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2021年3月 9日 (火)

ドッグトレーニング:愛犬の名前の価値を落とさない。

子犬が来ると、ついつい子犬の名前を呼んだりしていませんか?
特に用事が無いのに。

〇〇ちゃん、かわいいねぇ。
〇〇ちゃん、おりこう!

高めのトーンでこんな風に言えば、愛犬は自分の名前にいい印象を持つので悪いことではないのですが、だからと言って、ひっきりなしに繰り返していると、名前が安売りされてしまい、本当に用事があるときに注意を向けてくれなくなる可能性があります。

〇〇ちゃん、オイデ♪
〇〇ちゃん、オスワリ。
〇〇ちゃん、マッテ。

このように、名前のあとに、本当にやって欲しいことを伝えることで、犬は自分が何をやるべきかを理解することが出来ますが、
「ねぇ、〇〇ちゃん。」とか、「〇〇ちゃん。」のように名前だけを連呼されると、犬はどうしていいのかわからなくなり、最終的には、名前を呼ばれても特に反応する必要がないと学習してしまうことになります。
そうなると、何かをお願いしようと思っても、こちらに注意を向けてくれなければ伝わりません。

名前に好印象を持ってもらうことは最も重要なことですが、名前の価値が下がってしまうのは残念な話。
名前が呼ばれるといいことがあると教えた後は、名前と一緒に、飼い主さんが何かを伝えようとしていると教えていくことが重要です。

成長と共に、多くの誘惑が子犬の行く手を阻むかもしれませんが、飼い主さんのサポートで、刺激のある場所でも、飼い主さんの言葉に耳を傾けられる犬に育つはず。

名前がBGMにならないように、わかりやすく伝えていきましょう。

202103091

犬の真剣な問いかけにわかりやすく答えていくことが大事ですね。

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