ドッグトレーニング:「オイデ」の効果は絶大
今日のAさんのプライベートレッスンはご自宅の外で行いました。
おうちの中では冷静に人の話が聴けるようになってきたAさん。
しかし、外で同じ行動が取れるわけではありません。
そのためには、外での練習も欠かせません。
お家で出来ることを、まずご自宅周辺で行ったところ、予想通り多くの物がディストラクションになっていました。
そのひとつに、落ちている物があります。
葉っぱや木の枝など、大したものではないのですが、落ちていると口に入れたくなるAさん。
歩いていても気になって下を向きがち。
下を向くことが悪いわけではありませんが、歩いている間中地面ばかりを気にしていると、ゆっくりお散歩もできません。
気になる物を見つけてそれに突進してしまうと、大型犬の場合は特に飼い主さんが怪我をしないとも限りません。
そこで、気になる物を見つけたときの対応の仕方を練習することにしました。
犬が何かを見つけてそちらに行こうとするとき、「Leave it.」というキューを教えることがあります。
意味は、「あなたに関係ないから放っておいてね。」という意味です。
これは、物に限らず、人や犬などにも使います。
いちいちアクションを起こさないでスルーしましょうと言う意味です。
「Leave it..」はきちんと教えていかないとなかなか犬が理解できないこともあります。
しかし、「Leave it.」以前に「オイデ。」(呼び戻し)がきちんと伝えてあれば、犬が勝手に自分の興味のある方に突進しようとしても、「オイデ。」で防ぐことは可能です。
「オイデ」は、犬をフリーにしているときだけに有効なのではなく、ちょっとした困ったものにアクセスしようとしたときにも有効なので、是非徹底して教えてあげて欲しいものですね。
集中が取れると、落ち着いて一緒に歩けるAさん。
呼べば、すぐ戻ってきてくれます。
しかし、ちょっと気になる物を見つけてしまうと、
何かに執着してから引き戻すのは大変なので、ハンドラーもあらかじめ愛犬が気にしそうなものに気を配っておき、早めに声をかけたりしながら、アテンションを取ることで、困ったものを口に入れる確率も軽減します。
くれぐれも、スマホを見ながらお散歩することの無いようにしましょう。
小さいころに興味を示さないで育ってくれば、大人になって急に始めることは比較的に少ないものです。
子犬の頃の少しの頑張りで、以降10数年楽しくお散歩が出来るかどうかの境目かも知れませんね。
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