が変わったことで、犬たちに影響が及んだことは明らかです。

お留守番中、フリーにしていた犬たちであれば、飼い主が在宅になれば当然自由に飼い主にアクセスできるようになります。
そばに来て座れば撫でてもらえたり、声をかけてもらったりすることは容易に想像できます。

ハウス(クレート)でお留守番していた犬たちは、飼い主が在宅していても、仕事中はハウスという習慣が続けられていれば、恐らく大きな混乱はなかったかもしれませんが、家にいるからとついつい犬たちをフリーにしてしまうことも容易に想像できます。
そもそも、ハウスに入れているのは留守中悪戯をさせないための場合が多いからです。

通常の外勤生活の場合でも、クライアントさんには、平日と休日のギャップがあまりないような生活をしてくださいとお伝えしています。
あきらめのいいタイプの犬は、平日みんなが出かけてしまっても、ストレスは少ないですが、前日あんなにべったりだったのに、平日たった一人でお留守番となれば、その都度ストレスを抱えないとも限らないからです。
もちろん、休日みんなでお出かけすることなどはあるでしょうが、家にいるとき、常に犬を傍に置いておこうとすれば、平日のひとりぼっちはかなりしんどいとも言えます。

ハウスを活用することの効果は何度もお話ししているので、ここでは書きませんが、子犬の場合は、おうちにいるときでも、ハウスに入れてあげる時間を作ることが必要です。
自分から入って寝ていられれば素晴らしいですが、人の傍から離れられない子の場合は、敢えて一人になる時間を作ってあげましょう。
十分な睡眠を確保するだけでなく、一人でいることに不安を感じないでいられる平常心を培ってあげることも人間のサポートです。

まだまだ自粛生活が続く状況ですが、自分が暇だからと愛犬をかまうのではなく、適度な距離感で愛犬との時間を共有していくことも必要ですね。

単頭飼いから多頭飼いに変わるときも、今まで自分だけを見ていた飼い主が急に新しい子の世話に時間を取られるようになると、それだけでもストレスになることがあります。
いろいろな意味でも、犬のストレスを軽減させるためのサポートが必要ですね。

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留守中でも、のんびり寝ていてくれると安心ですね。
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2021年5月12日 (水)

その行動、犬は本当に理解できてますか?

昨日のドッグダンス定期レッスンでは、犬たちがどこまでポジションやトリック、ムーヴなどを理解しているか検証していただくことにしました。

つまり、「犬は言葉のキューだけでも反応できるか。」ということです。

ドッグダンスはオビディエンスなどの服従訓練と異なり、ハンドラーがニュートラルでいる必要はありません。
振り付けとして手を動かしたり、体を動かすことは全く問題ありません。

しかし、時として、同じような手の動きを見て、犬が違う動きと間違えてしまうこともあります。
そのために、ハンドラーがニュートラルな姿勢でいても、言葉のキューだけで動くことが基本的に出来るようになることを目標に練習していただくことが必要になってくるわけです。

202105121

もし、言葉のキューだけで動かなかったら?
もう一度言ってみます。場合によって聞いていなかったこともありえるからです。

もう一度言っても、「?」な時は、ハンドシグナルを出してみます。
もしそこで犬が動いてくれた場合は、ハンドシグナルをはずす練習が足りていなかったことになります。
ハンドシグナルが外せるようになるまで練習する必要があります。

ハンドシグナルを出しても動かないレベルの場合は、犬が全くその動きを理解していない可能性があります。
つまり、トリーツを使った誘導のレベルからまだ卒業できていないということです。
トリーツを外す練習から始めます。

ドッグダンスは服従訓練の課題より多くのポジションやムーヴ(トリック)を覚えなければいけません。
時に混乱することもありますし、練習を少しサボっていると忘れてしまうこともあるでしょう。

リマインドを兼ねて定期的に練習し、忘れないようにサポートしてあげましょう。

なぜなら、「オスワリ」は覚えてしまえば、いちいちオヤツを見せなくても、また腰を曲げなくても、言葉だけでも「オスワリ」してくれるではありませんか。
頻繁に使うことで、犬もしっかり覚えられると言うわけです。

ドッグダンスをされない方も、愛犬がどれくら言葉を理解しているか、検証してみませんか?


