ドッグトレーニング:苦手を克服させてあげるには。
今日のプライベートレッスンは、デイリートレーニングとドッグダンスをお伝えしているLさん。
ドッグダンスには、ハンドラーの足の間をくぐって歩く「ウィーヴ」というムーヴがあります。
つまり、犬が人の足と足の間に入るわけですが、最近のLさん、ちょっと足の間が苦手になってしまったそうです。
「ウィーヴ」は歩いているハンドラーの足の間をスラロームしながら抜けていくわけですから、実は犬にとっては意外と難しいのです。
なぜなら、ハンドラーの足に当たらないように動かなければいけないからです。
止まっている足の間をくぐるのは問題なくても、動いている足の間を、足にぶつからないように歩かなければいけないとなると、躊躇する気持ちはわからなくはありません。
中・大型犬であれば、多少人の足に当たったり、あるいは足が当たっても、犬はさほど気にしない子が多いですが、トイプードルのLさんは小型犬。
当たれば衝撃もあるので、苦手になる気持ちもよくわかります。
そこで、今日はLさんに、Lさんが大好きなプラットフォームに乗りながら、足の間のポジションでじっとしている練習をしてもらうことにしました。
ハンドラーは動かないで、Lさんが好きなオヤツを、Lさんが足の間(センターポジション)にいるときにあげるだけ。
まずはセンターポジションの滞在時間を少しずつ伸ばしていきます。
無理は禁物。
自分から進んでセンターポジションに入れるようになるまで少し待ってあげましょう。
苦手がある場合は、無理にハードルをあげないで、出来るレベルで褒めながら自信を付けさせてあげることが大事。
「だいじょうぶ。だいじょうぶ。」も禁物。
本人(犬)の気持ちは全然大丈夫ではないので、「だいじょうぶ。」と聞く度に緊張してしまうかもしれませんよ。
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