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2021年4月24日 (土)

犬の運動量を保証する

小型犬であろうと、中・大型犬であろうと、犬であることに違いは無いので、基本的にある程度の運動量は必要です。
特に、シープドッグやハンティングドッグの場合、走ることが商売なので、運動させなければストレスが溜まり、不健康なだけでなく、家の中での破壊活動などのトラブルの原因になることは容易に想像できます。

もちろん、ただ走らせればいいというものでもありません。
犬の走りたいという要求を満たしてあげることが大事です。
人間は目的があるので、建物の中でマシンに乗って走りますが、犬たちは、リハビリでもないのに毎日トレッドミルに乗せられて走ったとしても、精神的に満たされるでしょうか。

「小型犬だからお散歩がいらない。」というブリーダーや売主がいたら怪しいと思ってください。
「ウチの子はお散歩が嫌いだから、お散歩に行かない」という飼い主さんがいらしたら、パピーの頃にうまく社会化できなかったりして、外が怖くなってしまった可能性が高いと思ってください。

健康な子犬の場合、走り回るのが嫌いな子犬はあまりいません。
子犬の飼育環境によって、自由に動き回る機会を与えてもらえなかったり、新しい家族の元でも、自分の足で外を歩く機会を奪われてしまったことで適切な社会化できなかったなどの理由で外が嫌いになってしまうと、外に出ても走らないことがあります。

嫌いになってしまったものを今さら無理強いすることはありませんが、少しずつ馴れてくれば走れるようになるかもしれませんね。

日本で犬を走らせられる環境はとても限られているので、運動を保証するのは容易ではありません。
それでもロングリードを使っておもちゃを投げたり、あるいは一緒に追いかけっこをしたり、場合によってはジョギングに付き合ってもらったりといろいろ工夫しながら、愛犬の健康の源となる運動量を確保してあげないと、精神的にもストレスを溜めてしまう犬は少なくありません。

昨年我が家でお預かりしていた生後4か月のパピーさん。
ロングリードで一緒に走っていたら、走ることが好きになりました。

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走った後の顔は満足気です。

202104242

良きパートナー(相棒)に育てるためには、愛犬の心身の健康を考えてあげることが不可欠です。
美味しいものは当然ですが、体を動かし、頭を使わせてあげることで、犬たちも心地よい疲労感を得ることができます。

コロナ禍のリモートワークで、体に不調を感じる人たちは少なくありません。
体を動かすことはとても大事なことなので、是非愛犬のためにも時間を割いてあげてくださいね。

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