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2021年5月11日 (火)

ドッグトレーニングは犬が楽しくなければ続かない。

今日のプライベートレッスンの生徒さんはあまり食べるものへの執着のないお嬢さん。

リードや力を使わずに新しい行動を教えるためには、なにがしかのモチベーターが必要です。いわゆる「やる気」の元です。
しかし、食べるものに興味が無いと、食べ物以外をモチベーターに使わなくてはいけません。

そもそも、飼い主さんとの協働作業を楽しんでくれる犬たちは、食べ物など必要ない場合もありますが、食べ物自体は、単なるモチベーターや報酬として提供するだけでなく、沸騰した頭をリセットするためにも有効なので、出来るだけ有効に使いたいと思っています。
また、食べるものに興味を持ってくれる子は食べ物をルアーにして誘導しやすいので、新しい動きを教えやすいという利点があります。

前半はドッグダンスのポジションの再確認と、ハンドラーへのアテンションをあげる練習で、以前より顔があがるようになってきたLさん。
しかし、それでも単に遊んでいるときのテンションの高さとは比べ物になりません。

202105111

楽しくなければ、当然集中力も持続しないので、短いセッションでの練習を繰り返していても、次第に集中力は落ちてきてしまいます。

そこで、いつもはリセットも兼ねて、引っ張りっこ遊びなどを入れていましたが、今日はルアーのトリーツの代りに、Lさんの大好きなおもちゃを使って、苦手なウィーヴの練習をしたところ、気持ちが一気にあがりました。

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要は、トレーニングを楽しいと思ってくれることが不可欠。
そのためには、Lさんにとってトレーニングと遊びを別のものと思わせないことがポイント。

個々の犬の状態に合わせてのプラン作りは欠かせませんね。


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2021年5月10日 (月)

ドッグトレーニング:シニア犬の集中力をあげる

今日もDogLifeDesignさんでプライベートレッスンがありました。

参加犬のRくんは14歳。
10
歳でドッグダンスレッスンを始め、様々なムーヴやトリックを覚えてくれました。

実際にダンスを踊るためではなく、R君との充実した時間を過ごすために始められた飼い主さん。
今でも続けて下さっていますが、今日のR君、ちょっと心ここにあらずな感じです。

最近ちょっとお耳が遠くなってきたこともあり、集中力が持続しづらくなっています。

そこで、ムーヴのリマインドをしたあと、後半はマットの下にトリーツを隠して探してもらうゲームに変更しました。

最初は??なR君でしたが、一度目視したあと、隠してみたところ、二回目以降はお鼻を使って探し出してくれるようになりました。

202105101

トリックやムーヴの時は集中が安定しませんでしたが、ノーズワークに切り替えたら、早くやろうよと言わんばかりに飼い主さんへのアテンションがとてもよくなりました。

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同じようにトリーツを使ったトレーニングなのに。

鼻を使うことが犬にとっていかに魅力的なことか。

シニアにとって何が魅力的か。
その時の犬の状況に合わせて課題を変えてみるのもいいですね。

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2021年5月 9日 (日)

ドッグダンスのルーティン練習:バックチェイニング

今日はDogLifeDesignさんでのドッグダンスプライベートレッスン。
参加してくれたRさんはシニアの女の子で、沢山のトリックが出来ます。

今は初めてのルーティン作りをしていて、構成も大分完成に近づいてきました。
そこで、今日はエンディングに向けての動きを考えることに。

エンディングポーズはルーティンの締めにあたるので、それなりに重要です。
観ている人にルーティンが終わったことを知らせるためにも必要です。

R
さんのエンディングはSitUp(チン)にすることにしました。
SitUp
はすでにマスターしている動きですが、頻繁にする動きではないので最初はリマインドから。

