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2021年4月

2021年4月30日 (金)

ドッグトレーニング:作業に臨む気持ちづくり

今日はディストラクションの中でのレッスン。

屋外はディストラクションだらけなので、何かをしてもらうというより、平静でいることを教えてあげたいところ。

L
さんは、まさにその場所がディストラクションで、なかなかハンドラー(飼い主さん)に意識が向きません。
時間をかけて、少しずつ意識が向くのを待ちます。
特にLさんは、食べることにあまり興味がないので、リワードとしてトリーツを使うことが出来ません。

焦らず、少しずつ行動が変容できるように環境設定していきます。

一方、オビディエンス競技を目指すJさんは、目の前にあるターゲット(ボックスなど)自体が大きなディストラクション。
見習いのVincent同様、前かがみになりがちなので、そこから直していきます。

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目の前のターゲットに集中することも大事ですが、ハンドラーに意識を向けることも大事。

フライングにならないような気持ちづくりも欠かせません。

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相容れなそうな行動ですが、犬たちにちゃんと教えてあげることが大事ですね。

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2021年4月29日 (木)

パピートレーニング:考える犬に育てる

今日は間もなく生後6か月になるS君のプライベートレッスン。

ご自宅に伺うと、まずインターホンに反応しない。
素晴らしいことです。
現時点で反応しなくても、まだまだお子様なので、これからはわかりませんが、変化に気づいていただくためにも、必ず、インターホンに反応する気配がないかを確認します。

そして対面すると、当然のことながら興奮するので、まだまだ何度か跳びつき行動が見られますが、私が反応しなければ、「違った。」とばかりにちょこんと座ってくれるS君。

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ちゃんと考えています。

その後も、椅子に座っているときにちょっかいを出してくるので、私がリアクションしなければ、彼はまたちょこんと座ってくれます。
あえて、「ダメダメ」ということも無く、「オスワリ」ということもなく、考えて行動してくれるのを待ってあげると、きちんと考えて行動してくれます。

おうちのルールが少しずつ分かってきて、パピー当初の大変さから少しずつ脱却しつつありますが、成長の過程で次から次へと新たな問題が出てくるのは当然。

その都度早めに対処するようにしていくことで、とりあえず反対方向に向くことなく成長しています。

お散歩時の運動も頑張ってくださり、少しずつ体もしっかりしてきました。

ハウスは鉄板になったそうですが、ハウスの中のトイレのメッシュカバーを執拗に外そうとするとか。
どんなタイミングか見ていたら、一回トイレをして、次のタイミングでトイレをする前に外そうとしていました。
そこでトイレシーツは一度使用したら、取り替えてみては?というご提案。

トイレに対する感覚は個体によって違います。
平気で汚いトイレシーツの上でも寝てしまう犬。
一度した場所は嫌だからと別の場所でトイレをする犬など様々です。

果たしてS君はどうでしょうか。

ひとしきり遊んで、人間同士の話が始まると、自分からオフになったS君。

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ちゃんと考える犬に育っていってくれると嬉しいですね。

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2021年4月28日 (水)

ラリーオビディエンストライアルのご案内

2021年6月19日(土)、山中湖のWoofにおいて、WCRL規定のラリーオビディエンストライアルを開催します。

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詳細は下記をご確認ください。
http://wanbywan.com/tiral_premium20210619.pdf

申込開始日は5月1日(土)20:00時です。

お申込み時は下記の内容をメールにてお送りください。

下記の内容をメールにてお送りください。
送り先メールアドレス:info@wanbywan.com

【件名】ラリーオビディエンス参加希望

1.WCRLあるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録希望する(4,500円) / 自分でする
2.ハンドラー名(アルファベット):
3.犬の名前(アルファベット)
4.犬種および性別:
5.犬の生年月日:
6.犬の体高(肩の位置で):
7.参加クラス:LEVEL1ALEVEL1BLEVEL2ALEVEL2BLEVEL3ALEVEL3B、ベテランA、ベテランB
※参加クラスについては参加資格の詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
LEVEL1LEVEL2LEVEL3、ベテラン同時参加も可能ですが、各レベルとも3回クォリファイしないと、上位レベルのクォリファイが有効になりません。
8.参加者のご住所:
9.ハンドラーの連絡先(日中連絡のつく電話番号):
10.課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
11.お弁当の数
12.woof
ご同伴者様の数・・・大人名 子供名 犬
13.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
 

皆様のご参加お待ちしています。

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2021年4月27日 (火)

ドッグダンス:HTMをやらなくてもヒールポジションをマスターしましょう

ドッグダンスの競技カテゴリーの中にFS(フリースタイル)とHTM(ヒールワークトゥミュージック)があることは何度も書いているので、ドッグダンス経験者は当然ご存知だと思います。

FS
はどちらかというと、様々なトリックのオリジナリティや難度がコンテンツとしてカウントされるため、小技好きな人はFSを選ぶ人も多いようです。
また、ヒールウォークが得意じゃないからとFSを選ぶ人もいます。
しかし、たとえヒールウォークが得意じゃなかったとしても、実はヒールポジションをパートナーに教えておくことはとても大事なのです。

先日トリックを教えるときの始点と終着点としてヒールポジションを教えておくと犬にわかりやすいということをお伝えしました。
例えば、一般的にスピン(回転)という動作は、360度(一回転)回転することで、270度や400度ではありません。
もちろん、我が家のスピンは1回転半だと教えているのであればそれはそれでかまいませんが。

そんなとき、左のヒールポジションから左回転して左のヒールポジションに戻ってくれば、ちょうど一回転したことになります。
フロントポジション(競技団体によってはヒールポジションとは認めていませんが)から一回転してフロントポジションに戻ってくればちょうど一回転ですね。

さて、今日はもう一つヒールポジションのメリットをお伝えしましょう。
それは、ヒールポジションは遠隔作業のベースになるということです。

例えば、左のヒールポジションを維持したままハンドラーが右方向にサイドステップを踏むとします。
パートナーにはヒールポジションのキューのみ伝えながら移動することで、パートナーはヒールポジションを維持し続けるために、必然的にハンドラーに付いて右方向にサイドステップを踏むようになります。

もちろん、ここで後肢を前肢と一緒に右方向に動く練習は欠かせません。

右方向へのサイドステップの動きをパートナーがマスターしたら、その動きに対してキューをのせていきます。
この場合、フロントポジションなど、別のポジションにおいても、パートナーが右方向に動くときにキューを言っていきます。

そうすることで、実際ハンドラーと離れたとしても、犬単独で右方向へのサイドステップを教えやすくしてくれるわけです。

人と異なり、犬に空間認識を言葉で教えることは非常に難しいので、遠隔作業においては、ターゲットを使ったり、あるいは行動自体にキューを付けてあげると、犬は理解しやすくなります。

HTM
をやらないからとヒールポジションをおろそかにしないで、練習しましょう。

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※右脚側時の左方向へのサイドステップ練習

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2021年4月26日 (月)

「出来る」のレベルを明確にしてサポートする

カウンセリングに伺うときは、パピーでない場合は、「オスワリ」や「フセ」などの行動がどれくらいできますか?とお聞きします。
しかし、この「出来る」という感覚は当然のことながら人によって異なります。

現状どのレベルにあるかはそれぞれ異なっているとしても、目標とするところはひとつです。
それは、出来る限りハンドラーがお願いした時にその行動をすぐにとってもらうことです。
「すぐに」と言うと「そんなの無理無理~。」と言われそうですが、愛犬の安全確保のためにも、すぐにやってくれるように日ごろから練習しておくことはとても大事なことです。

もちろん、様々なディストラクションがあって難しい時もありますが、それを練習によって少しずつ改善して、出来るようにサポートしていくことがハンドラー(飼い主やトレーナー)のお仕事になります。

例え、預託訓練でプロに依頼して、犬が出来るようになって帰って来たとしても、飼い主が同様に出来るようにしなければ意味はありませんし、そこまでサポートしてあげずに「出来ない犬」と決めつけてしまうのはフェアではありません。

今自分の犬は何が出来て何が出来ないのか。

そんなことを観察して、理解してあげることが、犬の成長をサポートしてあげることに繋がっていきます。

さて、今日のレッスンのMさん。
おうちの中では出来る「オスワリ」。
お外でも「オスワリ」は出来るそうですが、信号待ち限定だそうなので、いろいろなシチュエーションでも出来るようにしていくことが当面の目標となりました。
もちろん、座ること自体は強化しているので、自発的に座ることは出来ますが、お願いしてもやってくれるかどうかはその時次第という感じです。

さらに、今回避妊手術後、体調がすぐれない時期があって、お散歩時間が短くなったりしたことで、元々騒音が苦手なMさんは、レッスンでいつものお散歩コースを歩いてもらっても、緊張していて、心ここにあらず。
そんなときは当然学習意欲がそがれているので、無理強いしても逆効果です。

