ドッグトレーニング:教えてなければできなくて当然
今日のプライベートレッスンはビーグルの若い女の子。
ビーグルと言えば嗅覚に優れたセントハウンド(猟犬)です。
もちろん、スヌーピーとしても有名ですが、とにかく匂いを嗅ぐことが大好きな犬種。
Pさんも同様で、どうしてもお散歩になると鼻が地面や電柱ばかりにいってしまい、飼い主さんをぐいぐい引っ張ってしまうそうです。
今日初レッスンでしたが、先日のカウンセリングのことをちょっと覚えていてくれたのか、すぐにフレンドリーに接してくれた上に、何が始まるのか、期待感満載で見上げてくれていました。
そこで、まずはディストラクションの少ないおうちの中で、並んで歩く練習から。
誘導してあげれば、上手に付いてきてくれるので、「ヒール」というキューをのせながら練習してみました。
最初は誘導の手が無いと一歩目が出づらかったPさんですが、次第に誘導の手が無くても、一歩目二歩目と上手についてこられるようになりました。
少し、ルールがわかってきたところで、おうちの前で練習してみることにしました。
お話では、一歩外に出たら匂い嗅ぎが大変ということでしたが、おうちの中でやったことを、リードを着けて外でも同じようにやったところ、静かな住宅街ということもあり、リードを引っ張ること無く、こちらに意識を向けながら上手に歩いてくれました。
そこで飼い主さんとバトンタッチ。
最初はちょっと私が気になっていましたが、繰り返して練習しているうちに、飼い主さんへのアテンションも上手に取れるようになりました。
当然一日で完璧にマスターできるものではありませんので、日々こういった練習を重ねていただくわけですが、今までやったことがなかったそうなので、Pさんもこういう歩き方もあるんだよと教わったのは初めてのこと。
この歩き方をPさんの選択肢に加えてもらうことで、お散歩の状況が少しずつ変わってくるに違いありません
どんな犬も、最初から上手に歩けるわけではありません。
周囲が気になって動けない子。
周囲が気になって、飼い主さんを忘れてしまう子。
などなど様々です。
ひとつずつ丁寧に教えてあげることがコミュニケーションの入り口ですね。
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