202105091

それから、SitUpに入るために「オスワリ」を遠隔でしてもらいます。

202105092

最後はハンドラーのフロントポジションからのバック。
これもある程度安定して出来る動きですが、リマインドを兼ねているので、ターゲットマットを後ろに敷いてあげました。

202105093

これらの動きをバックチェイニングと言うエンディングからその手前に向かって逆回しのように、動きを繋げて練習します。

①ハンドラーのすぐ目の前でオスワリからSitUpをターゲットマットで練習。
②ターゲットマットの上でオスワリの練習。
③フロントポジションからバックステップでターゲットマットへ移動する練習。

最後にこの動作を、③②①と繋げて行ことで、エンディングの流れが出来るわけです。

最初から繋げて練習すると息切れしてしまうことがありますが、最後から練習すると、いつも最後で必ずトリーツが出るというメリットもあり、マスターしやすくなります。


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2021年5月 8日 (土)

パピーレッスン:関係性の基礎作り

今日は730からパピーさんのプライベートレッスンでした。
なぜ7:30かと言うと、ちょうど朝の散歩に来るお行儀のいい犬たちの中で、パピーさんに学んでもらいたいことがあったからです。

その場所はかつて我が家の見習いも子犬の頃通い、先輩犬たちにいろいろ教わりながら、かつまた私との関係性づくりの場所にもなったところです。

ここで大事なのはお行儀のいい犬たちというというところ。

犬と暮らし始めると、人間はついつい愛犬に友達を作ってもらおうと、手っ取り早くドッグランに投げ込んでしまうことが多いようですが、愛犬の気持ちを無視して投げ入れてしまうと、嫌な目に遭ってトラウマを作ったり、あるいは、犬と遊ぶ方が楽しくて、飼い主さんを忘れてしまうケースが出てきます。

お行儀のいい犬たちは、ある意味落ち着いた先輩犬であり、飼い主さんのコントロールがきちんと出来ているので、子犬に嫌な思いをさせずに済みます。

さて、S君、元々犬に過剰反応するタイプではありませんが、子犬なので好奇心から寄って行こうとします。
そこで、サラッと挨拶を済ませて、また飼い主さんの元に戻るためには、日常生活の中で、飼い主さんの声に耳を傾ける習慣を付けておくことが大事。

他の犬たちと距離を取ったところで、声掛け、呼び戻しの練習をします。

最初は地面の枝や石が気になっていたS君。
なかなか耳に届きませんが、ひも付きボールで誘って遊んでみました。

家の中で遊べても、外で遊べない子が多いのですが、案の定、最初はS君も、地面の方が気になっていたので、追いかけたくなるような動きで誘い続けたところ、ようやく楽しいかもと誘いに乗ってくれました。

202105081

トリーツ(おやつ)だけでは、なかなか周囲のディストラクションに勝てないこともあるので、ハンドラーはあの手この手を用意しておく必要があります。

それでも、どちらかというと、一人でガジガジしたくなるS君なので、引っ張って誘えるひも付きボールは何もついていないボールより有効です。
持ち逃げされにくいからです。

ちょっと飼主さんへの意識があがったところで、ディストラクションの中でも、名前に反応し、戻って来る練習を繰り返してレッスンは終了。

202105082

我が家の犬たちもディストラクションですが、S君はもう一つ学びました。
男の子のお腹の下で匂いを嗅ぎ続けると、怒られるかもしれないということ。

見習いは自分で、「やめとけよ!」と諫めたものの、S君がヒャン!と言ったところで、「ごめんごめん。」とすぐ謝ってしまいました。
見習いも少しは子犬への対応を学んでくれているようです。

202105083

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2021年5月 7日 (金)

形を教えるだけでなく、行動を教えましょう。

今日のプライベートレッスンは生後6か月のMさん。
二回目のレッスンでした。

おうちの床材が少し滑りやすかったので、前回タイルカーペットをお願いしたところ、今日伺ったときはMさんが歩くスペースには全て滑り止めカーペットが敷かれていました。

すべり止めが敷かれてからのMさんはとても活発に動き、気にしていた足の状態も現状問題ないそうです。

足場が安定していなければ、犬も動きづらかったり、あるいは関節等に痛みを感じてしまい、動くことを躊躇するようになってしまいます。
滑らなくなったのでMさん、後ろ足の蹴りが安定して、おうちの中での遊びも楽しそうです。