そこで、飼主さんに動いて頂きながら、Mさんの好きな遊びに誘ってもらったところ、しばらくしてようやくいつものMさんが戻ってきました。

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いっぱいいっぱいなときは無理をしないで、楽しいことから気持ちをリラックスさせてあげると、犬の学習意欲も出てきます。

まずは、今目の前にいる愛犬の状態を把握することが大事ですね。

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2021年4月25日 (日)

教えたことは忘れない

昨日はJKCの訓練競技会に参加してきました。

見習いVincentFCIオビディエンスのクラスIII
昨年暮れに合格はしていますが、精度をあげるために参戦しつづけています。

一方アシスタントのニコルは来月10歳になるシニアですが、最近見習いが練習していると一緒にやろうと出てきます。

ドッグダンスは続けていますが、訓練競技会からはすっかり遠のいているニコル。
最後に競技に出たのは2年前のオビディエンスクラスII
CD
(コンパニオンドッグ)に関して言えば、2015年の暮れ以来出ていないので、ほぼ5年半ぶり。

ドッグダンスの合間に先月からCDの課目のリマインドを始め、今回CDIIIの公開訓練試験に臨みました。
試験自体は70パーセント以上の得点で合格しますが、果たしてどこを減点されるかはわかりません。

Vincent
の前半の競技が終わったばかりですぐ順番となってしまい、ろくなウォーミングアップもできずに受けた試験でしたが、20課目最後までなんとか頑張ってくれました。
結果は200点中196点で合格。

審査員の評価は「安定」。
ボーダーコリーらしい、速さはありませんが、淡々と作業をこなしてくれました。

久しぶりであったことを審査員に伝えると、「以前やったことはちゃんと覚えていますよ。脚側停座に入るときも、上手に体をまわしていましたね。」と言ってくださいました。

教えたことは、リマインドしてあげれば必ず思い出せると、改めて感じた一日でした。

もちろん、練習していなければできないので、Vincentの大きな減点ポイントとなってしまった集団休止の無得点は、まさにコロナ禍でグループ練習が出来なかったことの現われ。
普段のお一人様練習では鉄板の休止ですが、広い場所で、他の犬たちがいるところでおこなうものとは異なります。
手を抜いてはいけませんね。

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一仕事終えてまどろむアシスタント

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2021年4月24日 (土)

犬の運動量を保証する

小型犬であろうと、中・大型犬であろうと、犬であることに違いは無いので、基本的にある程度の運動量は必要です。
特に、シープドッグやハンティングドッグの場合、走ることが商売なので、運動させなければストレスが溜まり、不健康なだけでなく、家の中での破壊活動などのトラブルの原因になることは容易に想像できます。

もちろん、ただ走らせればいいというものでもありません。
犬の走りたいという要求を満たしてあげることが大事です。
人間は目的があるので、建物の中でマシンに乗って走りますが、犬たちは、リハビリでもないのに毎日トレッドミルに乗せられて走ったとしても、精神的に満たされるでしょうか。

「小型犬だからお散歩がいらない。」というブリーダーや売主がいたら怪しいと思ってください。
「ウチの子はお散歩が嫌いだから、お散歩に行かない」という飼い主さんがいらしたら、パピーの頃にうまく社会化できなかったりして、外が怖くなってしまった可能性が高いと思ってください。

健康な子犬の場合、走り回るのが嫌いな子犬はあまりいません。
子犬の飼育環境によって、自由に動き回る機会を与えてもらえなかったり、新しい家族の元でも、自分の足で外を歩く機会を奪われてしまったことで適切な社会化できなかったなどの理由で外が嫌いになってしまうと、外に出ても走らないことがあります。

嫌いになってしまったものを今さら無理強いすることはありませんが、少しずつ馴れてくれば走れるようになるかもしれませんね。

日本で犬を走らせられる環境はとても限られているので、運動を保証するのは容易ではありません。
それでもロングリードを使っておもちゃを投げたり、あるいは一緒に追いかけっこをしたり、場合によってはジョギングに付き合ってもらったりといろいろ工夫しながら、愛犬の健康の源となる運動量を確保してあげないと、精神的にもストレスを溜めてしまう犬は少なくありません。

昨年我が家でお預かりしていた生後4か月のパピーさん。
ロングリードで一緒に走っていたら、走ることが好きになりました。

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走った後の顔は満足気です。

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良きパートナー(相棒)に育てるためには、愛犬の心身の健康を考えてあげることが不可欠です。
美味しいものは当然ですが、体を動かし、頭を使わせてあげることで、犬たちも心地よい疲労感を得ることができます。

コロナ禍のリモートワークで、体に不調を感じる人たちは少なくありません。
体を動かすことはとても大事なことなので、是非愛犬のためにも時間を割いてあげてくださいね。

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2021年4月23日 (金)

ドッグトレーニング:強化したい内容によって褒めるタイミングは変わる

犬に新しい行動を教える場合、例えば「オスワリ」を子犬に教えるのであれば、子犬がお尻を下ろした瞬間にクリッカーを鳴らしてご褒美をあげることを繰り返していけば、子犬は「オスワリ」というキューを知らなくても、座る確率が高くなります。
動物の学習理論から考えると当然と言えるでしょう。

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その次のレベルとして、オスワリの持続を教えたいときは、座っている時間が少しでも長ければ、そこでクリッカーを鳴らしてご褒美をあげていきます。
つまり、この場合は「オスワリ」と言われて腰を下ろしてもすぐにクリッカーが鳴りません。
もちろん、犬が「オスワリ」という言葉のキューと腰を下ろすという行動のリンク付けがわかっている場合です。

オスワリしている犬に、「いい子ね。オスワリだね~。」と言いつつ、立ち上がらないでいたらクリッカーを鳴らすという手順で、少しずつ持続を教えていきます。

同様に、アイコンタクトを強化している犬たちが自発的にハンドラーに注意を向けてくれたらクリッカーを鳴らすということをドッグトレーニングでは行います。
ドッグスポーツなど、人と犬との協働作業を楽しむために、ハンドラーへの集中は欠かせないからです。

一方、他の犬などに対してリアクティブな行動を取ってしまうような犬に対しては、リアクティブな行動が出ない距離間の中で、トリガー(引き金)となる他の犬を見て、吠えないでいられたらクリッカーを鳴らすということもやります。

つまり、ハンドラーだけに集中していなくても、他の犬を見て冷静でいられたことを褒めているわけです。

チラッと見てクリッカーが鳴って、ハンドラーを見て褒めてもらう、あるいはトリーツをもらうという行動を繰り返していくことで、よその犬を見ることが悪いわけではなく、自分で確認して冷静でいられたことを強化していくわけです。

クリッカー(マーク)のタイミングはとても難しいですが、犬にはわかりやすいツールですので、上手に使っていきましょう。

※よそのオス犬に反応しやすい見習いとドッグラン脇で練習した動画です。
よその犬を見ても吠えずにいられて、私に集中が戻ったらクリッカーを鳴らしています。



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2021年4月22日 (木)

パピートレーニング:子犬育ては繰り返し

今日は間もなく生後4か月になる女の子のプライベートレッスンでした。

先住犬は以前からプライベートレッスンをさせていただいているので、飼い主さんもある意味犬飼いベテランさん。
しかし、犬はみんな性格も違う個体。
同じようにやってもうまく行くとは限りません。

今回は日常生活で見られるお困り行動へのアドバイスに伺ってきました。

お邪魔してしばらくすると自ら傍に寄ってくれて、「アタシ出来るのよ。」と言わんばかりにオスワリしてみせてくれました。
すかさず褒めてあげます。

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引っ張りっこがお好きとのことなので、遊んでもらいました。

ロープトイを動かすとすぐ誘いにのってくれます。

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テンションがあがり過ぎると、興奮して制御がきかなくなるそうなので、飼い主さんと一緒に遊んでいる様子も見せていただきました。
とても楽しそうに遊んでいます。

なかなかテンションがあがらない子犬の場合は、なんとかして誘いにのってもらうために、こちらもテンションをあげながら、かつまた押しつけにならないように、子犬が遊びたくなる環境づくりをしていきますが、すでに引っ張りっこ遊びの楽しさを知っているVさんの場合は、テンションがあがり過ぎないようロープをあまり上に上げ過ぎず、左右に動かしていきます。
 
そして、時折ロープをVさんに渡してあげると、Vさん途端に興味が無くなるようなので、興味が無くなった瞬間にロープを投げてみました。

最初は投げられたロープにもあまり興味を示さなかったのですが、何度か繰り返すうちに、自分で取に行くようになりました。
もちろん、持ってきてくれたら再び引っ張りっこ。
楽しい余韻の残るうちに、ロープを投げて、持ってきて欲しいという気持ちを楽しそうに伝えていたら、拾ってきてくれるようになりました。

Vさんの遊びのレパートリーが少し広がったようです。

これからが楽しみですね。

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2021年4月21日 (水)

