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2021年3月14日 (日)

犬との遊び方

昨日の記事で、子犬を静かにさせるには、思い切り遊ばせるのが一番ということを書きました。
ただ、ここで勘違いして欲しくないのが、犬との遊び方は常に同じではないということ。
子犬には子犬に適した、若い犬には若い犬にあわせ、シニアにはシニアなりの遊び方があります。

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例えば、あまり幼い犬は、骨が完璧に繋がっていないので、無理な動きをさせてしまうと、弊害が出てしまいます。
おもいきりボールを投げて取りに行かせたり、おもちゃで釣って跳びつかせたりというのはNGです。

子犬は動くものにとてもよく反応するので、ついつい、人間そのものをターゲットにしてしまいがち。
その結果、足に噛みついたり、手に甘噛みしてきたりと、子犬にとっては当然の行動が生まれます。
しかし、子犬の歯は尖っていて、そうそうターゲットにされては生傷も絶えません。

そこで、人間の体をターゲットにするのではなく、代りの物(おもちゃ)で噛みたい気持ちを満足させてあげられるように教えていくことが必要になってきます。

追いかけっこは楽しいものですが、当然足に噛みつくようになってしまいます。
人間が追いかければ、子犬は楽しそうに逃げていきますが、大人になってから戻って来ない犬にならないとも限りません。

犬の本能を少しでも満足させてあげられる代替ゲームとしては「引っ張りっこ」がおすすめです。
引っ張りっこする物は犬にとって「獲物」。
人と一緒に獲物を狩るという楽しさを味あわせてあげる「引っ張りっこ」遊びはとても有効です。

この遊びは犬のサイズとは関係ありません。
犬が咥えられるサイズの物を用意して、動かしてあげるだけです。
最初はなかなかのってこないかもしれませんが、生きているように動かしてあげると、本能に負けて追うようになります。

獲物は低めに、不規則に動かしてあげることが大事。

昔は、人間が引っ張りっこに勝たないといけないと言われていたようですが、実際そのような根拠はないので、引っ張りっこしながら、子犬に獲物を渡したり、取り返して動かしてやったり、時には投げてやったりしながら子犬の興味をそそってあげることが大事です。

遊びの中で、おもちゃを手渡すキューを教えていくといいでしょう。

ポイントは子犬が飽きないうちにやめること。
子犬が飽きて勝手に遊びから離脱してしまうことがないように、早めに切り上げると、もっと遊びたいという気持ちが残るでしょう。

昨年お預かりした小型犬のNちゃん。
最初はおもちゃに興味を持っていなかったNさんですが、自分からおもちゃを咥えて私を誘いにきてくれました。




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