さて、M
さんは小型犬なのに、とてもきれいな脚側停座をしてくれます。

202105072

「小型犬なのに」というのは、おうちの中で飼い主さんの足にまとわりついて、足に当たったり、踏まれそうになったりと、結構危ないシーンが多いので、足の傍に寄るのを躊躇するようになる小型犬が少なくないことから敢えて言ったのですが、Mさんはピッタリくっついてくれます。

そこで、今日はそこから一歩一緒に踏み出す練習。

最初は、トリーツをルアー代わりに、初めの一歩を誘導します。

 202105073

何度か繰り返すうちに、一歩がスムースに出るようになってきたら、持ってきたトリーツの位置を少し上げていきます。

202105074

一歩ずつ、細かいステップで出来たことを褒めていきます。

ところがMさん、オスワリをするとすぐフセてしまいます。
特に何も言っていないにフセをしてしまうのです。
「フセ」は悪いことではないので、自発的に伏せていることに関しては言葉で褒めたりしながら、強化していきますが、オスワリをお願いしてもすぐフセをしてしまうのでお聞きしたところ、「オスワリ」「フセ」「ゴロン」をいつもパターンでやらせているので、「オスワリ」のあと勝手に伏せるようになってしまったとのこと。
ちゃんと学習しているんですね。

ところが、Mさん立っているときに「オスワリ」と言えば座れるし、オスワリしているときのフセもスムースに出来ますが、フセをしてしまってから「オスワリ」と言っても全くできません。

M
さんの頭の中には、「オスワリ」は立っているときにするものと学んでいるので、フセからオスワリが出来るとは思っていなかったようです。

そこで、いろんなバリエーションがあることを教えてあげることに。

今日はフードでも意欲的に動いてくれたMさん。
少しトレーニングが楽しくなってきてくれたら嬉しいですね。

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2021年5月 6日 (木)

ラリーオビディエンス:基本は大事

今日は月に一度のWCRL規定のラリーオビディエンスレッスン。
コース練習の前に、遠隔の課題練習をいくつかやって頂きました。

ラリーオビディエンスの呼び戻しには、脚側停座と正面停座があります。
通常の服従訓練やオビディエンス競技の場合、脚側停座と正面停座のどちらかが選択できるのですが、ラリーオビディエンスの場合は、脚側と正面の両方出来るようにする必要があります。

さらに、呼び戻し時のハンドラーとの位置関係も、向き合っている場合や、背中を向けている場合、あるいは歩いているときなどがあります。

そんな呼び戻しのバリエーション練習をやって頂いていたら、今までちょっと気になっていた個々の課題が際立って見えてきました。

例えば、犬を停座させて離れる際、犬がつられてしまい待っていられないことがあります。
そのままにしておくと、ラリオビトライアルの時も出ないとも限りません。
そこで改善の練習も合わせてやって頂くことになりました。

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焦らず、ステップバイステップで強化していきます。

最後はコース練習。

202105061

来月19日はWCRL規定ラリーオビディエンストライアルを山中湖のドッグリゾートワフ、インドアドッグランで開催予定です。

お申込みはもう始まっていますので、詳細は下記をご覧ください。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2021/04/post-121885.html

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2021年5月 5日 (水)

もっと褒めてあげましょう。

犬と暮らし始めると、「あっ!それダメ!」という行動の方が目に付くのよくあることです。
なぜなら、人間と犬は異なる種なので、当然犬にとって楽しいことが人間にとって好ましいこととは合致しないことも出てくるからです。

そこで、以前の訓練方法であれば、ある意味力で犬の好ましくない(人間にとって)行動を抑制しようとしてきました。
しかし、昨今のトレーニング法においては、犬の好ましい行動を引き出して、褒めながら強化していくことが一般的になりつつあります。

好ましい行動とはなんでしょうか。

例えば、跳びつかないで座っていること。
例えば、噛まないで手を舐めてくれること。
例えば、トイレスペースでトイレが出来たこと。
例えば、吠えないで我慢出来たこと。

あげればきりがありませんが、どちらかというとこういう好ましい行動は見落とされがちで、
跳びつかれれば、ダメダメ!
甘噛みが強くなれば、ダメダメ!
トイレを失敗すれば、あ~ぁ。
警戒して吠えてしまうと、ダメよ!

