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2021年3月19日 (金)

犬友がいないとかわいそう?

ドッグランで、犬同士が楽しそうに走り回っている姿を見ると、自分の犬にも犬友達を作ってあげなくてはいけないと思ってしまう飼い主さんが多いようです。

子犬を迎えると、早くドッグランに連れていこうとはやる気持ちを抑えるのが大変そうです。

しかし、犬も人間同様、相性の良しあしがあります。
話が通じる相手とそうでない相手もいます。

そう言ったことを無視して、愛犬によその犬と仲良くするように無理強いするのは禁物。

もちろん、子犬の頃、社会化の一環として多くの犬と出会うことはとてもいいことですが、それを無理強いすることもまた禁物です。
子犬が興味を持って、自分からよその犬に近づいて行かれればいいのですが、怖がっていたり、緊張しているのに、リードを引っ張りながらよその犬に近づければ、当然子犬にはいい経験になりません。

そんなときは、ロングリードを使って、子犬がいつでも逃げられる場所を用意することをレッスンでは取り入れています。

子犬の頃、よい経験を積んでいれば、成犬になってもよその犬に警戒心をむき出しにする確率は減ると思いますが、逆に、道端でよその犬に遭うと、挨拶したくて大興奮するという画も見かけます。
よその犬を見るたびに大興奮されては、飼い主さんも大変ですし、相手の犬が犬好きでなかった時は大迷惑です。

「ウチの犬は犬友達がいなくてかわいそう。」と残念に思う必要は全くありません。
犬には信頼すべき飼い主さんがいるだけで十分な場合もあります。

他の犬に興味が無いなら、お散歩もスムース行くでしょう。

先日クライアントさんが、こんなお話をしてくれました。
海外生活をしていたとき、カフェなどに入ると、愛犬が足元でくつろいでいたり、街中を歩けば、リードが無くてもちゃんと飼い主さんと一緒に歩いている犬たちがいたそうです。

犬大好き犬で、犬を見れば興奮してしまう犬だったら、足元で落ち着いてくつろいだり、飼い主さんとのんびりお散歩を楽しむのは難しいかもしれません。
逆に犬に対して攻撃的な場合や警戒心が強い場合も難しいです。

目指すところは、他の犬がいても平常心でいられること。
挨拶を交わしてもよし。
知らん顔もよし。

要は犬にとってストレスにならないこと。
犬友達がいなくても、愛犬が不幸せとはかぎりませんよ。

アシスタントのニコルは争いごとが嫌いなので、他の犬が攻撃的でなければ、挨拶に応じることが出来ます。
しかし、どちらかというと、犬より飼い主さんの方が気になるようで、挨拶も飼主さんにしに行きます。

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一方がもう一方の犬に執着することで、喧嘩になることもあります。

適度な距離感を持てる犬に育てたいですね。
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