ドッグダンストリック:左右ある動きには別々のキューを付ける

先日のレッスンで、右回りと左回りのキューが同じかどうか聞かれました。

基本的に左右あるものには、別々のキューを付けます。
例えば右回転と左回転。
犬だけで単独で動く場合と、犬がハンドラーの周りを周る場合がありますが、共に犬にとっては左右別々の行動になるので、キューも分けます。
サイドステップ(横に動く)も同様です。
犬が右に動くのか左に動くかは大きな違いです。

つまり、キューはどんどん増えていくので、ハンドラーもきちんと覚えていなくてはいけませんね。

そんな時、「お手お変わり」の話も出ました。
これも左右あるので、当然別々のキューですが、犬の足はお手とおかわりだけでなく、足もあります。
我が家ではかつてドッグダンスに私を導いてくれたひとが使っていた、「お手=ポウ」「お代わり=フット」、右足はキックで左足がロット。

無理矢理手足を引っ張るのではなく、犬が自分からあげてくれるのを待って拭くようにしています。
当然、キューを教えてあるので、言えばすぐにあげてくれます。

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全ての足にキューを付けることで、散歩から帰って足を拭くときだけでなく、ドッグダンスのトリックとしても使えるので、一緒にシンクロして足をあげてもらうこともできます。

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是非トリックに取り入れてみてくださいネ。

アシスタントたちの足ふき動画はこちら👇

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2021年4月20日 (火)

ドッグダンス:センターポジションを教える

今日のLさんのレッスンでは、お散歩のデイリーマナーレッスンのあと、ドッグダンスで使う「センターポジション」をやってみました。

ドッグダンスにはさまざまなヒールポジションがありますが、ハンドラーの足の間に入る「センターポジション」もそのひとつです。

飼主さんには、センターポジションを利用した別の動きをLさんに教えたいというご希望がありましたので、まずは、センターポジションをきちんと教えてあげることから始めることにしました。

Lさんはプラットフォームを利用したヒールポジションの練習を以前からしているので、プラットフォームがあると自分から進んで乗ってくれます。
そこで、今回は足の間にプラットフォームを置いて、誘導しながら乗ってもらいました。

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小型犬の場合、ハンドラーの足の近くにいることを好まない子もいます。
足がぶつかったり、蹴られそうになったりで怖いというのも一つの理由です。

さらに足の間のポジションは、上から覆いかぶさる感じになるので、小型犬でなくても苦手な子がいるので、無理矢理ではなく、自分から入れるように待ってあげることが大事です。

Lさんも、少し躊躇しながら乗ってきましたが、その状態で褒めながらトリーツをあげ、早めにトリーツを前方にトスして解除してあげると、トリーツを追いかける楽しさが加わり、次に呼んだときに、少し早く乗れるようになりました。

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まずは足の間に馴れることから始めるといいでしょう。

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2021年4月19日 (月)

ドッグトレーニング:平常心をサポートする

犬が他の犬を見て反応することはよくあります。
散歩中に、よその犬を見て吠えたり、向かっていこうとすることは少なくありません。

個人的に私は、愛犬との散歩をのんびり楽しみたいので、犬を寄せて来そうな人がいるときはさりげなく逃げます。
アシスタントだけを連れているときは、相手の犬が攻撃的でない場合は逃げませんが、見習いを連れているときは、避けるようにしています。
なぜなら、見習いは未去勢のオスで、環境の変化に対してちょっと反応しやすいところがあるからです。
相手の犬が女の子の場合は、嬉しくて過剰にアピールしてしまいますし、相手がオスの場合は、緊張して吠えたりすることがあります。

レッスン中は、生徒さんも生徒さんの犬も、よく見知っているので過剰に反応することはありませんが、道端で遭遇した人や犬が急に自分の方に向かってくると、過剰反応する可能性は高めです。
しかし、あえて興奮させる必要はないので、出来るだけ何事もなかったかのように通り過ぎるようにしています。

さて、今日のプライベートレッスンは若い女の子Aさん。
とても元気がよく、フレンドリーなお嬢さんで、トレーニングも楽しそうにやってくれます。

ご自宅やご近所の練習では大分集中力もつき、人の話も聞こえるようになっているので、今回は初めての場所や、犬や人の往来が多い場所でも同様に冷静でいられるようになるために公園で練習することにしました。

Aさんの後ろにはドッグランがあり、犬たちの往来も多いので、最初は距離を取って、刺激を少し低めにした状態にしています。

初めは、犬の姿が見えたり、吠える声が聞こえただけでも、一緒になって吠えていたAさんですが、次第に自分とは関係ないと認識しはじめ、他の犬を見ても、興奮しなくなってきました。

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気になるものに視線を向けるのはOK。

過剰反応なく、飼い主さんの視線をもどしたところを褒めて行きます。

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繰り返し行い、落ち着いてきたところで、Aさんにおもちゃを見せて遊んでもらいました。

初めての場所でリラックスして遊べる犬は少ないですが、Aさんはちょっとだけ楽しく遊ぶことが出来ました。

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引っ張りっこで集中力があがったら、おもちゃを少し転がしてみます。

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不慣れな環境でも、安心して遊べるようになってきたら、ロングリードに変えて遊べる範囲を拡げてあげるといいでしょう。

出来ることを少しずつ増やしながら、愛犬の平常心をサポートしていかれるといいですね。


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2021年4月18日 (日)

パピートレーニング:好ましい行動のみを強化すれば「ノー」はいらない。

今朝アシスタントたちの練習をしていたとき、たまたま生徒さん(S君)が散歩で通りかかりました。
そこで、見習いの練習を少し見ていただいた後、アシスタントとご挨拶に行きました。

S君はアシスタントや見習いとの面識が無いので、初対面のリアクションが気になりましたが、アシスタントのニコルは軽く挨拶を済ませると、S君に知らん顔しているので、S君もさほど興奮せず、どちらかというと、私の方に跳びつきながら挨拶をせがんできました。

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それを見て、ついつい「ノー」と言いたくなってしまう飼い主さん。
「ノー」の意味は果たしてS君に伝わるでしょうか。
跳びつきをいさめられているのか、私に関心を向けて挨拶しようとしている気持ちをいさめられているのか、実際はわかりづらいものです。

基本的にこの程度のことであれば、「ノー」は言いません。
言いませんが、跳びつくS君になんのリアクションもしません。
代わりに、オスワリしているニコルを褒めながらトリーツをあげていきます。

すると、S君、ニコルの様子を見ながら自分からオスワリしてくれたので、その瞬間を逃さず褒めて、トリーツもあげます。

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座り続けていられたら、もっと褒めてあげます。

興奮している生後5か月のS君に、「オスワリ」を言ったとしても、外の刺激の中で出来るとは限らないので敢えて何も言いません。
ただ、好ましい行動を取ったときだけマークして褒めるだけです。

跳びつく相手が見ず知らずの人の場合は、リードを止めて跳びつかせないようにします。
相手の方が犬好きとは限りませんし、犬好きの場合は逆に跳びつきを強化させてしまうこともあります。

これからが楽しみなS君です。

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2021年4月17日 (土)

犬の成長に合わせたトレーニング

今日のプライベートレッスンは5か月の男子、S君。

生後2か月の時からお伺いし、パピートレーニングの基礎をお伝えしたので、おうちの中でも外でも、好ましい行動が増えて嬉しい限りです。

しかし、散歩に出るようになれば、また新たな問題にも遭遇し、成長と共に要求も増えて、対応もそれなりに大変になってきました。
当然です。
子犬は日々、体も頭も成長しているのですから。

そこで、これからは今までやってきたことをベースに、成長に合わせたトレーニングを行っていきます。

まずは、「呼び戻し」の強化。
今までは、呼ばれて近くに来てくれたらヨシとしてきましたが、これからはもう少し確実に傍に来るように教えていきます。

いつも50センチくらい離れてオスワリをしていたS君。

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少し練習していただいたら、

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かなり近くまで来て座れるようになりました。

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子犬の頃は体もまだ不安定なので、あまり真上を向かせる必要はありまんが、少し体が出来てきたら、もう少しハンドラーの近くに来るように教えていきます。

確実に来られるようになってきたら、いて欲しい場所、例えば左脚側など、ポジションを教えていきます。
焦らず、少しずつ、伝えていきます。

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2021年4月16日 (金)

犬も体調が悪ければ集中できません。

パピーの頃から見ているMさん。
いつも大歓迎で、協働作業も楽しんでくれているのですが、先週避妊手術が終わってから、しばらく元気がなく、食欲も無かったそうです。

犬の回復能力は人間とは比べ物にならないほどとよく言われますが、確かにそうであったとしても、Mさんは術後数日間体調がすぐれなかったこともあり、トレーニングもままならなかったようです。