という風に、ネガティブなことを言いがちになります。

さて、今日は若いお嬢さんLさんのプライベートレッスン。
いつも歓迎してくれるし、跳ばないでオスワリしてのご挨拶も大分理解出来るようになってきました。
ちゃんと進化しているのがわかります。

実はLさん、トイプードルの「あるある」で、あまり食べるものに対して強い欲がありません。
ごはんが待ちきれないこともなく、トリーツをご褒美に使っても、「それはいらないわ。」とおっしゃることもしばしば。
つまり、食べ物がご褒美になりにくいのです。

食べるものに興味が薄い子の場合、ルアーで新しい行動を教えることが難しくなります。
おもちゃは好きなので、おもちゃを使うことも可能ですが、教えたい行動によっては、おもちゃよりトリーツの方が伝えやすいこともあります。

そんなLさんが、今日のヒールポジションのレッスンで、なんと顔があがりました。
顔があがるとはどういう意味でしょう。
いつも前や足元の方ばかりに目がいってしまうLさんの視線が、ハンドラーが手に持っているオヤツに少し興味をもって、
顔をあげてくれたということです。
顔があがると、その先にあるハンドラーさんへの集中力もアップし、キューも伝えやすくなります。

202105051

常態化するまでには繰り返しの練習が必要ですが、自発的に顔があがってくれたことはとても嬉しいことです。
沢山褒めてあげたいところ。

202105052

さらに、レッスンの合間、ちょっとした物音に警戒してそちらに向いたときに名前を呼んだところ、なんとこちらに意識を向けてくれました。
トリーツがご褒美にならないと意味が無いので、「お利口さん」と言って撫でてあげたところ、飼い主さんが曰く、今は何を褒めたのでしょうとのこと。
それは名前を呼んで振り返ってくれたことです。
一見ハードルが低そうに見えますが、その先には、名前を呼んだら走って戻ってきてくれるようにするという目標があるので、どんどん褒めてあげます。

名前にネガティブなイメージを持たせないためにも、名前に反応してくれたらちゃんと褒めてあげましょう。

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2021年5月 4日 (火)

犬の行動:トラウマ

犬も人間同様トラウマを抱えることがあります。
肉体的や精神的にショックを受けてしまった場合、長く尾をひくことがあります。

トラウマを持ってしまうと、その原因と同じことや類似したことが起こりそうになれば、当然予測し、それを回避する行動を取ろうとします。

私の場合は、幹線道路のアンダーパスで渋滞の最後尾にいたとき追突された経験が、何十年経った今でもあり、そのアンダーパスに入ると、ついついバックミラーを見てしまいます。
もちろん、少しずつは薄れては来ていますが、バックミラーを見るという行動はある意味習慣になっています。

犬の場合、ある場所に行くと大きな音がして不快感を感じるとすれば、その場所に通じる道を避けようとします。
電車の踏切や工事現場などが当てはまります。

さて、我が家のアシスタント、ニコルは人が大好きなので、当然獣医さんも大好きです。
しかし、耳掃除で嫌な経験をしてから、病院までは行きますし、待合室も入りますが、待っている間に何度も帰ろうとして出口に向かうようになりました。
その後耳掃除は一回もされていませんが、未だにその病院に行くと、嫌な気持ちになるようです。
もちろん、診察室に入ってしまえば、抵抗することなく、触診等も普通に受けられます。

ところが、別の病院に行くと、耳掃除との関連性が無くなるのか、待合室にいても楽しそうにしていますし、診察室に入っても、帰りたいそぶりは全く見せません。
当然、獣医さんに会っても、普通に挨拶をかわし、触られてもいつもの「撫でてもいいわよ~。」のスタンスで、全く嫌がるそぶりは見せません。
完全に耳掃除の病院とは別と理解しているようです。

