ドッグトレーニング:平常心をサポートする
犬が他の犬を見て反応することはよくあります。
散歩中に、よその犬を見て吠えたり、向かっていこうとすることは少なくありません。
個人的に私は、愛犬との散歩をのんびり楽しみたいので、犬を寄せて来そうな人がいるときはさりげなく逃げます。
アシスタントだけを連れているときは、相手の犬が攻撃的でない場合は逃げませんが、見習いを連れているときは、避けるようにしています。
なぜなら、見習いは未去勢のオスで、環境の変化に対してちょっと反応しやすいところがあるからです。
相手の犬が女の子の場合は、嬉しくて過剰にアピールしてしまいますし、相手がオスの場合は、緊張して吠えたりすることがあります。
レッスン中は、生徒さんも生徒さんの犬も、よく見知っているので過剰に反応することはありませんが、道端で遭遇した人や犬が急に自分の方に向かってくると、過剰反応する可能性は高めです。
しかし、あえて興奮させる必要はないので、出来るだけ何事もなかったかのように通り過ぎるようにしています。
さて、今日のプライベートレッスンは若い女の子Aさん。
とても元気がよく、フレンドリーなお嬢さんで、トレーニングも楽しそうにやってくれます。
ご自宅やご近所の練習では大分集中力もつき、人の話も聞こえるようになっているので、今回は初めての場所や、犬や人の往来が多い場所でも同様に冷静でいられるようになるために公園で練習することにしました。
Aさんの後ろにはドッグランがあり、犬たちの往来も多いので、最初は距離を取って、刺激を少し低めにした状態にしています。
初めは、犬の姿が見えたり、吠える声が聞こえただけでも、一緒になって吠えていたAさんですが、次第に自分とは関係ないと認識しはじめ、他の犬を見ても、興奮しなくなってきました。
気になるものに視線を向けるのはOK。
過剰反応なく、飼い主さんの視線をもどしたところを褒めて行きます。
繰り返し行い、落ち着いてきたところで、Aさんにおもちゃを見せて遊んでもらいました。
初めての場所でリラックスして遊べる犬は少ないですが、Aさんはちょっとだけ楽しく遊ぶことが出来ました。
引っ張りっこで集中力があがったら、おもちゃを少し転がしてみます。
不慣れな環境でも、安心して遊べるようになってきたら、ロングリードに変えて遊べる範囲を拡げてあげるといいでしょう。
出来ることを少しずつ増やしながら、愛犬の平常心をサポートしていかれるといいですね。
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