人間と同じで、犬も体調が悪ければ集中力は持続できませんし、無理にやる必要はありませんが、しばらく空いてしまった上に、今日のハンドラーは普段ほとんどお散歩にいらっしゃらない(お子様が小さいので)奥様だったこともあり、Mさん、かなりやる気のないモードでした。

自分の行きたい方へズンズン行ってしまったり、通り過ぎる人や犬にばかり気を取られて気もそぞろ。
たまたまお子さん用のバギーを押しながら歩いていたことで、Mさんの足に当たったりしたことも原因だったかもしれません。
いずれにしても、Mさんはあまりハンドラー(飼い主さん)への意識を持っていないようでした。

そんなときは、声をかけても全く聴いていないので、呼べば呼ぶだけBGMになってしまいます。
そこで、リードは私が持って、奥様には好きな方に歩いていただきました。
最初は奥様のことにあまり注意を向けていなかったMさんですが、次第に自分から奥様を追いかけるようになりました。

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そこは沢山褒めてあげるところなのですが、最近食欲も無いそうなので、オヤツも全くご褒美にはならないので、スキンシップで褒めてあげることに。

その後も、集中が何度か切れましたが、無理をせず、Mさんが自分から来るのを待ってコミュニケーションを取ることにしました。

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Mさんにとっては、初めてのお泊りだったり、避妊手術という痛い思いをしたりで、精神的なダメージも少なからず受けています。
たとえ体の回復は速くても、精神的な部分のサポートは必要ですね。

いつもできていることが出来なくなったとしても、ハードルを下げて、出来るレベルを褒めてあげることで、負荷を少なくしてあげましょう。

いつものMさんに戻るまで、適度なケアとサポートは不可欠です。

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2021年4月15日 (木)

ドッグトレーニング:時には背中を押すことも必要

今日はドッグダンスのグループレッスンでした。
すでに経験もあり、ルーティンもあるペアたちと、まだまだ経験の浅いペアが参加してくれました。

経験のあるペアたちは、それぞれの課題のパーツ練習をしていただきましたが、経験の浅いペアは、まずグループレッスンの中で、平常心でいる練習から。

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レッスン場に馴れるまでは、リードを着けて、他のペアがクレートにいる状態でハンドラーと一緒に歩いてもらい、馴れてきたら、その環境の中でハンドラーとおもちゃで遊んでもらいます。

最後は、他のペアが練習している横での練習。

他の犬を気にしているので、おもちゃを取りに行くようにハンドラーに言われて、一瞬ストレスサインが出ました。

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しばらく様子を見て、落ち着いたところで再度おもちゃを取りに行くように言ってみると、自分からおもちゃのところまで行くことが出来ました。

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ところが、咥えて戻る途中で落としたので、ハンドラーさんが傍に寄ろうとしたところ、おもちゃを手で押さえる余裕がありました。

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そこで、もう一度ハンドラーさんには後ろに下がって、おもちゃを持ってきてくれるように言ってもらったところ、ちゃんと取に行くことができました。

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ハードルを越えていくには、時にはハンドラーが背中を押すことも必要です。

そのタイミングを見定めることが重要なポイントですね。

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2021年4月14日 (水)

犬と遊ぶときのポイント

犬と遊ぶ遊び方については何度も書いていますが、なかなかうまく遊べていないケースもあるので、ちょっとしたポイントについてお話します。

もちろん、お勉強(トレーニング)も、本来楽しく進められれば、ある意味犬と遊んでいるといってもいいでしょうが、犬に多くを求めず遊ぶのであれば、以下のようなことが犬との遊び方の代表例と言えるでしょう。

引っ張りっこ、持来(投げたものを取りに行ってもらう)、探し物(ある意味ノーズワーク)、一緒に走る(体力に自信のある方)などなど。

ここでポイントとなるのは、誰が主導かということです。
それは何も、上から目線で、犬を従属させるという意味ではありません。
多くの遊びは日常生活と切り離してはできないので、いろいろな要素を鑑みながら、遊び方を考えてみるといいと思います。

例えば、「引っ張りっこ。」
常に犬から対象物を取り上げる必要はありません。
引っ張りっこの対象物は犬にとっては「獲物」のようなものと以前書きました。
時には犬に渡してあげることが大事です。
咥えた獲物を振り回したり、カミカミしたりと、犬にとっては楽しいことです。

犬が獲物を持って行ってしまったあとどうするのかと言えば、子犬であればまず犬から離れるように動いてあげるといいでしょう。
子犬は飼い主さんを追いかけるので、何も考えず獲物を咥えて走ってきます。
繰り返しているうちに、犬は引っ張りっこを続けたいと思えば、飼い主さんの方に自分から持って来るようになるわけです。

もし、引っ張りっこでゲットした物を持ち逃げして、一人遊びに興じてしまうタイプであれば、初めのうちはリードを着けた状態で、持ち逃げされないような工夫が必要です。
なぜなら、持ち逃げしてしまったら、人間の足で追いつくことは到底出来ないからです。

犬は追いかけられることが楽しくなると、持っている物を絶対渡さないという行動をとるようになります。
この場合、犬はその対象物に飽きるまでは離さないでしょう。

一人遊びは大事ですので、一人遊び用のおもちゃと、飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃは分けたほうがいいかもしれません。
飼い主さんと遊ぶおもちゃは、最後に犬から渡してもらう必要があります。
そのおもちゃと遊ぶときは飼い主さんなしでは無理と教えてあげると、おもちゃや飼い主さんの価値があがります。
そのためには、「ちょうだい(「出せ」や「アウト」など)」を早くに教えてあげることが不可欠です。

どんな状況であっても、飼い主さんに追いかけさせることを楽しいゲームと理解してしまうと、本当に戻ってきて欲しい時に、呼ばれても戻って来ない犬になってしまう可能性があります。

万が一、獲物を見せて飼主さんを誘って逃げるようになってしまったら、一度ルール変更を教えてあげましょう。
まずは、持ち逃げした獲物には興味を示さないこと。
そして、しばらく時間を空けて、飼い主さんの方から別の獲物(おもちゃ)で遊びに誘い、最後は飼い主さん主導で遊びを終わりにして、大事な獲物は次回の遊びまでしまっておくこと。
愛犬との知恵比べになってしまうかもしれませんが、ここが正念場。

愛犬と追いかけっこは楽しいですが、出来れば、愛犬に追いかけてもらう追いかけっこにしましょう。

おもちゃの一人遊びも嫌いではありませんし、コングなどでは楽しく一人遊びが出来る見習いですが、やっぱり投げてもらったり、引っ張りっこする方がもっと楽しいようです。

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2021年4月13日 (火)

トリーツを渡す向きも重要です。

今日はドッグダンスのグループレッスンがありました。

バックウィーブの練習をしているNさん。
大分スムースに出来るようになってきました。

バックウィーブは最初左右のヒールポジションから始めるとわかりやすいのですが、例えば左のヒールポジションから右に抜けた後、右のヒールポジションにきれいに入ってくれると、再び右から左へのバックウィーブにはいりやすくなるので、ポジションに戻って来ることをきちんと教えてあげたいものです。

Nさん、左のヒールポジションは安定していますが、右側が今一つ。
ポジションの意味はわかっているのですが、どんな場所からもすっとポジションに入るというのはちょっと難しいようです。

そこで、右側のヒールポジションを強化していらっしゃいますが、ヒールポジションを維持したまま回転すると、どうしてもお尻が残ってしまいます。
というより、後肢を動かすことに馴れていないので、思うように動けません。
そこで、お尻(後肢)を上手に動かしてもらうためのお手伝い。

ポイントはトリーツを持つ手の位置と向き。
手の平の向きをNさんの顔の位置に合わせて、後肢が動きやすいように誘導してあげます。

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手の動きに注意してみると、この位置から、

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この位置に入って来られるようになります。

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体が動きに馴れるまでは、何度も繰り返して練習してあげましょう。

すると、スムースに回転できるようになります。

焦らず、少しずつですね。

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2021年4月12日 (月)

苦手を少なくするためには。

今日のプライベートレッスンのAさん、先日リードがちょっと気になるというお話を書きました。

今日はリードを着けた状態を気にしないようにするのと、飼い主さんの傍を一緒に歩く練習を兼ねたレッスン。

横を一緒に歩けるようになるためには、リードを引っ張ったりするのではなく、Aさんの好きなオヤツを使っていいポジションに誘導しながら、上手に出来たところを褒めていきます。

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褒めるときは当然言葉でも褒めますが、トリーツをあげるとき、Aさんの前方に軽くトスしてあげます。
Aさんは楽しそうに走ってトリーツを取りに行き、トリーツを食べるとまた楽しそうに戻ってきてくれるので、その集中を利用しながら一緒に歩く練習。

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途中でルアーのように見せていたトリーツを見せないで、ハンドシグナルだけにしたり、いろいろ変えながら練習していきます。

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リードを着けた状態の不安感が、楽しいことで少し緩和され、以前ほどリードを気にしなくなりました。
もちろん、一回のレッスンで、まったく気にならなくはなりませんが、少しずつ改善が見られているので、今後も続けていくことで、更に改善される可能性が高くなってきました。

何事も焦らず、ゆっくり、犬の学習時間を考えながら進めていくことが大事ですね。

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2021年4月11日 (日)

オヤツ(モチベーター)の使い方、大丈夫ですか?