一方、見習いの場合も人に対しては低姿勢で挨拶をしに行くタイプで、診察台も楽しそうに乗るのですが、診察モードに入った途端、昔のトラウマがよみがえり、緊張が走ります。
彼の場合は、病院とのリンク付けではなく、どこの病院に行っても、診察モードに入った途端緊張するようです。

物事の受け止め方は個体によって違います。
同じことをされても大して気にしない犬もいますが、見習いの場合は生後4か月からかなり感受性が強かったようです。

子犬の嫌悪感を無視してはいけません。
そして、子犬だからと力で押さえつけることは禁物です。
子犬はいずれ大人になり、力も強くなります。
そして何より、彼らには肉を引き裂き、骨を砕くことができる犬歯を持っているのです。

犬歯を使わないのは信頼関係があればこそ。
無理強いをしなくてもいいように、うまく話し合いが出来るといいですね。

トラウマを持ってしまうと、行動を変えるのはなかなか難しいものです。
そうならないように、早めの対応をお奨めします。
ハズバンダリーケアもそのひとつ。
うちの子は大丈夫。かもしれませんが、いろいろなことがダメになってしまわないように、子犬の頃からケアしてあげると、お互いのストレスは軽減できるでしょう。

202105041
※診察室にいることが緊張感をもたらしているわけではない二頭。

トラウマへの対処法として「馴らす」方法がありますが、やり方を間違えてしまうと、さらに酷い状態になることもあるので、注意が必要です。
いずれにしても、トラウマを作らないようにサポートすることが大事ですね。

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2021年5月 3日 (月)

◆ドッグダンスベーシックオンラインコース◆ 

6月期生募集中

愛犬がハンドラーとヒールで歩くことが出来るレベルであればご参加いただけます。
ヒールポジションがまだ理解出来ていない場合は「基礎見直しコース」から始めてください。

🍀レッスン概要
ドッグダンスの基礎となるヒールポジションの強化とポジションを意識したトリック、ポジションチェンジ、バックステップなど、ドッグダンスのために必要な技術を学んでいただきます。

🍀レッスン方法
Facebook上のグループにご参加いただきます。
課題テキストとデモ動画を参考に各課題ごとにご自分の練習動画(13分以内)を3回までアップしていただき、その都度アドバイスを致します。
課題は合計5つ。隔週でひとつずつの課題に取り組んでいただきます。

🍀レッスン開始日:202161
以降隔週で合計5つの課題が出ます。

🍀レッスンフィー:16,500円税込み (5つの課題含む)

🍀詳細のお問合せ・お申込み
WanByWanのホームページの「お問合せフォーム」かFacebookのメッセンジャーでご連絡ください。


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2021年5月 2日 (日)

ドッグトレーニング:家庭犬に求めるもの

子犬から成犬になるまでのドッグトレーニングにおいて、愛犬に求めるものはどういうものでしょうか。

例えば、子犬であれば、トイレを覚えて欲しいとか、甘噛みをやめさせたいなど、家の中での課題がメインになりますが、少し大きくなって外に出るようになれば、お散歩が上手になるようにしたいとか、よその犬に吠えないようにしたいといった具合に、ディストラクションのある屋外での行動に広がっていきます。

しかし、最終的には個々の行動を教えるだけでなく、飼い主とのコミュニケーションが取れる犬に育ってくれると、その先十数年のお付き合いも楽しいものになってくるはずです。

そのためには、犬に何かをやらせようと圧をかけるより、犬が一緒にやりたくなるような環境づくりが大切です。
飼い主さんと一緒にゲーム(遊び)の感覚で学習していくことで、コミュニケーションも取りやすくなります。

