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2021年4月18日 (日)

パピートレーニング:好ましい行動のみを強化すれば「ノー」はいらない。

今朝アシスタントたちの練習をしていたとき、たまたま生徒さん(S君)が散歩で通りかかりました。
そこで、見習いの練習を少し見ていただいた後、アシスタントとご挨拶に行きました。

S君はアシスタントや見習いとの面識が無いので、初対面のリアクションが気になりましたが、アシスタントのニコルは軽く挨拶を済ませると、S君に知らん顔しているので、S君もさほど興奮せず、どちらかというと、私の方に跳びつきながら挨拶をせがんできました。

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それを見て、ついつい「ノー」と言いたくなってしまう飼い主さん。
「ノー」の意味は果たしてS君に伝わるでしょうか。
跳びつきをいさめられているのか、私に関心を向けて挨拶しようとしている気持ちをいさめられているのか、実際はわかりづらいものです。

基本的にこの程度のことであれば、「ノー」は言いません。
言いませんが、跳びつくS君になんのリアクションもしません。
代わりに、オスワリしているニコルを褒めながらトリーツをあげていきます。

すると、S君、ニコルの様子を見ながら自分からオスワリしてくれたので、その瞬間を逃さず褒めて、トリーツもあげます。

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座り続けていられたら、もっと褒めてあげます。

興奮している生後5か月のS君に、「オスワリ」を言ったとしても、外の刺激の中で出来るとは限らないので敢えて何も言いません。
ただ、好ましい行動を取ったときだけマークして褒めるだけです。

跳びつく相手が見ず知らずの人の場合は、リードを止めて跳びつかせないようにします。
相手の方が犬好きとは限りませんし、犬好きの場合は逆に跳びつきを強化させてしまうこともあります。

これからが楽しみなS君です。

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