昨日アシスタントや見習いとドッグダンスのオープンクラスに参加してきたと書きました。
オープンクラスはオヤツ(トリーツ)持って競技リンクに入ることができます。

なぜコンペ(モチベーターが使えない本競技)以外にそういったカテゴリーがあるのでしょう。

FCIのような国際大会で代表されるコンペに準じ、通常ドッグダンス競技においては、オヤツも含め、どんなモチベーターを持つことも禁じられています。
オビディエンスなどの服従競技やアジリティなども同様です。
つまり、モチベーターが無くても、犬が作業意欲を持って課題に取り組むことが競技の大前提となっているからです。

しかし、まだルーティンが競技のレベルに達していない場合は、当然のことながら、犬のストレスを軽減させたり、あるいは、犬の場慣れのために、モチベーターを持って競技のための、ある意味予行演習をする場として、そういったカテゴリーも用意されているので、活用するペアは少なくありません。
とてもいいことだと思います。
ただでさえ、犬の競技練習の場(スペース)は限られていて、一人ではなかなか練習できるものではありませんし、実際の競技会場の雰囲気に犬を馴らしてあげるためにも、こういう機会はどんどん活用した方がいいと思います。

私も含め、日本のドッグダンスファンシャーの先駆けの人たちにとっては、競技会ですら、2年に一度開催されるかどうかの頻度でしたし、ましてや広い場所で、本競技と同じ環境での練習会などはありませんでした。

いずれにしても、モチベーターを持つことで、ハンドラーはいつでも犬を褒めることが出来ますし、犬も大好きなオヤツがもらえれば、緊張もほぐれるでしょう。

しかし、実のところ、オヤツは上手に使えているのでしょうか。

例えば、犬が好きなオヤツを手に握ったまま、犬の視線の先に持っていれば、犬はその手から目を離さず、その手について動きます。
集中のはずしようがないですよね。
しかし、そのレベルでは、いつまで経ってもオヤツを外すことは出来ません。

これはルアー(誘導)としてオヤツを使っているだけなので、犬が学ぶことは手の動きについて動くことで、言わば新しい行動を教えるときの手法です。
すでに、犬と練習を積んできた課題を試すのであれば、犬がわからなくなったときや戸惑ったときにガイドとして見せるハンドシグナルやボディシグナルを使ってあげる方が犬には親切です。
なぜなら、目の前に見せらるだけで、全然もらえないオヤツに犬は次第にイライラしてストレスを感じてしまうからです。

せめて、練習ではある程度出来ていることに対して、競技リンク内で、ご褒美だったり、緊張をリセットして和らげるために使って欲しいと思います。

オヤツに限らず、おもちゃが好きな犬であれば、途中でおもちゃで遊ぶのありですが、ルーティンを一曲通して踊ることが目標であれば、おもちゃのご褒美は一番最後に出してあげた方がいいでしょう。

いずれにしても、オヤツの使い方を間違ってしまうと、せっかく良い練習の場が用意されているのに、練習の効果があまり得られなくなってしまいます。

開催される競技会ごとにルールはそれぞれですので、そのルール内で、次のステップに上がるための場として、有効に活用していきたいものです。

昨日、アシスタントのニコルは、途中で息切れ(精神的に)してきたようなので、ところどころでポケットからトリーツを出して、出来ている部分を褒めながら最後まで踊ってみました。

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一方見習いの方は、ポケットにトリーツを入れていましたが、私の声が聞こえなくなったらトリーツでリセットしようと思っていたところ、とりあえず最後まで一生懸命動いてくれたので、使わずに終わりました。
この場合、トリーツはある意味お守り替わりでした。

昨年後半ニコルと踊ったルーティンの時も、お守りとしてポケットに入ってはいましたが、最後まで集中が切れなかったので、使うことはありませんでした。

トリーツの使い方はハンドラーにゆだねられていますが、トリーツを使う意味は場面によって異なります。
犬の目の前に見せていなければ、犬が動いてくれないレベルであれば、一曲踊り切るのは難しいでしょう。
もちろん、目の前でルアーのように使っていれば犬はずっと付いてきますが、その時は出来ても次回ついて来るかどうかはわかりません。

オヤツがあればなんでもできる。
オヤツが無いと何にもやらない。

なんてことにならないように、パートナーとよく話し合って、お互い納得しながらレベルアップしていきたいですね。

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2021年4月10日 (土)

ドッグダンスイベントに参加してきました。

今日は山中湖でJODCさん主催のドッグダンスコンペがありました。

我が家は昨年の秋でアシスタントニコルのルーティンは終わりにしたので、今季初の新しいルーティンのお披露目となることから、オープンクラス(トリーツ有)にエントリーしました。

また、普段FCIオビディエンスで忙しい見習いVincentもオビの合間を縫って、ドッグダンスのコンペにも参加していくことにしたのですが、こちらのルーティンは構成が五分の三しか出来ていないので、こちらもオープンクラスにエントリーし、出来るところまでやって、あとはアドリブにすることにしました。

ニコルのルーティンは私が上手くニコルの集中を取り切れなかったために、全ての動きがスローになってしまった上に、サイドステップの向きやバックの方向が若干ずれてしまいました。
観ていた方は、初めてのルーティンなので、粗がわかりづらかったかもしれませんが、作り手としては20%程度の仕上がり。

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今後の良い課題となりました。

一方Vincentは、いっぱいになってしまうと鼻泣きが出てしまうのですが、今回はリンクイン前の調整が良かったのか、最初のフセの姿勢での匂い取りはNGでしたが、今まで練習してきたところまではなんとか頑張ってくれました。

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その後アドリブになったところは、さすがにハンドラーも慌てていたので、見習いはもっと??となり、エンディングで私に抱きつくというオマケつき。
それでも、最後まで鼻泣きが出なかったことを評価し、残りの五分の二をこれから考えていきます。

いずれにしても、久しぶりの2頭エントリーで、ハンドラーはバタバタしていましたが、どちらも焦らず完成形に向けて作っていこうと思います。

蛇足ですが、どんなドッグスポーツでも待機時間があるので、その間犬たちは落ち着いて休むことが重要です。
周りの刺激に影響されて吠えてしまったり、寝られなかったりすれば、パフォーマンスにも影響が出ます。

今回の参加犬たちも、静かにクレート(ハウス)待機が出来ていました。
ハウスが日常生活の一部になっているからでしょう。
競技に勝つことだけでなく、参加する犬たちのコンディションサポートのためにも、ハウスで安心できるようにしてあげるといいですね。

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2021年4月 9日 (金)

子犬を迎える準備

昨日は、これから子犬をお迎えになるおうちの準備のお手伝いにお伺いしました。

準備しなければいけないのは、
子犬の居場所(サークルやハウスなども含めて)。
子犬の動きを考えた環境設定。
トイレの数。
床が滑らないか、階段から落ちないようにベビーゲートを付けたほうがいいかどうか。
キッチンがオープンの場合は、気をつけなくてはいけないこと。
などなど、子犬を迎えるために用意しなければいけないことをいろいろお話させていただきました。

犬と暮らすことが初めてではないお家でも、子犬時代を鮮明に覚えていらっしゃる方は少ないので、リマインドを含めて、ひとつひとつお話しさせていただいています。

子犬を迎えたその日から、子犬とのコミュニケーションづくりが始まります。

物的準備だけでなく、心の準備として、子犬との接し方も思い出していただくことが欠かせません。
初めての子犬であれば、新たな発見もあるので、その都度びっくりしなくていいように、いろいろお話させていただきます。

子犬を迎えて、困ってからお声をかけていただくだけでなく、迎えられる前に声をかけていただけると、転ばぬ先の杖ではないですが、誤飲等のアクシデントも含め、大事にならないように環境設定を考えていただけるのでこちらも安心です。

昨年はコロナ禍で、家に居ることが多くなったことで、ペットを迎えた家庭も多かったようですが、同様に、「こんなはずじゃなかった。」と言って遺棄されるペットの数も増えたそうです。

リモートワークがずっと続いたとしても、子犬(犬)の行動を知らずに犬を迎え入れるのは、飼い主だけでなく犬も不幸です。
ましてや、リモートワークが終わって、再び家をあけなければいけなくなったときに長い留守番を強いられた犬たちにしてみれば、「話が違う」という感じでしょう。

お互いのミスコミュニケーションを減らすためにも、犬のこと、よく勉強してから迎えてくださいね。

わが家にやってきたその日から、おもちゃで遊んでくれた見習いVin.
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おもちゃがなかったら、恐らくアシスタントのニコルが遊びのターゲットにされたことでしょう。
今でもおもちゃ遊びは大好きな見習いです。

