ドッグトレーニング:所有欲を予防する
今日は若い女の子のカウンセリングにお伺いしてきました。
犬種はビーグル。
ビーグルと言えばセントハウンドというカテゴリーに入る犬種で、嗅覚を仕事に使うほど、匂いを嗅ぐ能力に優れています。
だからと言って、常に地面に鼻をこすり付けて歩く必要はないので、お散歩の改善のお手伝いをしていきます。
その他にも、少しずつ以前教えたことをリマインドしながら、Pさんの成長に合わせてトレーニングをしていくことになりました。
そのひとつに、食べ物に対する所有欲が強いと言うお話をお伺いしました。
食べられないものは「アウト」で出せるのに、食べられるものに関しては、素直に渡してもらえないそうです。
実際のトレーニングはまだ始めていませんが、今後のトレーニング方法を飼い主さんに理解していただくヒントになればと、なかなか離してくれない大好きなヒマラヤチーズを使った練習を見ていただきました。
このとき、ヒマラヤチーズは私が手に持っています。
かじっているときに、すでに知っているキュー「アウト」と声をかけてみると、一瞬口から出してくれたので、褒めてからトリーツを横にトスします。
すると、Pさんはトリーツを追いかけて取りに行きました。
大好きな物を口から離しても、トリーツがもらえた上に、またヒマラヤチーズにアクセスできるとわかると、Pさんヒマラヤチーズをすぐ口から離してくれるようになりました。
こんなことを、日々さりげなく続けていくことで、大事なものを渡しても、いいことがあると学習してくれるようになります。
無理矢理取り上げるのではなく、口から離しやすい状況を作ってあげるといいでしょう。
-----------------------------
トレーニングブログに参加しています。ワンクリックが更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- 考える犬を育てる。(2024.12.01)
- トリガーをなくすのは時間がかかる(2024.11.30)
- 犬の吠えを考える(2024.11.28)
- 景色が変わると犬は混乱する(2024.11.26)
- JKCの競技会に参加してきました。(2024.11.24)
コメント