例えば、呼び戻しを教えるにしても、リードを引っ張りながら力で引き戻すより、戻ってきたくなるような環境を作ってあげると、犬も自然に呼び戻しを学んでくれます。
戻ってきたときに美味しいオヤツがもらえたり、戻って来ると引っ張りっこ遊びが出来たり、あるいは、戻ってきたらまた遊びに行ってきていいよと送り出してもらったりと、いろいろ工夫することで、犬は飼い主へのアテンションがよくなります。
要は犬にとって魅力的な飼い主になることですね。
そこにリーダー論などは必要ありません。

飼い主といることが楽しいと思える犬たちは、戻ることが習慣になってくれば、戻った時に必ず美味しいものがなかったとしても、戻らなくなることはありません。
しかし、戻るたびに何か嫌なことをされていると、戻らない方がいいと犬は学習し、戻らない行動が確立されていくわけです。

家庭犬に求めるものは、愛犬の信頼を得ること。

その先の様々なドッグスポーツや競技などに臨むためには、わかりやすく行動(技術)を教えていくことが必要になってきます。

今日のプライベートレッスンのMさん、お散歩中に飼い主さんを見る余裕が出てきました。

202105021

午後のレッスンのAさんは、屋外でも飼い主さんの声が耳に届くようになってきました。
今日はお嬢さんも参加して、「マテ」の練習。
ご家族皆さんで取り組んでくださることはとても重要です。
一生懸命考えている様子が伺えました。

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それぞれの目標に向かって、日々の繰り返し練習は欠かせませんね。

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2021年5月 1日 (土)

子犬育て:プロは正しい知識をわかりやすく伝える義務がある。

子犬を迎え、新しい生活が始まると、子犬と多く関わりたいと思う気持ちはとても自然なものです。
しかし、子犬は人間でいうところの赤ちゃん。
まだ話も通じず、食べて、寝て、排泄するのがお仕事です。

わずかな行動範囲のなかで、家のルールを教えつつ、かつまた人間社会の中で心地よく生き延びていかれるようにサポートするのが飼い主の役目。

子犬とのアクティブな生活を目標としているのであれば、さらに意思の疎通を図る努力をしなければいけません。

さて、今日のプライベートレッスンは生後6か月のMさん。
多少猫をかぶっているのかもしれませんが、初対面の私に最初警戒吠えしたものの、すぐに落ち着き、飼い主さんとのお話し中も、サークルの中で静かに待機。
とても良くできたお嬢さんです。

その後サークルから出ても、自分から近づいて、床に座っている私の傍で自分から膝の上に乗ってくるくらい懐いてくれました。

飼主さんとお話をしていてひとつ気になったのが、Mさん、ペットショップから来たのですが、おうちにお迎えしたあと1週間はサークルから出さないようにと言われたそうです。

生後3か月近くでやってきたMさんにとって、その一週間は新しい家になじむための大事な期間です。

確かに、環境が変わった後、犬は馴れるのに時間もかかり、子犬の場合はなるべく休ませてあげたいもの。
かわいいからと、ひっきりなしにサークルから出してかまったり、遊んだりしていれば、ゆっくり休めず、落ち着かない犬になってしまわないとも限りません。

しかし、1週間の隔離はやりすぎでしょう。

確かにペットショップの展示スペースはとても狭いので、子犬はサークルの中に閉じ込められていてもあまり違和感を感じないかもしれませんが、子犬の社会化はなるべく早く始めたいもの。
サークルから出さなかった1週間はとても貴重な時期を無駄にしてしまったとも言えます。

サークルの中であまり動かないMさんに違和感を感じた飼い主さんは別のショップに相談して、それが間違っていることを知り、ようやくMさんは子犬らしい生活を送れるようになったそうです。

恐らく、かわいいからと子犬を出しっぱなしにして疲れさせないようにという意味を込めたアドバイスだったのかもしれませんが、正確かつもっと明瞭な説明が必要だったと思われます。

かつて、ペットショップで買った子犬を、段ボールから1週間出すなと言われた人もいたそうです。

正しい知識を正しく伝えることが大事ですね。

今は元気に走り回っているMさんですが、これからの時期は再び警戒心が強くなる時期でもあります。
日々社会化を続けていって欲しいですね。

202105011

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