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2021年4月 8日 (木)

ハウス(クレート)嫌いにしないためには。

「ハウスは嫌な場所じゃなく、安心できる場所」にしましょうといつも書いていますが、なぜか「閉じ込めているようでかわいそう」と思う飼い主さんは少なくないのが現状で、ある程度悪戯が減ってくると、「一日中フリーにしてはいけませんか?」と聞かれることがよくあります。

「フリー」と聞くと、犬が自由で幸せに違いないと思うのでしょうが、果たしてそうでしょうか。

確かに、一日中狭いハウスに入れっぱなしにするのは犬の福祉の観点から考えてもいいことではありません。
しかし、犬に必要な睡眠時間は成犬で約13時間、子犬の場合は18時間ぐらいと言われています。
飼い主さんが在宅であっても不在であっても、出来れば睡眠時間は確保してあげたいもの。
静かな場所(安眠できる場所)として、ハウスを提供してあげることはある意味不可欠です。

短い時間でも留守する際には、悪戯防止や安全確保のためにハウスやサークルを活用しているおうちは少なくありませんが、留守番のときだけハウスに入れられると思うと、ハウスに対して嫌悪感を持つこともあります。
そうなると、ハウスに入れようとすると、逃げ回って入らないということも問題が出てきてしまいます。

要はハウスに入っていること自体が犬にとってストレスにならないようにサポートしてあげること。

ハウスに入っていなくても、悪戯することも無く、家の周囲のパトロールが忙しくて休む間もないということもなく、安心してドッグベッドで休んでいられるのであれば、フリーにしていてもかまいません。
犬と関係ない来客があったとき、来客に対して余計な興奮をしないのであればフリーでもいいのです。

ただ、もし何かの修理の人や、犬の苦手な人が来たときや、地震などの災害が起きたとき、ハウスに入れようとしても全く入ってくれなかったり、入れたらずっと吠えているという状態が続く場合、犬にストレスを与えていることは紛れもない事実です。

そうならないために、日常生活の中でも、普通にハウスを活用することで、犬に「特別感」や「嫌悪感」を与えないで済むようにしましょうということから、ハウストレーニングを推奨しています。

先日ちょっと大きな地震があった時、ソファに寝ていたアシスタントは自らハウスに飛び込みました。
ハウスの安全性を理解しているからでしょう。

日常的には在宅時も不在のときも、ソファでグーグー寝ている我が家の犬たちですが、

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非常時や、こちらがお願いしたとき、車に乗るときなどは自らハウスに入ってくれるので安心です。

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ハウスを閉じ込める場所と考えず、是非、犬たちが安心して休める場所と考えて、提供してあげてください。

🍀ハウストレーニングの動画🍀



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2021年4月 7日 (水)

「馴らす」とは

人同様、犬にも苦手なものがあります。
苦手なものは個体によって異なるので、どの犬も同じではありません。

いずれにしても、苦手な物がある犬にとって、苦手なものに遭遇するのはストレスフルなので、出来れば苦手な物を減らしてあげたいものです。

一般的に、犬にとって苦手な物ってなんでしょう。
比較的多いのが、他の犬。
犬と遭遇すると、興奮したり、緊張したりして吠えるという行動に出てしまう犬は少なくありません。

また、ハーディング系の犬にとって多いのが、バイクや車など、大きな音を立てて目の前を通り過ぎていくもの。
スケートボードやキックスケーターなどが入っているときもあります。

こういったものを苦手でなくするには、少しずつ馴れさせていくという方法をとりますが、実際はどうやって馴らせばいいのでしょう。

「馴らせばいい」と思って、犬が苦手な犬をいきなりドッグランに連れていくのはNGです。
例えば、蛇が苦手な人に、蛇がウジャウジャいる部屋に入るように言ったらどうなるでしょう。
とうぜん大パニックになるはず。
遠くの方を移動している一匹の蛇を車の中から見ているぐらいなら我慢できるレベルですね。

つまり、最初からハードルを上げてしまうのではなく、まずは遠くにいる犬を興奮せずに見ていられたら褒めてあげるところから始めるといいでしょう。
そういうときは、リードを緩めて、犬がもっと距離を取りたいと思ったら、離れられるように選択肢を与えてあげることがポイントです。

犬がいても何も起こらないことが続いて行くこと。
犬自身が落ち着いていられることを体感していくことで、自信をつけさせ、次回は少し距離が近い状態でも、冷静に傍観できる環境設定をしていきます。

都会の散歩中では、なかなかうまく環境を整えられない可能性がありますので、犬が多く散歩する時間はさけることから始めるといいでしょう。

場合によっては、距離が取れる場所で、ダミー犬(犬が視界に入っても過剰反応しない犬)を使って練習するという方法もあります。

いずれにしても、初めから鼻を突き合わせるような距離ではなく、視界に入る程度の距離から始めることが大事。

バイクや車が苦手な犬の場合も同様です。
最初から車が横をすり抜けていくような交通量の多い場所ではなく、少ない場所で落ち着くことから教えていきます。

「馴らす」には時間がかかりますが、頻度が少なければ「馴れる」までに時間がかかってしまいます。
ステップバイステップを、繰り返して行うことで、効果的に改善していくことが出来るでしょう。

蛇足ですが、雷や花火、自衛隊の演習の音など、大きな音に対して恐怖感を持つ犬は少なくありません。
「音響シャイ」という用語もあるほどです。
音の原因が何かわからない犬にとって、音響シャイになってしまうと本当にかわいそうです。
我が家の先代のボーダー・コリーがそうでした。

音に馴らす場合、音の原因がわかっているときは、「馴らす」ことで、比較的早くに犬は納得してくれます。
例えば掃除機などがそうです。
しかし、雷や花火などは頻繁に起きるわけではなく、録音した音を聞かせても、実際の音と違うために、なかなかうまくいきません。
かえって、反応が激しくなることもあるので、注意が必要です。

わが家の見習い君、多少他犬に対して反応する場合があります。
特に相手が自分と同じか、自分より大きめのオス犬の場合です。

そこで、彼の場合は、距離がある場合はほとんど反応しないので、多少距離が縮まったシチュエーションでの「馴れ」の練習。

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見習いが通り過ぎる犬を見て、落ち着いていられたら、クリックアンドトリーツ

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youtubeの動画は👇

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2021年4月 6日 (火)

効果的に愛犬を呼び戻すには。

WanByWanがいつもしつこく書いている呼び戻し。
ロングリードを使った練習が効果的なのは以前から言っていますが、今回は「呼び戻し」のタイミングについてお話しましょう。

基本、犬が何かに没頭してしまっているときは、呼んでも聞こえていないことがあるので、呼ぶだけ無駄です。
もちろん、最終的には犬が何かに集中していても、呼ばれれば飛んでくるように教えてあげなくてはいけませんが、練習の段階で、呼んでも来ないことが続けば、犬は呼ばれても行かなくてもいいと学習していきます。
無理に来させようと犬の傍に行けば、犬は「どうせ飼い主がやってくるから、自分は動かないで待っていてもいいだろう。」と考えます。

犬が自ら飼い主に向かって移動するという行動に出て欲しいので、練習段階においては、出来るだけ成功体験を増やしてあげることが大事です。

前回お話しした匂い嗅ぎ大好きなPさん。
その後、飼い主さんが接し方を少し変えてくださったこともあり、Pさんは匂い嗅ぎを楽しみつつも、飼い主さんの存在を意識しやすくなってきました。

今日も匂い嗅ぎを楽しみながら、草地散歩。

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嗅いでいるうちにリードが目いっぱいになるほど離れてしまいましたが、はっと自分から気づいてくれました。

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そこで、すかさず招呼。

何かに集中していないので、一目散に走ってきてくれました。

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戻ってきたら、しっかり褒めて、また送り出してあげることで、Pさんは呼ばれても楽しみが終わってしまうわけではないと学習し、戻ってきやすくなります。

ポイントは犬が戻りやすい環境(状況)で練習すること。

ちょっとしたことですが、犬の気持ちになって考えてみると、言葉が通じやすくなりますね。

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2021年4月 5日 (月)

リードの存在

今日は愛犬のお散歩に欠かせないリードのお話。
なぜリードの話になったかというと、クライアントのAさん、実はとてもリードにセンシティブなことがわかったからです。

お散歩のハーネスもリードもすんなり付けさせてくれるAさん。
お散歩の途中も、飼い主さんの声が聞こえるようになってきて、お互いのストレスが少しずつ減少しているとのこと。

今日のレッスン、お散歩しながら行うつもりで外に出てみたら、結構雨が降り出してきてしまったので、急遽家の中に変更することにしました。
ところが、リードを持っていると問題なく歩けるのに、手からリードを離した途端に固まりました。

