犬も体調が悪ければ集中できません。
パピーの頃から見ているMさん。
いつも大歓迎で、協働作業も楽しんでくれているのですが、先週避妊手術が終わってから、しばらく元気がなく、食欲も無かったそうです。
犬の回復能力は人間とは比べ物にならないほどとよく言われますが、確かにそうであったとしても、Mさんは術後数日間体調がすぐれなかったこともあり、トレーニングもままならなかったようです。
人間と同じで、犬も体調が悪ければ集中力は持続できませんし、無理にやる必要はありませんが、しばらく空いてしまった上に、今日のハンドラーは普段ほとんどお散歩にいらっしゃらない(お子様が小さいので)奥様だったこともあり、Mさん、かなりやる気のないモードでした。
自分の行きたい方へズンズン行ってしまったり、通り過ぎる人や犬にばかり気を取られて気もそぞろ。
たまたまお子さん用のバギーを押しながら歩いていたことで、Mさんの足に当たったりしたことも原因だったかもしれません。
いずれにしても、Mさんはあまりハンドラー(飼い主さん)への意識を持っていないようでした。
そんなときは、声をかけても全く聴いていないので、呼べば呼ぶだけBGMになってしまいます。
そこで、リードは私が持って、奥様には好きな方に歩いていただきました。
最初は奥様のことにあまり注意を向けていなかったMさんですが、次第に自分から奥様を追いかけるようになりました。
そこは沢山褒めてあげるところなのですが、最近食欲も無いそうなので、オヤツも全くご褒美にはならないので、スキンシップで褒めてあげることに。
その後も、集中が何度か切れましたが、無理をせず、Mさんが自分から来るのを待ってコミュニケーションを取ることにしました。
Mさんにとっては、初めてのお泊りだったり、避妊手術という痛い思いをしたりで、精神的なダメージも少なからず受けています。
たとえ体の回復は速くても、精神的な部分のサポートは必要ですね。
いつもできていることが出来なくなったとしても、ハードルを下げて、出来るレベルを褒めてあげることで、負荷を少なくしてあげましょう。
いつものMさんに戻るまで、適度なケアとサポートは不可欠です。
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