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外の散歩では当然リードを離すことは無いので、今回はリードを手から離す初体験となりましたが、リードが地面についた状態ではAさん歩いてくれません。

少し離れたところから、呼んでも固まっています。

様子を見ていたら、いろいろ考えて、リードを避けるように戻ってきてくれました。

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飼い主さんに、リードに何か嫌悪感を持つようなことがあったかお聞きしましたが、特に無いとのこと。
そこで推測した限りでは、よく犬友と出会ったときに一緒に遊ぶそうですが、そのときリードを着けたまま遊ばせるので、時には足が絡んで嫌な思いをしたことがあったかもしれないとのこと。

実は前回のレッスンで、散歩に行こうとリードを着けたあと、手に持たないで出る準備をしていたら、尻尾にリードがかかった状態になった途端Aさんのテンションが急に下がって、表情が暗くなってしまいました。
その時はリードが体に触っていることが気になっているのかと思っていましたが、今日の様子で、リードを引きずっている状態自体が嫌なのだとわかりました。

そこで一度リードを軽いタイプに変えて、さらにリードを垂らした状態で、Aさんが好きなフードサーキットをやってみると、少し動けるようになってきました。

要はリードが着いた状態で嫌なことが起こらないと再学習してもらうこと。
焦らず、少しずつ馴らしてあげることになりました。

犬によっては、リードが着いているときと着いていないときで行動が変わる子もいます。
いつもリードの反対側にいる飼い主を引っ張って歩く癖がついている場合、引っ張ってることである意味安心しているので、リードが軽くなった途端不安になる犬もいます。

たかがリード、されどリード。
ちょっとしたことでも気にする犬もいるので、リードさばきには注意が必要ですね。
特に小型犬の場合、顔の周りでリードが動くだけでも嫌がって噛もうとする子もいます。

以前譲渡されて間もない犬のお散歩で、フレキシブルリードを使った飼い主さんが持ち手離してしまったところ、その音にも驚いて、犬が逃げてしまったということもありました。
幸い犬はその後保護されて飼い主さんの元に戻ってきましたが、走って逃げる後ろから、ガチャガチャと大きな音を立てながらフレキシブルリードの持ち手が追いかけてくる状況はさぞ怖かったことでしょう。

リードは愛犬の安全を守る大事な命綱ですので、ストレスのないリードさばきでお散歩出来るといいですね。

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2021年4月 4日 (日)

「毒入りキュー(Posined Cue)」の話で気づいたこと

以前ブログで「毒入りキュー」の話を書きました。
詳細は下記を読んでみてくださいネ。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2020/04/post-a1e01d.html

さて、そんな話をレッスンでしているとき、「家ではどんな時に犬を呼びますか?」という話になったのですが、やはり、犬にとって好ましくないことをされるときも犬を呼んでいることが明らかになってきました。

そこで、果たして我が家はどうだろうと思って気づいたのです。
そう言えば、ウチは家の中であまり犬を呼んでいない。
(家が狭いのは別の話)
爪切りをしようとオヤツを持って床に座れば、犬の方から寄って来ます。
ハーネスをしようと思ってハーネスを持てば犬の方から近づい来ます。

そこでよく考えてみたら、元々犬の嫌がることをするときは敢えて呼んでいないことに気づきました。
例えば、楽しくフリーで遊んでいる犬にリードを着けたいと思ったとき、遠くにいれば、名前を呼んで気づいてもらいますが、そんなに遠くでないときは、リードを見せながら「リード」と言っています。
我が家にとっての「リード」の意味は、リードを着ける・外すの両方の意味。

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遊びを終わらせたいときは、「もうおしまい。」や「帰るわよ~。」

散歩から帰って足を拭くときも、「オイデ」ではなく、各足の名前を言うと、自分から足をあげてくれます。

いずれにしても、犬は行くべきかどうすべきか考えるのではなく、「次にこういうことが起こるよ」と伝えるだけで、普通に受け入れてくれているようです。
そこには、「私のそばに来ること」と「嫌なこと」のリンク付けがあまりされていないからでしょう。

「オイデ(招呼)」と呼ばれれば、とりあえず楽しそうに飛んできてくれます。
時にはオヤツが出ますし、何も出ないこともあります。

もしかして、ウチの犬は単純なのかもしれませんね(笑

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単発「基礎オビクラス」のご案内

横浜のワンダフルステップスタジオをお借りして、月1回開催しているドッグトレーニングのグループです。

日常生活で、どうしてもうまく犬に伝えられない行動や、教えたはずなのに出来ない行動、新たに教えたい行動から服従訓練競技課目の教え方など、希望者に合わせてお伝えしています。

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対象:生後6か月以上の犬
日程:
5/27(木) 14:00-16:45
6/10(木) 13:30-16:15
7/29(木) 13:00-15:45
参加費:6,000円(スタジオ利用料含む)
最低催行数:2組(2組の場合、レッスン時間は2時間となります)

ご参加希望の方はinfo@wanbywan.com宛てにメールをいただくか、WanByWanのホームページの「お問合せフォーム」から「基礎オビクラス参加希望」と書いてお送りください。


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2021年4月 3日 (土)

犬の行動を変える要因を知る

よくお聞きするのは、「ウチの子は〇〇だから。」とか、「ウチの子は大丈夫。」と言った言葉ですが、これはある意味、犬にラベルを付けているようなものです。
では、本当に犬はラベルどおりに行動するのでしょうか。

いえいえ、犬の行動は周囲の環境によって変わるので、ラベルは意味をなさないことがあります。

では、周囲の環境とはどんなものでしょうか。
それは、犬にとって刺激となるものが犬の傍にある場合です。
刺激は犬にとって楽しいものかもしれませんし、あるいは怖い物などネガティブなことかもしれません。

例えば、人が大好きで、誰にでもフレンドリーな犬がいるとします。
飼い主さんは、「ウチの子は人が大好き。」と信じていて、「触っていいですか?」と傍に寄ってくる人がいると、「ウチの子は大丈夫ですよ~。」と自分の犬を近寄せます。

確かに、その犬は大人には慣れていて、大人が寄ってくると尻尾を振って大歓迎をしますが、実は子供が苦手でした。
子供は動きが予想できないので、その犬は出来れば近寄りたくないと思っています。

そんな犬の傍に子供が走り寄ってくれば犬は当然逃げようとします。
安全な場所に逃げれば、犬は特に嫌な経験はしないので、その後も子供が来れば距離を取ることを学習していきますが、大人にフレンドリーだから子供も大丈夫と勘違いして、子供が「触らせて~。」と近寄ってきたとき、飼い主さんが「大丈夫よ。」と犬が逃げられない状況を作ってしまうと、犬は自分の身を守るために、吠えたり噛んだりするかもしれません。

恐らく飼い主さんは、「人が大好きな犬なのに、どうしたのかしら。」と思うでしょう。
飼い主さんの思い込みで犬は怖い思いをしてしまったわけです。

犬同士の場合も同じです。
いつも会う犬友達と仲良くすることが出来るからと言って、その犬がどんな犬とも仲良くできるとは限りません。

逆に、犬を見ていつも吠えている愛犬を、「ビビり」と決めつけて、いつもよその犬から逃げていると、犬の自立心を育てられなくなることもあります。

「いつもこうだから。」と決めつけてしまうと、本当の犬の姿を見誤ってしまうこともあるので、「こういうときもある」ぐらいに考え、困った行動が出ているとしたら、改善できる可能性があることも考えて、犬と向き合ってみると、解決策がみつかるかもしれませんね。

特に、そばに飼い主さんがいる、いないという環境の違いも、犬の行動には大きく影響する場合があります。
飼い主さんが見ていないと、愛犬の新たな一面が見られるかもしれません。

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※一般的に、飼い主がそばにいない状況で係留されている犬に近づくのは危険です。
犬が嫌だと思っても逃げられないことに起因します。
自分の犬が大丈夫だからと近づけるのも危険です。
外で待っている犬を見たら、遠目に眺めるだけにしましょう。

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2021年4月 2日 (金)

犬の値段のはなし

こんなタイトルで記事を書くと、どこぞから文句が来そうな気がしますが、敢えて、よくわからない人たちへの知識の一つとして知っておいていただければと思って書くことにしました。

ただし、今あなたの目の前にいる愛犬には当然値段は付けられないものと思ってくださいネ。

では、一般的な話をしましょう。

今は法改正もあって、犬(生き物)を取り扱うにあたっての資格取得が厳しくなっていますが、だからと言って、動物を扱うすべての人がそれらを厳しく厳守しているとは限りませんので、犬を提供される側も、それなりのお勉強をしておくことをお奨めするわけです。

新しい家族として犬を迎え入れる場合、それなりの準備をするのは当然ですよね。
子供が生まれるときと同じです。
子育てに必要な知識を保健婦さん初め多くの人から教えてもらいながらある程度学んで、晴れて親という立場になるわけですから、子犬を迎え入れるときも、犬のことを学んでおくことは大事です。

犬の入手方法の話は以前にも書きましたが、個人ブリーダー、繁殖所、仲介人(ペットショップ含む)、保護団体などがあります。

今回は犬の値段についての話なので、保護団体については触れません。

ネットで犬を探そうとして検索すれば、当然お値段が書かれています。
ネットだけの情報であれば、その犬の種類、生年月日、性別、顔写真、そして価格が掲示されていますが、どんな両親なのかを知るすべはありません。

しかし、ブリーダーのところに行けば、当然母犬を見せてもらえます。
父犬が一緒にいる場合もありますが、別の犬舎の男の子と交配している場合は見られませんが、大概は写真を見せてもらえます。

仲介人の場合には、親犬を持っていないので、見せてもらえないかもしれません。

いずれにしても、形態は様々なので、犬の価格に反映されるものもそれぞれです。

基本的には、純血種の場合は、JKC(ジャパンケネルクラブ)などに登録されていることが多いので、血統書が出されます。
以前にも書きましたが、血統書は犬に箔をつけるためではなく、犬の氏素性を知るために必要なものです。
もちろん登録に際してはお金もかかるので、そういう部分が価格に反映されていることは当然考えられます。

両親犬がなにがしかのチャンピョンであった場合、チャンピョンのタイトルを取るためには、ドッグショーやら訓練競技会やらに出陳せざるを得ず、その出陳費用もバカにはなりません。
ショーのハンドリングを依頼する場合は、ハンドリング料がかかります。
トレーニングのチャンピョンにするには、訓練士(トレーナー)を付けたり、自分も習わなければいけません。
お金がかかりますよね。

血統書の犬名のところにCHというものが入っていれば、何かのチャンピョンタイトルを持っているので、その犬にかなりの投資をしていることがわかります。

しかし、両親および親戚犬にCHが入っていない場合は、そのようなものにお金をかけていないことになります。

犬の価格に反映されているのはそういった箔だけではありません。
母犬の健康維持費、子犬の養育費(食費、ワクチン、ペットシーツ等)、日々のお世話、などなど多くのものが反映されています。
特に両親犬の健康に関しては、遺伝性疾患等の検査費用もバカになりません。
逆に、そのような健康面でのケアをしていなければ、プロのブリーダーとは言えません。

父犬が自己所有でなければ、交配料もかかります。
父犬がチャンピョン犬であれば、交配料もバカにならない可能性があります。

しかし、一般的にドッグショーやトレーニングなどでチャンピョンタイトルを持っていない犬は家庭犬なので、多額の交配料を取ることはありません。
母犬の方も家庭犬の場合は、かかった実費に手間賃を上乗せするくらいでしょう。

※交配料の代りに「子返し」といって、生まれた子犬の一番いい子をもらうという方法もあります。

ただ、犬の繁殖を生業としている者の場合は、当然利益が出ないと生活できません。
そのうえ、命を預かることはとてもリスキーです。
そうなると、子犬にかかる価格は相場があってないようなもの。

繁殖を生業とせず、その犬種のことが本当に好きでいい犬を残すために繁殖にこだわっている人は、法外な金額は請求しませんが、見えないところで投資している場合もあります。
海外から土台になる犬をいれるような場合がそうです。
犬の代金だけでなく、犬の輸送費もかかってきます。

つまり、犬の価格はその犬の素性によってさまざまです。
しかし「高い」からいい犬とは限りません。
スタンダードを逸脱しているにもかかわらず、かつまたチャンピョンタイトルを所持していないのに、人気の犬種だから、人気の色だからと、犬の健康状態を無視して価格をあげている業者もいます。

犬たちが悪いのではありませんが、これから先10年以上共に暮らしていく家族ですから、ある程度勉強してから迎えることも必要ですね。

この前見たネットの広告。
「今なら半額」
それってどういうことでしょう。
その犬の価値は今だろうが、これからだろうが、変わらないはずなのに。

犬を商品ではなく、「命」として扱っているブリーダー(販売者)を探しましょう。
もちろん、迎え入れた犬に罪はないので、どんなところから来たとしても、その命は価格に関係なく大事にしていかなければいけませんね。

余談ですが、以前我が家でボーダー・コリーを繁殖したときのこと。
お父さん犬はチャンピョン犬でしたので、当然交配料がかかりましたが、実際にかかった費用ということで、10万~15万で提示したところ、とある希望者から、「そんなに高いならペットショップに行くからいらない。」と言われました。
もちろん、こちらからもお断りさせていただきました。

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当時某繁殖所ではチャンピョンタイトルのないボーダー・コリーが一頭30万以上で販売されていました。
価格ってなんなでしょうね。

とりとめのない話になってしまいましたが、純血種を迎え入れたときは、是非血統書もみてみてください。
その子の両親のことも書かれています。
被毛の色も載っています。

犬を購入した時の書類の一枚としてしまいこむことなく、一度目を通して見てくださいネ。

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ドッグトレーニング(競技用)ダンベルのご注文承ります。

競技用ダンベルおよび練習用ダンベル、ご要望があれば海外発注いたします。
ご予約(お申込み)締め切りは4月17日といたします。

お渡しは、送料着払いでの発送(ゆうパック)や訓練競技会場での手渡しなどになります。

🍀軽量合成樹脂ダンベル
落としても痛くないので、練習用にご利用いただけます。

サイズ(木部)/販売予定価格(税込み)(総注文数によって変動します)
L
:約125mm/2,200円~2,700
M
:約115mm/1,700円~2,200
S:約80mm/1,200円~1,700

※ご注文時に、色(赤・青・黄・緑・紫)とサイズ(LMS)と各数量を教えてください。
Dscn6848

🍀木製ダンベル(白木)
FCI世界大会で公式に利用されているダンベルです。

サイズ(木部)/販売予定価格(税込み)(総注文数によって変動します)
L
:約130mm/2,100円~2,500
M:約105mm/1,600円~2,000
S:約84mm/1,100円~1,500

※ご注文時に、サイズ(LMS)と各数量をお書きください。
Wood

🍀木製ダンベル(色付)
サイズ(木部)/販売予定価格(税込み)(総注文数によって変動します)
L
:約130mm /2,500円~3,000
M
:約105mm /2,000円~2,500
S:約84mm /1,500円~2,000

※ご注文時に、色(赤・水色・黄・緑・紫・ピンク・白)とサイズ(LMS)と各数量をお書きください。
Color

※在庫の状況によっては色指定がご希望に添えない可能性がございますので、ご了解いただきたく、何卒宜しくお願いいたします。
入荷次第、金額及び振込口座を個別にお知らせします。

Vinが咥えているのはMサイズです。
Img_7536
【お申込み方法
WanByWanホームページの「お問合せフォーム」
②Facebookのメッセンジャー(お名前、郵便番号・ご住所、ご連絡先をお忘れなく!)

※御注文数が最低数に達しない場合は見送る場合もあります。
その場合は個別にご連絡させていただきます。

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2021年4月 1日 (木)

ラリオビ定期レッスン

今日はWCRLラリーオビディエンスの定期グループレッスン日でした。

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参加犬たちは競技会にチャレンジしてくれている子や、これから出てみようというレベルの子たち。
日々の練習の成果が出て、多くの行動は理解していますが、持続できずに課題をうまくこなせない場面も。

「持続」とは、例えば「オスワリ」と言われたら、「もういいよ。」あるいは、次のキュー(「オイデ」など)が出るまでは、オスワリを続けて欲しいと伝えることです。

「オスワリ」という行動を教えるときは、お尻を地面につけただけで、すぐに褒めてあげますが、「オスワリ」という行動が理解出来たら、座り続けることも教えていきます。

ラリーオビディエンスでの課題には、「犬を座らせ、ハンドラーがその周りを歩く。」や、「犬を座らせ、ハンドラーがその場から離れる。」という課題がありますが、オスワリが持続できなければ課題はクリアできません。

もちろん競技のためだけでなく、日常生活においても、散歩中車を避けようと道の端で座らせたら、車が通り過ぎる前にすぐ立ち上がって動いてしまった。というようなことを防ぐためにも、「オスワリ」と言われたら、解除されるまで座っていて欲しいものです。

しかしながら、「オスワリしてね。」とお願いした当の本人はお願いしたことをすっかり忘れてしまうことが多いので、犬は「もういいかなぁ。」と勝手に動くことを学習してしまいます。

行動を教えたら、是非「持続」も教えてあげましょう。
そして、「もういいよ。」の解除を忘れないようにしましょう。
持続の時間は少しずつ伸ばす練習をしていくと、犬は不安にならずに、解除されるまで待っていられるようになrます。


次回のラリーオビディエンストライアルは6月19日@ドッグリゾートワフを予定しています。
お申込みの詳細等は後日改めてご案内いたします。
皆様のご参加お待ちしています。

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